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河原ぱっち(2) 十三まいり [スペインのハエ (R-18)]

京都は花街・先斗町(ぽんとちょう)では
「十三パッチリ、毛十六」というそうですよ。

豆弥姐さんのはなし。
  十三パッチリ
  これは女子(おなご)が
  パッチリあくのどす。
(極道まんだら/永六輔著)

13 の年に「嵯峨のこくぞはん」へ
十三詣りに行くのだそうです。

「嵯峨のこくぞはん」とは
法輪寺の本尊の虚空蔵菩薩ですね。

なごんちゃん(清少納言)も
枕草子に記述しているくらい
大変!歴史がある寺院のようですね。

阪急・嵐山駅から山の方へ向かえばすぐ
参道がありました。
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石段を上ると本堂がありました。
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境内は山の中腹です。
すがすがしいロケーションです。
渡月橋が見下ろせます。
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狛犬!が牛?と虎?です。
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あ!?私の周囲の
丑年や寅年生まれの人が
よく参詣しているのは
虚空蔵菩薩が彼らの守り神からでしたか?!

電電宮という社があります!
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珍しい宮社ですね。
私は初めて!拝しました。

エジソンとヘルツをお祭りしているとか。

この参詣がすんだら
先斗町の舞妓は
「河原ぱっち」して
おとなの女になるんですね。

境内に夫婦と少女がいました。
「来年 13 歳になったら!また来ようね」
なんて会話が聞こえました。

すると少女は今 12 歳ですか。
でも!数えでは 13 歳?!
先斗町では 13 歳でしょう?!

この少女は昔なら十三詣りの年ですね!

両親にはさまれて無邪気に歩く
いたいけな少女!
顔も体格も可愛い!
この少女が
「河原ぱっち」をするんですか!?

したんですよね。

それが悲しいこととか
楽しいこととか
考える必要もなく
考えませんが
階段を降りて行く少女を
目で追ったまま
霧雨の中!立ち尽くすばかり。
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