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春浅い平群の里をゆらゆらり [みんなで歩けばこわくない]

近鉄・生駒線の平群駅。
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「平群」は「へぐり」と読むんですねぇ。
読めませんね!愚かなものには。

どういう意味なんでしょう。
大昔からある地名でしょうか。

しからば古事記を広げます。
倭健命(やまとたけるのみこと)の望郷歌の中に
「平群」がありました。

命の全けむ人は   (いのちのまたけむひとは)
畳薦 平群の山の  (たたみこもへぐりのやまの)
熊白檮が葉を     (くまかしがはを)
う華に挿せ その子 (うずにさせそのこ)

余計に分らなくなりましたが!はは。

ともかく平群町という町なんですね。
竜田川沿いののどかな里です。
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静寂の山の中に船山神社がありましたが
正面に突き出たこれはなんでしょう。
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田んぼの中の芹(せり)を摘もうとしたところ
水場におびただしい貝!
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道の駅「くまがしステーション」で地の野菜を買います。
毎回そうなんですが
女性より男性の方が熱心にたくさん買いますね!なぜか。

ん!?
「くまがし」とは?!
あ!先ほどの倭健命の望郷歌にありましたね。

お!平群神社ですか!
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ここが平群の中心でしょうか。
平群氏の祖
武内宿弥(たけのうちのすくね)が
神功皇后と朝鮮出兵の折
戦勝祈願したところと書いてありました。

平群氏がいたのですね。
日本書紀を見ると
履中の項に
平群木菟宿弥(へぐりのつくのすくね)らが
皇太子(後の履中天皇)の命を救っていますね。

平群木菟宿弥が武内宿弥の子孫でしょうね。

春浅く!雨模様の風は寒い。
中央公園の中に大きな肥えだめのようなくぼみ?!
その底の水辺は風がありません。
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長老がかついできたウイスキーと
みなさんの弁当で酒盛り。
私はあんパンひとつ持参のみ。
いつもすみませんねぇ!ゴチになりました。

あ!舞う雪のような!
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コウヤボウキでしょうか。
里山によくある木?!
まだ!里山がある町なんですね。

消渇(しょうかち)神社のお供え?!
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左端のものは米粉の団子
他のものは土の団子です。
願掛けには土の団子 12 個
願いがかなったら米粉の団子 12 個を供えるのだとか。

道端の石仏の前に
筆がたくさん備えられています。
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筆でどうするのでしょう。

菊の幼芽が整列しています。
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この町の花は「菊」だそうです。

豊かな農産地と
古い神社と古墳だらけの町でした。

(記・紀は福永武彦訳)
タグ:古事記
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