SSブログ

古くて新しい名塩和紙の里 [猫も歩けば棒立ち]

JR宝塚線(福知山線)の
西宮名塩(にしのみやなじお)駅は
トンネルとトンネルの切れ目のところ。

はいあがると
そこはすでに海抜 100m 近いのに
まだ上に住宅が並んでいます。
blog1.jpg

お~!
夏!涼しそう!
冬も涼しそう!

山肌に
揚水発電所の水管のようなものが
2 本ありますね。

なんでしょう!?
近づいて見てもよく分りません。
blog2.jpg

下の端と思えるところまで降りて
小学生に尋ねると
山の上の人のための「エレベーター」とのこと。

「階段を使っても上がれるよ」とも。
イヤですよ!乗りますよ。
西宮市が設置しているのか無料ですもの!

中から見ると
なるほど!ケーブルカーのように
斜めに走って行きました。
blog3.jpg

駅から西に歩けば
「蘭学通り」と書いてありました。
なんの変哲もない田舎道(失礼!)ですが。

適塾の緒方洪庵の夫人の八重の出身地でしたか。

適塾の分校みたいな名塩蘭学塾のあったあたりに
緒方八重記念碑がありました。
blog4.jpg

西宮市立の名塩和紙学習館があります!

知る人ぞ知る!ここは「和紙」の里でした。
その昔は「名塩千軒」といわれるほど
紙漉(す)きの家ばかりあったそうです。

粘土(凝灰岩の微粒子)を混ぜて漉いた
独特の紙は「名塩紙」といわれて
400 年の歴史があり
和紙で唯一!虫害がなく
変色しにくく
燃えにくいそうです。

土を漉きこむには大変な技術がいるようですが
文化財の修復や金沢の金箔製作に
今も需要が切れないとのこと。

近くの工房では
重要無形文化財保持者(人間国宝)の師匠が
技術を伝承されていました。
blog5.jpg

(敬称略)
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。