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大和葛城山 錨草の幻 [みんなで歩けばこわくない]

大和葛城山です。

「一目百万本」のつつじ。
ずっと待っていたのですが
やっと今年の開花宣言が出ました!(2011/05/15 AM4:00)

登ります!
ちょっと平均年齢の高い男女 12 人で。

あれ!?
2009 年の台風の被害で
櫛羅(くじら)の滝登山道が通行止めのまま。

北尾根コースをたどります。

この登山道は
昨年(2010/03/27)に
「新しく」開通したと説明されていますが。

大昔!私は!
ロープウェイの北側
山頂の自然研究路へつづく道を上下していたような。
そこには
イカリソウ(錨草)が咲いていたと思うのですが。

それが今の「北尾根コース」じゃないでしょうか。
私には「新しく」ではないような気がします。

この山に来るたびに
遠い日!一緒にイカリソウを探した人が
この小さな胸に去来します。
淡いピンクの霞をまとって!

人知れず!ガラにもなく!頬染めて
そのイカリソウのコースを登ろう!と考えるのですが
「そんな道なんか知らない」といわれ
ここ!なん年か櫛羅の滝コースばかり。

幻じゃなかったですね!北尾根コース!?
おいおい(感涙)

いきなり急坂を登ります。
左手のキリ(桐)の花の向こうにロープウェイが!
blog1.jpg

そう!こんな感じでした。

なかなかきついコース!
多くのハイカーが
アリ(蟻)の行列のようにつづきます。

が!イカリソウはありません。
明るい林間だったと思うのですが。
そんな林もありません。

フジ(藤)の花は咲いています。
blog2.jpg

登山道のそばに
ハナイカダ(花筏)は咲いています。
blog3.jpg

とうとう 1 草のイカリソウも見ないままに
頂上に着きました。

自然つつじ園の上に出ました。
blog4.jpg

まだ!つぼみばかりですね。
つぼみだって赤い色ですから
目を見張る風景には変わりありません。

  山色は娥の如く
  花光は頬の如く
  雲霞は綾の如く
  爽風は酒の如く
  (明の袁中郎の遊記から盗作!すみません)
遠い日は天上界の音楽のようです。

イカリソウは
心の隅で咲いていたらいいのでしょう。

今回も長老が抱えてきた
やさしく年を経た焼酎をいただき
頬染めて遠くを見ている私です。
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