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木津川の橋は潜り気動車は飛んだ [野道!山道!恋はけもの道!]

JR関西本線の大河原駅に降りたのは
私ひとりだけ。
無人駅ですからこんなものですか。

でも!異国の地に取り残された気分。
目の前に木津川だけが流れています。

洪水時には沈んでしまう橋がありますね。
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潜没橋!?
沈下橋?!
正式な呼称は存じませぬ。
私は潜水橋といっていますが
おかしいですか!

この木津川には
流れに頑張らない橋が多いのでしょうか。
八幡市には出水時には流されて身をかわす
流れ橋も。(拙ブログ 木津川・上津屋・流れ橋

橋を渡ると「恋志谷神社」が。
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いわれは知りませんが
色気づいた私が命名したような神社ですね。

木津川沿いを下ります。
だれにも出会いませんね。
ときどき石仏が笑いかけてくれます。

天文 3 年(1534 年)の観音さま。
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文亀 2 年(1502 年)のお地蔵さま。
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500 年前から立っているなんて
気が遠くなります!エラいですね。

川沿いには竹林が多いのですが
あちらもこちらも枯死したり
変色して衰弱した竹ばかり。

本来!爽やかな緑のトンネルのはずが。
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最近!主に京都で
ブナ科の木がカシノナガキクイムシにやられた
「ブナ枯れ」
モウソウチクかマダケか知りませんが
天狗巣病みたいに小枝を出して枯れていく
竹やぶの荒廃によく出合い
肌に粟立つ心地です。

奈良に近いのですが
このあたりも京都府ですからね。

対岸にあるのは発電所らしい!
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こちらの左岸にも
もう少し下流に発電所があります。

この日ふたつ目の潜没橋。
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笠置寺が近くなったのか
笠置形灯籠があります。
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しばし木津川から離れて布目川に。
甌穴(おうけつ)がたくさんあることで有名な川です。

甌穴は日本各地にありますね。
石のくぼみで
ころがってきた石がくるくる回っていたら
初めは小さなへこみでしょうけど
数百万年かかってポットになったもの!
クマが行水できるほどの大きな穴もありますが。

とはいうものの
洪水が連続して起きる等
条件が重なればわずかな時間でできるのでは!
数十万年!数百万年の
大半が待ち時間ということでしょうか。

これなんか立派な甌穴じゃないですか!?
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再び木津川沿いに。
笠置山の裾の方に出ました。

この細道!
銀の帯コースと名づけられていませんでしたか。
大昔に聞いたような!
整備されたハイキングコースだったのに
今は夏草が覆って寂しい限りですね。

ぎゃっ!?
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右は逃げようのない木津川の断崖!
細くつづく空中の道で!
トンネルの中から急に飛びかかってきましたが。

関西本線!本線とはいえ単線路で
電化はしていません。
1 時間に上り下りが各 1 本だけの路線です。

油断していたら突然!
ネズミを捕える直前のキツネのように
気動車が空に跳び上がって?!
おそいかかってきました!
そんなネズミになったような錯覚!

出発からゆるゆる歩いて 2 時間経ちました。
笠置大橋に到着。
数分も歩けばJR笠置駅。

不幸にして
次の列車まで 1 時間も待ち時間があれば
駅でリーフレットをもらい
少々の散策は楽しめます。

笠置大橋の下流ではしあわせそうな
大勢のグループや家族がごはんを食べていました。
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昔!
塩っぺ(ブンセンの塩吹き昆布)で
ごはんを食べていて
ワインを入手したところですね。
(拙ブログ コルクを抜かずにワインを飲む法

秋にはカップルでおでかけあれ。
そんな落ち着いたいいコースですよ。

4 代目おけいはんの口調でいえば
相手が
「おったらね~」(TV-CM 鞍馬・貴船/漢字 篇
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