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中秋の名月 脂肪の塊 月見湯 [日本列島コスプレ改造論]

また!首相が交代しましたね。

ふと!
雪の中の馬車を思い出しました。

馬車の乗客は 10 人。

悪徳商法で成金になった夫妻。

製糸業で財はあるけど
主義もへちまもない議員夫妻。

莫大な不動産収入のある伯爵夫妻。

美しいが病的な尼さん。

みにくい顔の老いた尼さん。

親の財産で暮らす
愛欲ばかりで名誉ねらいのニセ革命家。

10 人目は脂肪の塊(かたまり)と呼ばれている
小柄でどこもかしこもまん丸な娼婦。

そう!
モーパッサンの出世作
「脂肪の塊(かたまり)」の馬車。

娼婦以外はみな特権階級。

空腹時には
みんなで娼婦の弁当を遠慮なく食べ尽くし
娼婦がなにもないときには
自分たちだけ食べてもだれもやろうとしない。

普仏戦争の真っただ中なのに
娼婦だけは教会で祈り
他のものは敵の士官に
娼婦を
人身御供(ひとみごくう)に差し出す算段ばかり。

愛国心と信心と
確かな主義を持ち合わせているのは娼婦だけだと
作者はいいたかったのかも。

そう!悪天候の中を走る馬車は
日本のように思えました。

特権階級の連中が国会議員!
ま!首相になったり!なりたいやつ!
娼婦が国民です。

ね!?
ここなん人かの首相を並べてみると
馬車の乗客のような
食うに困らなくて
なんの信念もないから顔を弛緩(しかん)させた
特権意識だけ強い人ばかりだったでしょ。

プロシア兵と戦おうともしないで
「脂肪の塊」を平気で差し出そうとするなんて
全く!日本の土下座外交と似ていますねぇ。

土下座は国民にしろ!

ただ!
結果的に悪いのは娼婦だと思いますね。
特権階級をぶん殴らないからです。

つまり!国民がアホやから
議員がバカなんですよね。

首相をやめたら
その日に命を断つくらいの法を作らねば
この国の将来はないですよ。
そのくらいの気概!
覚悟があるものが議員になりなさい。

嗚呼。つまらん!

唐突ですが
その小説の中で
宿屋の亭主が
「おれの卵湯を火にかけておいてな」と
女房にいっています。(青柳瑞穂訳)

「卵湯」ですか?!
なんでしょう。

広辞苑では
鶏卵に砂糖を加え熱湯を注いだ飲料だとか。
卵酒の酒を湯に代えたようなものですか?!
ただし!
当時のフランスでも同じものでしょうか。

私なら砂糖味より塩味の方を好みますね。
醤油か味噌の味なんかの。
ネギなんかをたっぷり。

ネギといえば
假名垣魯文作/安愚楽鍋に
「ネギを小口から切ツて」
「熱イ湯をかけて持ツてきてくんな」
という落語家がいますが。

ネギ湯!?塩味もなく飲むんですかね。
湯とはスープのこと?!

まあいい!
考えて解決するほど賢くはない私です。

たわむれに塩吹き昆布に青ネギをたっぷり。
鶏卵を落として
熱湯をかけてみましょう。
blog ねぎ汁.jpg

今夜は中秋の名月。
卵湯じゃなく
これを月見湯と呼びませんか。
呼べませんか。

まず!一献。
焼酎をカロリーゼロのコーラで割って。

あれ!?
なんのはなしをするつもりでしたか。
酔わないうちから支離滅裂。

もう!黙って飲みます。

今年のわが家の満月はきれいです。
blog十五夜.jpg

(敬称略)

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