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ガラス越しのキス!また逢う日まで [活動写真]

映画の今井正監督の
生誕百年(2012/01/08)を記念して
映画館のシネ・ヌーヴォが
この 1 か月の間に 25 作上映していました。

私のような門外漢でもよく聞くお名前ですので
なん百本も撮っているものと思いましたが
生涯 48 作品だそうです。

社会派!ヒューマニズム!左翼!?
なんという思想の映画か知りませんが
いずれにしろ
私の苦手な世界と認識していますが。

その中で
「また逢う日まで」は
私が観てもいいんでは。

1950 年の作品ですね。
メロドラマといえばいえますか。

空襲警報下の純愛。

お国のために厳格に生きる一家の三男の学生と
貧しい母子家庭の画家を夢見る少女が出会い
愛しても愛しても
「ぼくたちの力ではどうしようもない」
女は空襲の爆弾に散り
男は戦地から生きて帰ることはなかった、、、。

ヒロインの久我美子が初々しい。
彼女はまだ 10 代だったのじゃないでしょうか。
モノクロフィルムですが
若々しいピンク色の頬が私には見えますが。

なによりも
「ガラス越しの接吻(キスじゃないんですねぇ)」が
話題となったことで有名な映画ですね。

この緊迫した状況で
ふたりはガラス越しの接吻でも心が満たされた、、、
という人がいましたが
はやいはなし!
キスのクローズアップは撮れなかったのでしょう。

日本映画で堂々とキスシーンが登場するのは
東京オリンピック(1964 年)ごろ以降かも知れませんね。

不謹慎ですが「キス」といえば
私は
D.H.ロレンス著/チャタレイ夫人の恋人を
思い出すのですが。

やたらキスの活字が多い小説だったような。
違いましたか。
小説もまた苦手で
拾い読みしかしていませんから。

「あたしの子宮にキスして」(飯島淳秀訳)
チャタレイ夫人が
不倫相手の猟場番にいっています。

かれが
彼女の腹とヴィナスの丘にキスすると
「ああ!愛してくださるのね!」

そのあたりばかりが妙に印象深かった
私の青春前期。
ああ!

その青春前期に
満天の星空の下で
キスしたこと!ありますよ。

いきなり!ライトがつきましたけどね。
夢中だったのか!
いきなりだったような気がしますが。

プラネタリウムの倒れたイスの上でした。
周囲に
小学生のさげすんだ目がいっぱいでした。
ああ。

(敬称略)
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