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大和の奇祭 お綱祭り [猫も歩けば棒立ち]

けんかを売る訳じゃありませんが
どうも違和感があることばがありんす。

そう!「結婚」
某国営放送ヅラした放送局なんかがよく使う
「結婚」ということば。

たとえば「パンダが結婚しました」
「パンダの結婚は 3 日間です」なんての。

あのね!
そりゃ!結婚じゃね~だろ!
おセックスしただけでしょ?!

それが「結婚」なら私の周辺に
毎晩違うパートナーと「結婚」を繰り返している
男や女やオカマが若干いますがね。

いうまでもないことですが!
かれらと私とは
全く交遊関係はありませんからね。

そんな不可思議な「結婚」が
国の重要無形民俗文化財に
指定(2012/01/20)されたそうですよ。

素盞鳴尊(すさのおのみこと)と
稲田姫命(いなだひめのみこと)の結婚?!

奈良県は桜井市の
初瀬川(大和川の支流)をはさんで
東の素盞鳴(すさのお)神社と
西の市杵島(いちきしま)神社の奇祭のこと。

「綱掛祭り」か「お綱かけ」が良識的な名前かも。
桜井市観光協会は「御綱祭り」にしたいらしい。

男綱(雄綱ともいうらしい)と女綱(雌綱とも)が
「入船の儀式」
早いはなし!ドッキングするのです。はは。

JR万葉まほろば線(桜井線)の巻向(まきむく)駅から
山の辺の道とは反対方向にほぼまっすぐ
鎮守の森らしい古木が見える方に歩きます。

春日神社に
焚き火を囲んで濡れた泥だらけの男たちがいました。

大きな陶磁器のとっくりで
酒の燗をしていました。

ここが男綱の出発の場所らしい!
でも!綱は?!

大勢が田んぼに入っています。
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男綱は泥の中に放り投げられています。
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その横で
男たちが無茶苦茶なすもうを取っていました。
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男綱は直径 1.5m あまり!長さ 3m ほどの頭部に
3、40m の長い尾がついています。

男性の象徴というより
私には精子の姿に見えます。

前々日に春日神社で男だけで
藁(わら)をたたいて!締めて!
巻いて!くくって作り
この日(2012/02/11)かついで集落を回り
田んぼまで帰っていたらしい。

すもうがなかなか終わらないので
結婚式場の素盞鳴神社に行ってみます。

昨年の結婚の残骸の藁のかたまりが!

少女たちが無邪気に乗ってはしゃいでいました。
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男の子たちは神さまが怒って
あそこが腫(は)れたら困るので
敬して遠のいているというのに。
女の子たちは大胆ですね!少女のころから。あは。

川の向こうにすでに女綱はやってきていました。
集落をめぐって!すもうも取って!
泥だらけになった男たちが休憩中
コップ酒を飲んでいます。
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女綱は丸い輪のある舟形状のものを作り
男綱と同じくらいの尾を伸ばしています。

やはり藁製で
男綱ができてから盗み見して 1 日後の昨日に
男綱の頭部に合わせて舟形の穴の大きさを決めて
こちらは女人禁制じゃなく男女仲良く
市杵島神社で製作するらしい。いやはや。

女綱が一気に橋を渡りだしました。
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素盞鳴神社の境内の
大エノキ(たぶん!そうだと思います)に吊られて
大きく広げて男綱を待つのだとか。
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女が先に広げて男を待つのが
1200 年に渡って継承された
日本の美しい形だと
桜井市の観光協会関係者が教えてくれました。
はは!知りません!そんなこと。

だから!全体に
女綱の方の進行が早くなっているようです。

しかし!
男綱はなかなかやってきませんね。
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仲人役がなん度も呼びに行っています。

聞くところによると
7 度半?呼びに行くまで動かないらしい。

畦の枯れ草の上で
冬の風を避けてコートをかぶって待っていても
つまらなくなりました。
帰りましょうか。

女綱も怒って帰りなさいよ!はは。

男綱と女綱はドッキングされたまま
5 月中ごろまで吊られているそうですから
また!見る機会があるでしょう。

枯れ草の中に
オオイヌノフグリが咲いていました。
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「オオイヌノフグリ」を漢字で書けば
「大犬の陰嚢」
なぜか笑みがこぼれます!こんなときには。

もうまもなく春が来ますね。
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