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春日大社若宮おん祭 2018 [南都有情]

奈良県庁の屋上
動いているときにはそうでもないのですが
座っていると風の冷たさがしみてきます。

未明の雨はすっかりあがって
射してきた陽に向かえば
眼下の奈良公園がまぶしい。
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大勢の人が右往左往しています。
「春日大社若宮おん祭」(2018/12/17)ですね。

急いで降りると
「お渡り式」の行列が始まっていました。
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この行列は「おん祭」のハイライトで
大和の国の今年 1 年の
掉尾(とうび)を飾るといわれていますが
行事はすでに 7 月から始まっているとか。

登大路を西にさがって行きました。
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JR奈良駅まで行くと
三条通りを帰ってくるようです。



12 月も 15 日から 18 日までは
「おん祭」のスケジュールが
目白押しなのですが
この行列も儀式を
いくつか執行しながら進んでいます。

先回りして一ノ鳥居の前で待ちます。

登大路園地を 12 時に出発した
行列の先頭が
午後 1 時前にやってきました。
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宮司さんに聞いたことがあるのですが
頼りない記憶をつついていうのですが
880 回を越えている祭だったような。
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いいなおせば 880 年つづいている祭!?
すごいですね。
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初めは興福寺の僧侶が行っていたとか。
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その後は武士が仕切って
大和の国で一番の祭事になったそうな。
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だからか!いろんな扮装が
一ノ鳥居をくぐって行きます。



一ノ鳥居のところの
影向(ようごう)の松の前で
「松の下式」があるので
お金持ちたち(たぶん!)も
有料観覧席で待機しています。

ここでは行列した各自が
決められた所作やら
芸能やら舞やらを演じているようですが。

貧乏人は鳥居の横の
イチイガシ(たぶん!)の
大木の根に乗ってのぞきます。
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よいこはマネしてはいけません。
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が!小さな子がマネして!
私の周囲にいっぱい!
危ないよ!しかいえませんがね。



「どうして若宮さまなの?!」

勤務中と思えるのに
アラフォー(around 40)の女史が
メールしてきました。

もう!「若い男」と聞いたら
即!発情するのはやめなさい。
普通の若い男ではなく若い神さまですよ。

若宮さまというのは
ここで生まれた神さまだからですよ。

詳しく聞いたことがあるのですが
さっぱり忘れていて!すみません。

ともかく
河内の国の枚岡神社からやってきた
天児屋根命(あめのこやねのみこと)と
どこからきたのか思い出せないのですが
女性の神さまの比売御神(ひめみかみ)の
間にここで生まれたのです。

「あまりにも人間ぽい!」

某生真面目なおじさんもいいます。

そうですよ!
古事記・日本書紀に出てくる神さまは
男女の「まぐわい」と
「人殺し」(神殺し?)ばかりですよ。



まだまだ行事が
深夜までつづきます。

私は三条通りを帰ります。

まだ!
大名行列なんかがやってきています。
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水面をのぞけないほど
猿沢の池の周囲には
香具師(てきや)のブースがぎっしり!
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わ!三条通りが歩行者天国になっています。
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師走の祭にこの群衆!
やっぱり大和の国で一番の祭でしょうか。

東向き商店街の中にも
まさかの香具師のサンズンが!
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幼稚園も呼応しています。
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若宮さまの誕生に驚いていた
おね~さんとおじさんに
なにかお土産をと思いましたが
たしかに思いましたが
懐中不如意はいかんともしがたく!
145 円の「らほつ饅頭」で妥協。
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「大和抹茶」と「栗カボチャ」です。

あれ!どこがらほつ!?
それに抹茶色でも
カボチャ色でもないのですが。

らほつがたくさん生えている(?)
まんじゅうを想像したのですが
もしかして!
これがひとつのらほつという見たて?!
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