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ビルのテナントに高速道路 [郷に入ればガタロー]

あ!
朝日新聞大阪本社ビルが!ない?
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北区の中之島。
堂島川と土佐堀川にはさまれているところ。
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ここにあったビルの一部が
阪神高速道の橋げたか橋脚じゃなかったですか。
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橋脚部分は残すのでしょうね!当然。
残さなかったら道がなくなります。
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恥ずかしながら
長じても乗りもの酔いが改善しない体質です。
特にくるまの乗車は極力避けているので
阪神高速道を通過することなんて稀有(けう)のことで
まったく!知りませんでしたが。



この近くに
まだありましたね!道が通っているビル。

あ!このビル。
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JR大阪環状線の福島駅近く!大阪駅寄り。
ゲートタワービルの真ん中を
阪神高速道が貫いています。
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阪神高速道はこのビルのテナント?!
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すごいですね。
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こんな奇妙な!
失礼!
近未来的な!?発想は大阪独特のものでしょうか。



大阪は八百八橋とよくいわれますが
天明年間(1781~1789)の
「浪華橋々繁栄見立相撲」という番付には
「惣橋数」205 ヶ所!?
八百八橋にだいぶ足りないのですが。

それはさて置き!
その内!幕府が管理する
いわゆる公儀橋はわずか 12 橋!
江戸や京都の幕府の橋は
大坂(大阪)の 10 倍はあるはず。

大坂の大部分の橋は町人が架けて管理する
いわゆる町橋だったようです。

こじつけ過ぎといわれるかも知れませんが
大坂の公道の扱いの精神が今も生きているような。

通天閣だって公道の上に建てられているし
船場センタービルは
ガード下にビルがあるというより
ビルの上に道を造ったように見えるし。

一歩間違えれば公私混同。
悪商人と行政のなれ合いのようにもなりますが。




(各画像は同じ日に撮ったものではありません)
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てんひちの十八番のワンコイン [郷に入ればガタロー]

淀川を渡る長柄橋です。
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大阪にきたころ
「ながえばし」といったら
能なし上司がげらげら笑いやがったですね。

違うのですか。
「ながへいはし」と読んだら
取引先が鼻で笑いやがったですね。

だれも教えてくれないのですね。
知りたくもないですがね。

「ながつかばし」「ながひばし」
色いろいいましたが。
まるで落語の「平林」ですね。


はなしが澪(みお)を外れますが
「平林」の原話は
安楽庵策伝(1554 ~ 1642)著/
醒睡笑/だと思いますが
策伝和尚は平林太夫とか
平林平太夫とかも呼ばれていたらしい。

「平林」はあんまり
高尚な噺(はなし)ではないのですが
策伝自身は気に入っていた創作だったのかも。



はなしをもどせば
大阪の土着民は排他的なのですね。
笑うだけ。
大阪が地球の中心だと思っているやつばかり。

どの里の土着民も多かれ少なかれそうでしょうけど。
私のキャラクターが生意気に見えるのが
心を開かない一番の要因だったのでしょう。はは。



「がらと読むのですよ!」と
協力業者の人のいいおじさん。
すみません。
そっか!「なが・がら・ばし」ですか。

それも違いましたね。
そんな「ながらばし」です。



弘仁(9 世紀初頭)のころ
嵯峨天皇が架設したのが
この橋の嚆矢(こうし)らしい。

でも!ほとんど伝説で!
その上!淀川は暴れ川で
川筋をよく変えているので
このあたりかどうか!たぶん!分からないでしょうね。



大阪市北区と東淀川区を結ぶ長柄橋の
南詰から南に
天神橋筋の商店街が始まります。

天神橋筋は 1 丁目から 7 丁目まであり
それぞれ商店会を作っているものの
通しで見れば日本一長い商店街と威張っています。

一番北は 7 丁目。
「天七商店街」と書いてありますが。

「てんしち」じゃないのです!
「てんひち」ですね。
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「し」と「ひ」が入れ替わるのは
江戸っ子といっしょかも。

それに江戸っ子は
「ひ」を「し」ともいい換えやすい?!
たとえば「ひがし」を「しがし」と。
大阪弁はそんな逆はないのかな。



そんな「てんひち」に
ワンコインランチの大看板!
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朝から朝まで(!)営業していることで有名な
中華料理店「十八番」!

メニュー全体がリーズナブルなんですが
ワンコインにこしたことはない。
それください。
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この日はイカ(烏賊)とニラ(韮)入り焼きそば。
ごぼうごはん。スープ。

麺類にはあまり飛びつかない私には
焼きそばの評価はできませんが
ごぼうごはん!!
おいしい!

炒めてはいるのですが
ばりばりと口の中で暴れるごぼう。
かむたびに鼻腔を酔わせるごぼうの匂い。
たまりませんでした。



あ!
別に大阪人に
けんかを売っている訳じゃありませんよ。
長柄橋はいいところですよ。
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大瓶はだいびん!? [郷に入ればガタロー]

大阪ではだいたい
ビールの「大瓶」は
「だいびん」と呼んでいますね。
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場末のこ汚い居酒屋で
「おおびん」と注文している人がいました。
関東あたりから流れてきたおにいさんです。

それでも通じますが。

じゃ!「小瓶」は!?
大阪では「しょうびん」でんがな。
かの東(あずま)の人は「こびん」だよ!と。

「中瓶」もありますよね。
大阪では「ちゅうびん」
かの流れものも「ちゅうびん」?!

それじゃ!おかしいでしょ!?
大阪の
「だいびん」「ちゅうびん」「しょうびん」の
読み方の並びなら分ります。

東流に「おおびん」「こびん」なら
「なかびん」でしょうがね!



「瓶」はやめて
生ビールを飲もうじゃありませんか。

「大ジョッキ」「中ジョッキ」「小ジョッキ」は?!

大阪はやっぱり
「だいジョッキ」「ちゅうジョッキ」
それに「しょうジョッキ」でんがな!まんがな。

かの今どきに角刈りの人は
「自分もそれに賛成です」と
高倉健のように背筋を伸ばしていい切りました。

流れもんも
「だいジョッキ」「ちゅうジョッキ」「しょうジョッキ」!
よく分りまへん!ニッポン語は。



ま!血を見ないうちに歩み寄って
乾杯!しましょうよ。

「だい」も「おお」もいいけど
濁らず「たい」なんか私は好きですがね。

大隠は朝市に隠る(たいいんはちょうしにかくる)なんてね。

、、、、、、(し~ん)!

マイク・タイソンが帰化したら
「大損」と書いたらどうでしょうね。

、、、、、、(し~ん)!

作家の佐藤紅緑は
自分の競走馬に「タイキン」と
命名する決心をしたそうな。

「大金玉」の略らしい。

「ダイキン」と濁らないのです。



ちなみに濁るのは
空調機器メーカー「ダイキン」ですが
「大金玉」の略かどうか知りません。

すると!カネにならん知識は豊富な長老が
しゃべり出しました。

空調機器のトップメーカーなのに
案外!ドロ臭いところがある大企業だから
「大金玉」の略かも知れませんなぁ。

昔は「ヤ」と「ア」が
混在していた時代がありましたな。

空気なら「エヤ」と「エア」
毛なら「ヘヤ」と「ヘア」というふうに。

空調機も「エヤコン」と「エアコン」が
入り混じっていたのです。

ま!やがて日本中!
「エアコン」に統一されましたがね。

しかし!ダイキンだけは
「エヤコン」でしたな!かたくなに!いつまでも。
中村メイコが「エヤコン」と宣伝していましたな。
今も「エヤコン」といっていますのやら。



あ!
競走馬のはなしでしたね。

その「タイキン」の名前を用意していたところに
やってきたのはメス馬だったそうな。
(佐藤愛子著/愛子の新・女の格言)

「だれが興味あんねん!?そんなはなし!」

すんましぇ~ん。



「吉原遊廓の大門は“ おおもん ” なんですよね」

横で聞いていたご老体がポツリといいました。

よくご存知で。

「落語で聞いただけですよ」
「ホントーです!」
「行ったこと!ありません」
「遊廓が法律で消えたのは私の就職以前!昭和 33 年です」

なん度も念を押さなくてもいいですよ。

大阪の遊廓の門はなんというのか
尋ねてみるのを忘れました。

じめじめしたものうい季節です。


(敬称略)
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もぐらモチを食べる?! [郷に入ればガタロー]

鴨居羊子(かもいようこ)著/カモイクッキングに

  フランス料理は
  飢饉があって
  市民がネズミや
  モグラモチを食う工夫したときに発達した

なんて半分冗談みたいなことが書かれていましたが。

その真偽はさておき
「モグラモチ」とはなんぞや?!
飢えた人が
猛禽類(ハヤブサやチョウゲンボウ等)と競うように
食べたのがネズミやその仲間なら
モグラモチはモグラですかね。

モグラはネズミ目じゃありませんが!
細かいことはさておいて。



そうであっても
「モグラモチ」の「モチ」はなんですか?

黒豆なんかを混ぜた餅を
大きなかまぼこ形に整えて乾燥させ
端から切って
焼いたり揚げたりして食べていましたが
それをナマコとか
ナマコモチとか呼んでいませんでしたか。

あ!すみません。
ナマコのような形の餅だからナマコモチ!
同様にモグラのような形の餅を
モグラモチと呼んだら
餅のはなしになってしまいますね。

どう考えても
モグラモチは餅じゃありませんから!論外でしたか。



鴨居羊子は幼少期を金沢で過ごしたそうですが
根は大阪人らしい。

大阪弁では
「モグラ」を「モグラモチ」というのでしょうか。

笑福亭松鶴(5 代・6 代)の高座の速記録の
「上方落語」に
「おごろもち盗人(ぬすっと)」という
噺(はなし)がありました。

  古い大阪のことばで
  おごろもち盗人というのがあったんやそうで
  河内へ行きますと
  おごろもちといわんとおんごろもち
  もぐらのことでございまして

大阪では「モグラ」を
「おごろもち」とか「おんごろもち」と
呼んでいたのですか。

余談ですが
「おごろもち盗人」は
モグラの世界の泥棒のことや
モグラを盗みに行く噺ではありません。

昔は敷居の下は土ですので
そこを掘って手を入れて掛け金をはずして
押し入る泥棒がいたのだそうです。
「おごろもち」はその手口のこと。

私はなん度も聞いた噺じゃないのですが
上方の高座のフリーペーパーの「よせぴっ」を見ると
珍しいことでもないようです。
登場人物は少ないし
難しいところもないので前座噺向きかも。

ちなみに東京に移されて
「もぐら泥」になったようです。



数年前の真夏
山奥の稲田の中をもこもこと土が動いています。
田んぼの中ですよ!?
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土用干しなのか水を抜かれています。
抜かれているものの
完全に乾燥している訳でもないので
人間は入ればずぶりとめりこむことでしょう。

あぜ道から田んぼの中に向かっています。
猛スピードでもこもこが進んでいます。

と!そのときには思ったのですが
今!
川田伸一郎著/モグラ博士のモグラの話/を読むと
地表付近は安全な場所ではないので
少しずつ掘り進んで行くとありますね。

しばらく!
モグラの顔をねらってカメラを構えていたのですが。

前述の書によると
ゲームの「もぐらたたき」のように
地表に顔を出すことは!まず!ないそうです。



よくモグラを獲ってくるという
にゃんこがいるそうですが
あまり地表に顔を出すことのないものを
どのように捕まえているのでしょう。

子育てでたくさんの食物が必要なときには
野獣や猛禽類もモグラを捕獲するそうですが
モグラは独特の匂いがあって
普段は捕まえても食べない場合が多いそうですよ。

そんな食材で
飢饉とはいえ
フランス料理ができるのでしょうか。



中村浩著/動物名の由来/に
ていねいに解説されていました。
モグラの古名を
「ウゴロモチ」というのだそうな。

それは
「墳持ち(うごろもち)」と書くとか。
土を「うがって」「持ち」上げる動物ですから。
それがさまざまに転じた後「モグラモチ」
略して「モグラ」になったようです。

鴨居羊子の表現は正しいのです。
疑った私がただのもの知らずでした。
すんません。



モグラの呼び名は
京都付近ではウゴロモチ!
関東ではムグラモチ!
関西ではモグラ!
中国地方ではムグロモチ!
四国ではヲグラモチ!
遠州ではイグラモチ!
大和と伊賀と伊勢ではヲゴロモチ!
だそうですよ。

とうことは
上方落語の「おごろもち盗人」は
大和の人が作った噺でしょうか。



(敬称略)
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大阪弁のややこしい [郷に入ればガタロー]

au のCMで
「三つの0円で森四中」といえば
大阪の漫才の「まえだまえだ」の片割れが
「ややこしいわ」といっていますが
よく意味が分りません。

それはさておき
「ややこしい」とは
たとえば
子猫に託した毛糸玉のように
複雑にからみあって
元にもどすのには
うんざりするようなことをいうのですよね。

某国営放送局づらをした放送局の
「にほんごであそぼ」でも
狂言師がいっていましたね。

  ややこしや ややこしや
  ややこしや ややこしや

  おもてがござれば うらがござる
  かげがござれば ひかりがござる



しかしですねぇ!
「まえだまえだ」の「ややこしい」は
大阪弁の「ややこしい」じゃないでしょうか。

大阪弁の「ややこしい」はいろいろ奥深く
ややこしいような。



「町内の盆踊り!わしゃ反対や」
という人がいたとします。

町内の他の人がみんな賛成していたら
「ややこしいことをいうおっさんや」
といわれます。

別に複雑なことをいってはいないのですがね。
ただ!ごねているだけですがね。



独身の男女が恋愛しているとします。

別に三角関係やら不倫している訳でもないのに
「あのふたり!ややこしいことになっとるで」
という人がいます。



支払いの手形のサイトを
今月から伸ばしてくれという会社。

すると「ややこしくなったようだ」
とうわさがかけ巡ります。

こんがらがったことはなにもありません。
ただ!お金がなくて倒産まぢかの
危ない!というだけのことですがね。



ま!お金といえば
借金を申し込んで
断られるときにも使われるのでは。

「カネ!貸して」

「そんなややこしいはなし!」
「か~ちゃんに聞かんとわからんわ」



獅子舞の頭のような顔のおじさんの娘!
父親と瓜ふたつの顔ですって。

「そんなややこしい顔」
「××美容整形に連れたって」
と失礼なことをいうヤツがいます。

「ややこしい」とはブス!あ!いや!失礼!
ファニーフェースにも使えるんですなぁ。



「ややこしい」と関係ないとは思うのですが
大阪弁では「あかちゃん」を
「ややこ」というんですね。

ヤクザは「や~こ」ですかね。
「ややこ」とイントネーションや
アクセントが異なるのかも知れませんが。

「ややこしい」「ややこ」「や~こ」の相関を
考察・解説してくれませんか。

だれも
「そんなややこしいこと!お断り」
というかも。

そう!
「苦手」とか「嫌い」とかいう意味としても
使っていませんか!大阪人は。
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