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大阪名物 ミックスジュース [郷に入ればガタロー]

あれ?!
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通天閣の下!
じゃんじゃん町(横丁)の千成屋珈琲店。

こんなはなやかな店でした!?
改装したの?!

長い間!閉店していたような。
さらに
黄色いテントなんかありました!?
印象になかったのですが。
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昭和 23 年(1948)創業!
「THE BIRTH PLACE OF MIX JUICE」!
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イングリッシュ(?)ですか。
「ミックスジュース」発祥の地と
いいたいのですね。

ミックスジュースは
バナナ!みかん(缶詰)!もも(缶詰)と
牛乳と砂糖と
それに氷を加え
がーっとかきまわしたものと
認識していますが。

くだもの店だった千成屋。
売れ残ったくだものをもったいないから
かきまわして売ったのが
最初だといいますが。

今 1 杯 500 円ですか!
売れ残ったものにしては高価なものですね。



最近!
ミックスジュースは大阪名物だと
声高にマスコミなんかが騒いでいますが。

そんなにパテントが取れるほどの
思いつきでしょうか。
だれでも考えていた
レシピのような気もしますが。

わが家の隣の区(東住吉区)には
「みっくちゅじゅーちゅ」なるものが。
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これ!偶然!命名を見たことがあります。

あまりTVに接しない私ですが
深夜のくだらない(失礼!)バラエティ番組で
日本サンガリアという飲料メーカーが
ミックスジュースを
売り出す相談をしていました。

いかつい顔の漫才師が
「みっくちゅじゅーちゅ」と叫んで
その当時は奇行の目立つボクシングあがりが
文字を描いていたような。

それにしてもなんですか!
大阪のことばは!

宮中の幼児ことばのような女房ことばと
河内のがたろ(河童)ことばが
合体しているような。

ちょっとだけ弁護すれば
「じゅーちゅ」は
ジュースとは表記できないからでしょうか。
果汁 100 %じゃないから。

「みっくちゅじゅーちゅ」は
りんご!オレンジ!
パインアップル(表示のまま)!
もも!バナナ!
砂糖!乳製品!等と表示してありますが。



他にも「元祖」とうたっている
「ミックスジュース」はあります。

阪神・梅田駅!
御堂筋側の地階の改札口の前。
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正式な名称は
「阪神梅田駅ジューススタンド」かな。
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定番のミックスジュースは税込み 150 円。
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200cc 入りのカップに
あふれるほど入れてくれます。

ちなみに!この台は
飲み終わったカップを捨てるボックス。

このスタンドだけなのか
他にもあるスタンドとの合計なのか
1 日に 3,000 杯売る日もあると
豪語しています。

おそるべし。

他にも季節ものがあります。
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この日 1 番高かったのは
「すいかジュース」260 円。

右端の緑色のものは
抹茶ではありません。
「小松菜」のジュースかな。

それは!私が見たかぎり
いつもあるような。
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あんけらそ!青菜のおひたし [郷に入ればガタロー]

「鞍馬から 牛若丸が 出でまして」
「名も九郎 判官 義経」の歌(?)は
だれの作かと
最近なぜか落語に興味を持っている
刀自(とじ)がはなしかけてきましたが。

「青菜」ですね。

隠居が「青菜を出しなさい」といえば
奥方が
「なもくろうほうがん(菜は食らってありません)」と
隠語で答えるのですね。

すると隠居が
「よしつね(よしましょう)」と
これまた隠語でつぶやいたという噺(はなし)。

こんな歌!歌人はだれも作りませんよ。
落語のために
落語を作った人が創作したのでは。

さて!だれが作ったのやら。
落語にあまり興味のない人にも覚えやすく
噺(はなし)の中で変に座りがいいですね。

「圓朝でしょうか」

大圓朝(初代三遊亭圓朝)ですか。
それはないでしょう。

噺の内容が上方っぽい。
「鞍馬」なんか近隣ですし。



宇井無愁著/落語の原話/によると
「青菜」の類話に
「元禄四年京都板 軽口露がはなし」の
「塩打豆(しおうちまめ)」があるとか。

塩打豆とは煎った大豆(えんどう豆かも)の加工品?!

ま!それはともかく
儒者が塩打豆をもう少し持ってくるようにいって
使用人がもうありませんと答えると
「ふぎふりき(不及力)なり」とつぶやいたそうな。

それを聞いていた町人が家で
女房に塩打豆をもう少し出せといい
女房がもうないと答えると
「不及力」をしっかり覚えておらず
「ふぐりなし」と叱りました。

女房が
「女になんのふぐり(陰嚢)があろう」
といいました。

面白いじゃないですか。

「不及力(ふぎゅうりき)」は
「ちからおよばず」ですか。
「仕方がないな」くらいな訳でいいのでしょう。



しかし「塩打豆」「不及力」のなはしは
元禄より前
安楽庵策伝(1554 ~ 1642)著/
醒睡笑/にありますがね。

ある家の亭主が
「えんだだいず(塩打大豆)」といえば
塩打豆(しおうちまめ)が出ました。
もう少し持ってこいといえば「なし」とのこと。
亭主「ふぎふりき(不及力)」とうなづいたそうな。

見ていた少し足りない人
家に帰って
「不及力を出せ」といい
もうないといわれて
「えんだだいず」と
前後の順序を間違えていいましたとさ。

「女にふぐり」の方が面白い!?



そんないいかげんな考察ですが
「青菜」はやっぱり上方で作られたような。

柳家小三治の「青菜」を聞いたのですか。
ああ!それは上品でゲスね。
上方落語をお聞きなさい!くすぐりが多く
笑えますよ。

え?!
桂枝雀の「青菜」も聞いたのですか。
やたら笑わそうとしたでしょう。

「下品だね」
あ!いや!私のつぶやきではありません。
爆笑を誘うとか
がちゃがちゃ演じる高座は
「下品だね」と
江戸の寄席では切り捨てられるようです。



「それで質問です」
「あんけらそ!とはなんですか」

「あんけらそ」ですか。
大阪に生まれたあなたの方がくわしいのでは。
私は流れもの!
大阪弁は母国語ではありませんが。

私は全盛期の笑福亭仁鶴の
「青菜」を聞いたことがありますが
植木屋の女房が
「どこをのたつきまわってんねん」
「このアンケラソ!」といいますね。

噺をそうとう崩している枝雀も
ここは同じように
「あんけらそ!」といいますね。

ちなみに江戸の「青菜」では
「あんけらそ」のところは
「いわしが冷めちゃうよぉ」です。
上品(?)です。

たしかに普段使わない単語ですね。
落語でもあんまり聞かないような。
「青菜」以外に出てきますかねぇ。



あ!?思い出しました!
わが家に
桂文枝著/あんけら荘夜話/がありますよ。

文枝は先代!
今の文枝(三枝)の師匠の文枝が
芸能生活 50 年の秘話をしゃべった本ですが。

その扉に
「アンケラソはアホとかボケという意味の悪口」
「ことばの響きがなんだか好き」とあります。

「あんけら荘は私の心の中にある別荘」だそうな。

読んでみてください。
上方落語の歴史が垣間見えますよ。



結局!分かったような!分からんような。
青菜でも食べますか。

青菜が高い!

うちのカワニナはキャベツが好物なのに
キャベツの形のいい大玉は安売りスーパーで
350 円税抜き!ひぇ~っ!

セロリの葉も捨てずにおひたしにして食べます。

ま!野菜が安価なときにも
セロリの葉を食べていますけどね。

さっとゆがいても少し硬いかな。
きざんで!ひねり胡麻でも振りかけますか。

「青菜」では
上方落語は「胡麻」をかけてといいますが
江戸落語は「かつおぶし」ですね。

ちなみに「コイ(鯉)のあらい」の代わりに
上方落語は「おから」
江戸落語は「いわし」ですか。

セロリの葉に
胡麻とかつおぶし(だし用の雑節混合ですが)と
わが家は大金持ち(!)ですので
マヨネーズも混ぜて!醤油を振って。
blogセロリおひたし.jpg

「青菜」には「柳影」という酒が出てきますが
拙ブログ 2006/09/12
私はアベリア花酵母で醸造された
香りのいい焼酎
「吟の薫(長龍酒造)」をいただきます。



(敬称略)
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大阪都構想 寂しい大阪 [郷に入ればガタロー]

やかましい!

大阪の土着の下層の人は
「じゃかましい!」といったりしますな。

群蛙正得時
 ぐんあ まさにときをえ
日夜鳴不休
 にちや なきてやまず

北宋の梅堯臣(1002 ~ 1060)が
5 月 13 日に大水に被災して
詩を作っていますが
5 月のこの町に田植えはなくなり
カエルの歌が消えて久しいのに
「群蛙」の合唱がもどってきたかのようでしたが。

もう少しいえば
災害にあったように冷え込んだ経済の中
喜ぶようなカエルなみの合唱とはいかがなものか。



わが家に向かって
「賛成!」「反対!」と
スピーカがうるさいのなんの!
なん日にもわたって!

「大阪都構想」に賛成か反対かの
住民投票だというのですね。

私にはその議論以前の問題ですが。

だいたい小さな名前ですね。
そんなに「都」がいいの?!
二番煎じ!三番煎じの「都」とは
いじけた負け犬に等しい!と思いますがね。

あちこちにありますね。
悲しいほどみすぼらしいなんとか銀座。
風がさびた屋根を鳴らすなんとかのエーゲ海。
安っぽいあやかりが。
寂しくないですか。

そして今日(2015/05/17)
その投票日。

運動は昨日までだと錯覚していたのですが
投票日当日に投票所の前でまだ
反対に入れろ!賛成がいい!と騒いでいます。
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議員や地方公共団体のトップを決める
選挙じゃないから
公職選挙法に似た法律はないんですね。
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やりたい放題です。



ん!?
すると金品の授受や
おどしや色仕掛けや
運動の深夜の訪問でもOKだったのかな。

駅前なんかでしつこく歩み寄られたとき
「ワタクシ!おフランス人ですから」
「投票権はありません」と
賛成派も反対グループも無視しましたが
にっこり笑っておけば
なにかくれたのかも。
損したような。はは。



再び梅堯臣の詩の一部。

金吾司街務欲斉
 きんご まちをつかさどり
 つとめてただしからんとほっす
不管人死獣顛啼
 ひとし けものなくにかかわらず

昔から
町をつかさどる人は
人が死んでも獣が鳴いても知らん顔。

今の政治も
政治家の自己満足だけでしょうか。

古事記でも大鏡でも
出世の途中に蹴落とし
なぶり殺した人たちの怨霊に
首(こうべ)を垂れたり
恐れおののいています。

まだ!昔の政治家には心があったのかな。



(梅堯臣の詩は筧文生訓読を読みました)
(敬称略)
タグ:梅堯臣
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大阪人はたまご好き?! [郷に入ればガタロー]

ヒトに聞かれたら
「仕事で忙しい」なんていいますが
早朝から雑用ばかりですね!はは。

「なまけものの節句働き」と
祖母がいっていたことを思い出します。
みんな夏休みしている季節。

ランチどきは過ぎました。

激安スーパーでなにか買ってきましょう。



飲食店の多くも休んでいますね。

そうだ!年中無休の自称・高級割烹のおじさん
今日もせこせこと仕込みでもしているかな。
あの人も「節句働き」の仲間かな。

ちょっとからかってウサでも晴らしますか。

休んでいました。

大昔に生き別れた娘さんがきたのかな。

私はお会いしたことはありませんが
遠くからでも
あの人の娘や!と分かるほど
父娘!容姿が瓜ふたつ!
いや!南瓜(なんきん)ふたつらしい。

可哀想に。

松竹芸能所属の父娘コンビの漫才師がいます。
三吾・美ユル。
キャッチフレーズが獅子舞親子でしたか。
ふたりの顔が
獅子舞のカシラにそっくりなんですかね。

ふと!なぜか!その親子と年格好がよく似ていると
思ってしまいましたが。
年格好が!ですよ。

閑話休題。

お互いに亀の甲に苔(こけ)が生える年になると
恩讐(おんしゅう)を越えて
盆!暮れ!彼岸には
いっしょに墓参りに行くといっていましたね。

エラいなぁ!あの顔で。
顔とは関係ありませんけどね。



あ!
西田辺の中華料理の「昇龍」
ランチ営業をしていました。

「日替わり」の
「天津飯(てんしんはん)」をもらいます。
blog昇龍.jpg

鶏肉のから揚げもついて 550 円。

天津飯とは他の地方ではどうか知りませんが
大阪では
カニの身が入ったたまご焼きをごはんにのせて
あんをかけた丼もの。
大陸の天津にはない食べものかも。

今日のあんのかけ方が絶妙。
あんまり食べる機会がないので
こんなものかどうか分かりませんが
どえらく!おいしく感じます。



天津飯は中華料理のメニューの中で
大阪では大人気のひとつらしい。

天津飯とラーメンの組み合わせも
大好きとか。

大阪だけの特色?!
他の地方でこんなこと!あるのでしょうか。

大阪人はたまご好き!かも。

気取った会席でも
ラーメン店でも
場末のめしやでも
社員食堂でも
たまご焼きや半熟たまごに
異常に目を輝かす大阪人をなん度か見ましたよ。

気のせいかも。



そうそう!
あの自称・高級割烹の湿気(しけ)たある夜。
客は私をのぞくと
くたびれたおじさん 4 人。

「ベーコンエッグ」のご注文あり。

次にまたベーコンエッグ!

次の人もベーコンエッグ!

4 人目の人もベーコンエッグ!

私以外の人!みんなベーコンエッグ!

笑えました。

ベーコンエッグで笑えることって
そうないですよ。



たまごを 2 個使って焼いていましたが
見事に!はは!
どれも!
めだまがひとつつぶれていました。

「別の器に割ってから使いなさい」と
余計なことをいったのですが
さすが!一流料理人(?)
ちゃんと別の器にたまごを割ってはいましたが
どうして仕上がりがつぶれてしまうの?!

「辛抱して食べとけ」
おじさんは客にエラそうにいっておりました。

よく客が怒らないものです。

「これ!ただ?!」

「半額にしとけ!」

客も負けてはいませんでしたが。



(敬称略)
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南海パーラーでアイスコーヒー [郷に入ればガタロー]

南海・難波駅を歩けば
「南海パーラー」がありました。
blog南海パーラー1.jpg

田舎ものには駅構内なのか
どこかのビルの中だか分かりませんが。
早朝 7 時!
もう!営業しています。

どうもこういう都会の真ん中の
ファッションには不調法で
こわごわ入店しましたが
そんなに驚くメニューでもありませんね。
blog南海パーラー2.jpg

一番安いトーストセット。420 円。



「パーラーとはなつかしいですなぁ」

老人たちがいいます。

「あちこちにありましたな」

それは銀座の“ 資生堂パーラー ”の
フランチャイズですか?

「違いますやろ」

昔は“ パーラー ”という屋号をつけるのが
はやったのですか。



そもそも“ パーラー ”とはなんですか。
喫茶店ですか。

「喫茶店は社員食堂の隅にあったやつでんがな」

「駅裏にもあったりして」

「そう!ウィンナコーヒーおくれといったら」
「ソーセージをいっしょに持ってきてくれたところ!」

フツーのコーヒーを飲みなさい。



「職場のマドンナ・みっちゃんと待ち合わせしたのが」
「純喫茶というとこや!」
「誘いもしないのに!おしゃべりハナコがついてきたけど」

「ちょっと高級かな!値段が」

「ビールを注文したら」
「南京豆がふた粒ばかりついてきた」

「そんなとこでビール飲むなよ」

「なにを注文したらいいのか分からんがな」

フツーのコーヒーを飲みなさい。



「お見合いのあとに行くのがパーラー」

「焼きめしやら炊き込みごはんやら分からんやつを」
「ピラフといっていましたな」

「フルーツぽんちとかいう」
「卑猥(ひわい)な名のものがあったような」

「どこが卑猥でんの?!」

「氷はフラッペですがな」

「私はキュラソーばかり飲んでましたな」

「それ!なんでんの?!」

「酒のメニューにあったから」
「うまいもんじゃおまへん」
「でも!ツーぶって毎回キュラソー」

フツーのコーヒーを飲みなさい。



お見合いはどうなりましたか?

「7、8 回!全部!断られましたがな!がはは」

「結局!集金にきた下請けの鉄工所の娘を」
「気張ってパーラーに誘ったら!すぐデキて結婚」
「鉄工所の跡取りになったんやけど!」

逆・玉の輿(こし)ですね。

「従業員 3 人でっせ!身内ばかりの」

「しかも!鉄工所は 2 年で倒産!」
「ふるさとの“ と~さん ”に」
「おれ!もうすぐ“ と~さん ”になるんやけど」
「先に鉄工所が“ と~さん ”したと電話しましたな」

しゃれをいっている場合じゃないでしょ。



つまり
社員食堂の喫茶店
駅裏の喫茶店
純喫茶
パーラーと“ 格 ”が上がって行くのですか。
その昔は。



「あ!思い出しました」

なんですか。

「レイコーを」
「パーラーではアイスコーヒーと呼びます」

ちなみに関西では冷たいコーヒーを
略して「レイコー」というのです。

熱いコーヒーを「ホット」というのにね。



なんて!以上勝手な思い込みばかりです。たぶん。

半分だけ信じましょう。
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