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おばんざい おかん [郷に入ればガタロー]

大阪メトロ(地下鉄)西田辺駅から
真東に 7、8 分!
JR南田辺駅から
真南にやはり 7、8 分歩いたところ。

あ!いいじゃないですか。
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ランチがどれでも税込み 650 円。
私の懐中向き。

いい意味でこぢんまりとした店舗でした。
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ソーシャルディスタンス(社会的距離)!?

上の画像がぼんやりしているのは
新型コロナウイルス対策で
店内中に透明なシートを
たくさんぶら下げているからです。

滝つぼに入っているかのようです。

さて!問題はどんな定食かです。

「赤魚のみそ漬け」を注文すると
おばちゃんが焼き始めました。

少々待つことになりましたが
焼きたてがやってきました。
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私好みのランチでした。



さて!ここはなんという屋号!?

表を見ても!よく分かりません。
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ああ!小さく
「おばんざい おかん」と書いてあります?!



「おばんざい」「おかん」!?
なに弁ですか。
京都弁プラス河内弁?!
「おかず」「母」ですか。

「おばんざい」とは私にはイヤなひびきです。

古来からあったことばかも知れません。

番傘とか番槍とか番茶とか。
番がつくものは
上等ではない!普段使いのものかも。

番人とか番犬とかの地位も低そうです。

“番” “惣菜”に“お”をつけて
さらに略して“おばんざい”!?
これは京ことばだと
有識者づらをしている人たちが
レクチャーしてくれたりしますが。

京都市は平安京の真ん中で生まれて育った
奥野史子女史は
「まったく聞いたことがないことば」
といっていましたけどね。

京都人が使わない京ことば?!
低俗なマスコミの造語かも知れません。



「おかん」とは大阪弁?!
大阪の幼児ことば!?

でも!
大坂(大阪)三郷のことばでもないような。
中心部からはずれた地方の
上品さをかなぐり捨てた
よくいえば元気のいいことばのような。

最近!芸のない芸人タレントが
人前で堂々と使っていませんか。

おとなになったら親のことを
「母」とか「父」とかいうのが
礼節のある会話ではないのでしょうか。

だれか教えてあげなければ
おとなになれないような!
よけいなおせっかいですが。



ついでにいえば
自分の妻のことを「よめ(嫁)」と呼ぶ
タレントが多い昨今。
私はほとんどTVを見ない日々ですが
たまたまか!どこかの画面で
気にすると!よく遭遇しますが。

これも大阪のタレントが発信源?!

「嫁」はたいてい
「家」を基準にした呼称だと思うのですが。
その家に嫁いできた人!
フツーなら息子の配偶者を指しませんか。

「個」のことばではないと思うのですがね。

勝手ですが!イヤですね!聞くのは。
日本語が退化して行くようで。

さらに大阪以外の雛壇タレントが
おなじマネをするのは
こっけいとしか思われないのですが。

番組の制作側やら
芸能事務所は注意しないのですね。
スタッフも共犯者(!)かも知れませんね。



あくまでも不調法なものの
個人的な小さな主張です。

ただ!
「おばんざいおかん」のランチは
とてもすてきな料理でした。



(敬称略)
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芋けんぴ 芋かりんとう [郷に入ればガタロー]

「こんなん!売ってた」
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居酒屋のめし炊きおばさんがいいます。

「なにか変ですか?

「“芋かんりんとう”と書いてある!」

「いいじゃないですか。

「これは“芋けんぴ”やろ?!」

「“芋かりんとう”ともいいますよ。

「いわないよ~!」
「初めて聞いたよ」

“けんぴ”“かりんとう”
私の親は両方
あまり深く考えず(?)にいっていたような。

これは鹿児島県のメーカーの品ですね。

たしかにね!
大阪あたりでは“芋けんぴ”ですね。
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あ!しかし!これは静岡県からきた製品。
芋は九州産!?

西のほうが“芋かりんとう”かな。
いや!高知県からきたものも“芋けんぴ”?!
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“芋かりんとう”の名称は少ない?!



そもそも“かりんとう“とは
でんぷん質のものを揚げて
砂糖をからめたものじゃないんですか。

でんぷんなら乱暴にいえば
なんでもいいのじゃないですか。

“ピーナッツかりんとう”とありますが
おもな原料は小麦粉ですね。
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細くてきれいですが!やっぱり小麦粉。
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細くなくてもいいのです。
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これは“かりんと”です。
“う”がなくてもいいのです。はは。



「ほんで!どうなの!?」

結論はありませんよ。

“ぜんざい”でも“てんぷら”でも
“きつねうどん”でも“糸こんにゃく”でも
各地で違うでしょ。

似ても似つかぬものだったり。
それでいいのでは。
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面白看板でんがな 2018 [郷に入ればガタロー]

私は収集癖が顕著なような。
カップ麺のフタ(?)を捨てないでいたり
果実酒・薬酒を 270 種ほど作ってみたり
デリヘルのチラシを集めてみたり。
その他いろいろ。

あ!デリヘルとは
いわなくてもいいことですが
風俗嬢を派遣するサービスのこと。
結構!絵面と内容が面白かったのです。

ポストに投函されるのを
楽しみにしていたのに
この集合住宅の連中は目くじらを立てて
チラシ配りの人を排除するので
全然入手できなくなりました。

ま!たいていすぐ飽きて
2 年ほどであっさり捨ててしまいます。
果実酒は夜逃げに持って行けず放棄。

今日もなにかに使えるだろうと
不要なものをため込んでいます。
私はゴミ屋敷を作る素質があるような。



2018 年も暮れて行きます。

写真を撮ってきたらパソコンに移し
不要なものを削除して保存しています。
そのとき!完全に捨てきれずに
ゴミ箱に入れる前に
仮ゴミ箱を作っておいて
なんの脈絡もなくそこへ放り込んでいます。

この 1 年貯めた中から少し拾ってみます。

「コーヒ」は「珈琲」のことです。
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いいですね。
関西にはこんな表現がまま見られます。
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だいたい外来語をカタカナ表記するときに
やたら「ー」を使うのはなぜなのでしょうね。

「printer」とか「computer」は
「プリンタ」とか
「コンピュータ」と聞こえるのですが。

それを「プリンター」とか
「コンピューター」とか
「ー」をつける人が多いのが分かりません。

「air」は
その昔は「エアー」表記だらけでした。
最近は「エア」に遭遇することが
多くなったのは!どうして?!

内田百閒は
「boy」を「ボイ」と書いています。
どう考えても「ボーイ」は変ですもんね。

関西弁ですか。
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昔!漫才で語尾に
「でんがな」か「まんがな」をつければ
大阪弁になるといって
笑いを誘っていましたね。
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「おもろい」ことは見あたらないのですが。
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笑ってあげてね。

「飲ます」ですか。
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「飲ませる」とどう違いますか。
この語尾の活用形は関西弁?!
いや!普通の口語体!?
それとも文語体?!

謙虚ですなぁ。
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好感度があがりますよ。
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「昭和」ですねぇ。
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読めません。
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下のローマ字を読みましょう。
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タコ!?
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軟体動物のタコに
私は「章魚」と書いてしまいますが
「蛸」もよく見ます。
まだまだたくさんの漢字があるのですね。

ほのぼの。
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こだわる人はこだわる?!
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余談ですが
こういう骨を収集する趣味の人が
世の中に結構いると聞きました。

分かったようで、、、?!
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分かる人は分かる!?
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分かる人は感激する?!
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わ!?エイズかぁ!?
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HIV(ヒト免疫不全ウイルス)が
感染する病気ではないですね。
スペルが違いますね!すんません。

なんでやねん。
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禁酒の誓い!
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「三日間」とはなんだ!?
6 代目(笑福亭松鶴)らしい表現ですかね。

あ!?
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松鶴かだれかの声がしたような。



(敬称略)
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ハロウィーン!尻さわり放題再来か?! [郷に入ればガタロー]

「いそいそと
「つめられて来た尻なでる

「つめられて」は「つねられて」のこと。

江戸時代の中期から明治時代にかけて
京・大坂(大阪)の娘は
群衆の中では
尻をつねられていたのですね。

そんな雑排が
たくさん残存しているようです。

「だまつてる
「つめつてもあの恋尻目

「恋尻」は
「恋知り」にかけているのでしょう。

尻をつねられてもだまっている娘。
イヤではないです。
むしろ!尻(おいど)に跡が
たくさんついているほうが誇らしい?!
勲章です。

上方落語の「悋気の独楽(りんきのこま)」の
お松どん(演者によってはお竹どん)のように
ぶさいくな女は
つねられないので恥ずかしい!?
自分でつねって
跡をつけて帰らねばなりません。

すみません!
ぶさいくな女!
テキトーな表現が浮かばず
罪もない(?)お松どんになって。

「つめつても
「つめりかへして筒ゐづ々

「筒ゐづ々(つついづづ)」とは?!
ああ!メンドくさいけど
伊勢物語を広げてみます。

「筒井つの 井筒にかけし まろがたけ
「過ぎにけらしな 妹(いも)見ざるまに

幼なじみが成人してからの恋ですか。

初恋同士がつねり合う?!
そりゃ楽しいでしょう!経験はないけど。
伊勢物語では結ばれてから
いろいろあったようですね。はは。

その男が(たぶん)色男の在原業平なら
静かにおさまる訳がないですね。



脱線ついでに。

「つめる」ばかり出てくるので
「つねる」の大阪弁だと思ったのですが
大阪のいわゆるおばちゃんたちは
「ひねる」しか使わないといいます。
聞いた人だけかも知れませんが。

「にぎやかに
「宵宮(よみや)は尻のひねり徳

祇園祭りの宵宮でしょうか。
「ひねる」は京都弁でもあるのかな。

ん?!
大阪弁とおおざっぱにいいますが
大阪といったって摂津と河内と
泉州とがありますよね。

たぶん摂津のことばを
大阪弁という場合が多いのでしょうけど。

いや摂津といったって
北は今の高槻市あたりから
西は今の神戸市あたりまで広範囲。
大阪と神戸のことばは少々違いますよね。

もう少し
自称・大阪人に尋ねると
「ちみきる」という人!?
「ひにきる」も?!
もうにわか探究者には解釈ができません。

広辞苑を引くと
「つめる(抓める)」がありました。
さらに
「つねる(抓る)」には
「ツメ(爪)ルの転」とあります。
どっちでもいいのかも。
送り仮名で区別していますが。

すみませんでした。
「つめる」は大阪弁だと断定して。



10 月 31 日!
ハロウィーンだとかで
どんちゃん騒ぎ!?
ニュースに取りあげられています。

どこの国のお祭り?!
なんの宗教の行事!?
そんな祝日!ありましたか。

TVを見たらよ~!
東京の渋谷でよ~!
女の子の尻や胸を
さわり放題だぁ?!

さわり放題の日~?!
2、3 百年前の上方の風習の再来!?

ではないのです!
してはいけないようです。

渋谷には可愛いこがいないから?
ブスばかり集まっているから!
という訳じゃありません。

いつの間にか「迷惑防止条例」なんかが
できていますからね。

さわったら「痴漢」と認定されますか。
認定だけならいいけど、、、。
「著しく羞恥させるような」
「直接に身体に触れること」をしたら
刑事罰が適用されそうです。

江戸や東京には情緒がないのです。
ま!そんな問題ではないようですね。
今じゃ!
上方でも逮捕されますね!たぶん。

よいこは確認してから
さわってもいいか確認してから
行動するように。



(伊勢物語/石田穣二訳注/)参照
(敬称略)
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後藤 けつ ねぶれ [郷に入ればガタロー]

遠くに行くと
ことばが分からないことがあります。

食べものでいえば
「ぜんざい」とか「糸こんにゃく」とか
「きつねうどん」とか「てんぷら」とか
似ているようでも
思ったものではなかったり。

たいてい!地元の人が
標準語に訳したり
いい換えたりしてくれますが。

私も「厚揚げ」と「生揚げ」
「てんかす」と「揚げ玉」なんか
使い分けていたのですが
あんまり気にしなくても
通じるような時代にもなりましたが
それでもまだまだたくさん
個人には不可思議なことばがあります。



大阪の人の多くは
いい換えを拒みますねぇ。

土着の人の中には
自分たちのことばが
地球の中心にあると思っていたり。

前にも書きましたが
ごぼう(牛蒡)を伝えるのに
大阪弁(?)で
「ごんぼ」といっていましたね。
高校の教壇にも立ったことのある人が。

かの女が分からないといえば
「ごんぼ!」「ごんぼ!」と叫んでいました。
相手が外国の人だったので
「ごんぼ」と
翻訳機に打てといっていましたが。

義務教育の教科書に
「ごんぼ」とのっていましたか!?

「いらう」が分からないという人に
「いらう」は「いらう」だとだけいう
不親切な人も。

「いらう」は「触る」と書くようですが。
たぶん!古語。
昔の中心は京都などの関西ですから
昔の標準語かも知れません。

「ねぶる」も分かりますか。

「舐る」との漢字をあてますが
これも古語なんでしょうね。

ぐっちょりと粘りがある「なめる」を
「ねぶる」というような気がしますが
私の感覚だけかも知れません。



「後藤 尻 舐れ」
「ごとう けつ ねぶれ」と
満座の席でいったらしい。

明治時代のフランスのリオンの
いかがわしい(?)女性が。

後藤とは伯爵・後藤象二郎。
大変好きもので
もっとも明治の元勲は!
いや!いつの時代でも
権力者に嫌いなものはいませんが!
どこに行っても
性欲がみなぎっていたらしい。

ところが
後藤が旅の徒然に愛した女性は
すでに侯爵・西園寺公望の
心身をとろけさせた女性だったそうな。

なかなか
手練(だ)れなプロだったのですね。

ま!しかし!
先になじみ(!)の西園寺は面白くない!
そこで
かの女に知恵(?)をつけたのです。

あの日本の大臣(後藤のこと)の
夫人になりたくはないか!?
いい暮らしができそう。

なりたかったら
日本の要人のそろった席で
日本語で
ただ「ごとう けつ ねぶれ」と
声高にいえばよろしい!と。

もちろん!かの女はそれが
どういう意味か知る由もありません。

ここに「舐(ねぶ)る」がありました。
あながち
関西の方言という訳でもないような。



「ねぶる」といえば

「湯どころに 二夜ねぶりて
「蓴菜(じゅんさい)を
「食へばさらさらに 悲しみにけり

斎藤茂吉の歌。

ジュンサイを 2 夜もしゃぶっていた!?
そんな記憶があったのですが
よくよく見れば
「ねぶりて」は「ねむりて」ですね。

標準語か古語か知りませんが
「ねぶる」は山形県ではフツーに
使われていることばなんでしょうか。



(はる雄編/洋行奇談 赤毛布/)参照
(敬称略)

(蛇足ながら追記)

今!西沢爽の力作「雑学艶学」を開いたら
「明治 33 年の
「洋行奇談 赤毛布(あかけっと)に
「おゝゴトウ ケツナメロ ケツナメロ
とあるとありますが。

私の手元の原本の「赤毛布」では
間違いなく「舐(ねぶ)れ」です。
「なめろ」じゃありません。

やっぱり「ねぶる」は古語!?
それとも今は方言?!
西沢は
現代の標準語(!)に訳したのでしょうか。
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