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おふくろの味 [絵に描いたどじょう地獄]

恥ずかしながら
「オートミール」なんて名は知っていても
食べたことがありません。

大正4年(1915年)の日本で普通に
オートミールの朝ごはんの人もいますね。
三宅艶子著「ハイカラ食いしんぼう記」のメニューは
オートミールにフランスパンと半熟玉子。

西洋かぶれの金持ちだけのことかと思いきや
昭和12年7月26日検閲の「軍隊調理法」に
ふたつのオートミールが載っているじゃあないですか!

燕麦汁と燕麦粥。
どちらにも同じ「オート・ミール」のルビがあります。
「オート」と「ミール」の間に「・」もあります。
レシピを見た限り
どちらにも私は食指が動きませんが。
日本軍は割りとハイカラだったんですね。

それにしても日本の軍隊の調理はすごいですね。
その本に「ちらしずし」から「ホルモン焼き」まで
実に250ものレシピを決めています。

あの時代に
コロッケ、カツレツ、カレーライスから
マグロの山かけ、冬瓜(とうがん)のそぼろあんかけ
風呂吹き大根や白和え、五目めし、、、、、。
ん?!
これらは今日!
「おふくろの味」と称して
小料理屋でもてもての惣菜ばかりじゃあありませんか!?

当時!食生活の単純だった市井の若者が
軍隊で覚えて好きになり
除隊してからも伝え広めたとは考えられませんか!
軍隊は全国共通レシピを広めたのでは!?

でも!
「オートミール」のその後は?!
唯一!
おふくろの味にはなれませんでしたか!?

(敬称略)


タグ:軍隊調理法
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