炎天下！狂気の甲山ハイキング

暑い！
早朝なのに日向はもう 30 度？！

梅雨明けのギラギラの夏空。

こんな日にハイキング！できますかね。
企画した私がいうのも変ですが。
だれもこないでしょうね。
きてほしくないような、、、。

げ！
集合場所の阪急・梅田駅に行くと
30 分前にもう
お年寄りがなん人か待っています。

そしてなお！ぞろぞろ集まってきます。
20 代以下の若い人はひとりもいません。

年寄りの冷や水！老いの木登り！
突然倒れられても困るのですが。

ま！それも運命か。
覚悟を決めて出発！

映画「阪急電車 片道 15 分の奇跡」の今津線の
仁川（にがわ）駅から
甲山に向けて歩きます。

仁川沿いをさかのぼります。

仁川にはアシなどの草が
水面を隠して繁っています。
嫌なコンクリートも見えません。

それはいい感じなのですが
そうとうくたびれた桜の木が！

1 本だけあります。


この川沿いは
桜並木だったのじゃないでしょうか。

ちなみに帰宅して書棚を引っかき回していたら
古いガイドブック（昭和 38 年）に
「駅から川沿いの桜並木を行く」とありました。

実は最後にきたのが
まったく記憶がないほど遠い昔なので
途中から仁川沿いの道が分らなくなり
すみません！
熱線はね返る舗装道路を歩かせてしまいました。

なんとか甲山自然学習館までたどり着き
ちょっとだけ甲山の知識を得て
さ！登りますよ。

「頼朝之塚」のある小径を行きます。


「どうしてここに源頼朝が？！」
汗で前がかすんでいるとき
だれもそんなことを考えません。

頂上は夏草の中。


熱中症で倒れないうちに下山。
神呪寺（かんのうじ）を経て
北山貯水池の休憩の屋根の下へ。

値千金の微風があります。
甲山を見ながらランチタイム！


古希前の最長老が
いつものようにザックから
なん本もの缶ビール！
焼酎 1 升！氷！冷水！
マジックのように
ぞくぞく取り出すじゃないですか。

よく死にませんでしたね。
すごい重量じゃないですか！

それに呼応したかのように
みなさんもぞろぞろ。
どこに隠していたのですか。

宴会です！？
時間は無制限とします。

1 時間経過。
あれ！今日の順番からいえば若い方
おじいさんたちから
「ぴちぴちギャル」「女の子」扱いの
（傍から見るとちょっと無理があるのですが）
おね～さんが倒れた！？


弁当に持ってきた大量の素麺を食べた後
おじいさんたちに
焼酎とビールとウイスキーを
飲まされた！ですって！？

「いや！ぼくら無理強（じ）いした訳じゃおまへん」

さらに 1 時間と 30 分。
おね～さんといっしょに寝るもの！
さらに飲みつづけるもの！
すごいハイキングですね。

北山緑化植物園を横切って帰りますよ。

そりゃ！山道ですもの！
多少！アップダウンはありますよ。

たっぷり休んでいたのに
やっぱり帰路はアップにかかると
ぶつくさ不平不満ばかり。

無視して進みます。

ときどき景色も見てくださいね。


街に出ました。
銀水橋から舗道を歩いて
阪急・甲陽園駅に出るつもりが
どこかで間違えてひと駅先の苦楽園口駅へ。

今日はどうもうまく歩けず！ごめんなさい。

あれ！？
苦楽園口駅では改札機はあるのに
切符売り場がありません。


ぶつくさ文句をいいながら
線路をはさんで
向こうの入口にだけある販売機に。

ま！文句がいえるだけ
体力が残っていて安堵したハイキングでした。