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お好み焼きの泉州玉 かしみん玉 [食い逃げ未遂]

孝子越(きょうしごえ)街道の石碑がありました。
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貝掛住民センター(大阪府阪南市)の前。
もっともこの石標の出自は一切不明らしい。
この前の道が孝子越街道なので
ここに立てているとか。

大阪府と和歌山県の県境に孝子峠があります。
南海電車に孝子駅もあります。
孝子越街道はその孝子峠を越える道でしょうね。

通称・浜街道とも呼ばれたとか。

紀州街道から今の泉佐野市あたりで分岐
海岸寄りを通って紀州へ向かっていたのでしょう。



南海・鳥取ノ荘駅から歩いていますが
面白い道でもありません。

遠くの山肌がきらきら!
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彼岸花の咲いているのどかな田園に
かさぶたのように新興住宅のかたまりがあります。



特筆するようなものもなく
南海・箱作(はこつくり)駅に。

箱作という名はそばの加茂神社の故事から。

京都の賀茂神社から御霊箱が
この前の海岸に漂着したといいます。
それで箱着く里
「箱着里」そして「箱作り」とか。

加茂神社の狛犬はお金持ち。
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狛犬が賽銭箱を抱えているとは珍しや。



この朝!急に知人が同道することになりました。

私ひとりなら 1 食くらい抜いても構わないのですが
ここは気をつかって
ランチなんかいかが!と誘います。

箱作駅前の歩道橋に上って見渡せば
中華料理店とラーメン店と
「お好み焼・串カツ」と書いた店があります。
3 店ともハデな看板が目立ちます。

いや!閑散とした駅前に
店舗なんてそれしかないのです。

そのお好み焼きらしい店に行きます。
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あれ!同じ敷地に
「メリケン家」と「かんてき屋」という
2 軒の同じような造りの店舗が並んでいました。

どちらにも行列ができていました。



メリケン家でいらいらしながら待っていると
他の人はもっと不快が増したらしく
つぎつぎに前の人が帰ってしまったので
案外!早く着席できました。

が!なんですか!
店内は怒号が飛び交っています。

料理が遅い!
いっしょに頼んだ 1 品だけがこない!
もう帰るから注文を取り消す!

にぎやかですね。はは。

せっかく泉州(和泉の国)にきたのですから
「泉州玉(650 円」」と
「かしみん玉(680 円)」を注文して
半分ずついただきましょう。
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泉州はタマネギの産地。
明治の 20 年代(1890 年ごろ)に
流行するコレラの特効薬だとかで
「泉州黄」が飛ぶように売れ
一大産地になったと聞いたような。

あ!?
私の古いノートでは「泉州黄」が作出されたのは
明治 36 年(1903 年)?!

すると産地になったのは
「泉州黄」の手柄じゃないのでしょうね。



閑話休題。

お好み焼きの「泉州玉」は
キャベツの代わりにタマネギが入っています。

いわなくてもいいことですが
「泉州玉」の「玉」はタマネギのことじゃなく
玉子ですよ。

「かしみん玉」の「かしみん」は
「かしわのミンチ」を縮めたことばかな。

じゃ!ありませんね。

ころころした鶏肉が入っています。
ちなみに関西では柏色の鶏ではなく
フツーの鶏でも「かしわ」と呼ぶ人が多いのですが。

ん!?
「かしみん」は
その「かしわ」と
「牛のミンチ」の組み合わせもいうらしい。



日替わりの 500 円ランチがあったり
9 月は生ビール半額セールをしていたり
そんなに高くもないのですが。
怒号が飛び交うなんてね。

ずぼらな私は気にはならなかったのですが
同席の知人は
テーブルの片づけが遅く店内の清掃が悪いと
終始おかんむり。
「ごめんなさい」
誘った私が悪いのかな。

私がイヤだったのは
トイレの我慢ならない異常な臭気?!

料理が遅いのは
お好み焼きを調理してから出すので
少々の時間は覚悟しなければならないでしょうけど
それを割り引いても
これは従業員の絶対数が足らないからじゃないの。

ということは経営者の問題でしょう?!
周辺に店舗が少ないので
仕方なく大勢がつめかけてくるようで!
どんな対応でも万々歳なのかな。
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