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冬の安産の滝 [野道!山道!恋はけもの道!]

近鉄電車に乗って吉野に向かいます。

吉野は遠い。
天下の近鉄も
橿原神宮前駅から単線になります。
無人駅の越部(こしべ)駅で下車。

吉野川を渡ります。
上流の奥のなに山かは真っ白。
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吉野は冬の盛り。

冬は「猪肉」の季節ですか。
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「いがみの権太」の碑
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阿知賀瀬(あちがせ)の上湧水。
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水のきれいな里。

高い木に冬の花?!
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柿の実が残っています。
柿は喬木なんですよ。
山に雪が積もっても残る鳥の食堂。



吉野川に出れば「柳の渡し」のあったあたり。
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ここから吉野山の
金峯山寺まで行ったこともありますが。
だれと!いつの季節!
なんのハイキングだったのやら。
思い出せば悲しくなるかも!やめましょう。

吉野山に背(そむ)いて反対側に行きます。
壷阪寺を経由して
飛鳥に抜ける古道を探します。

その昔はたいそう大きかったような境内の残る
世尊寺。
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聖徳太子建立伝説の四大寺院のひとつらしい。



さらに飛鳥の方に歩けば
「安産の滝」がありました。
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昔の妊産婦はともかく
今は滝に打たれる人は皆無でしょうけど
なぜか脱衣室があるのですが。

私が禊(みそぎ)をしてもいいのですが
お産には縁のない人生。
これからも縁がないようなので!やめます。

と冗談をいうのも寒い。
水際に雪があるのですよ。



それでも陽が射せば
オオイヌノフグリが開きます。
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  いぬふぐり咲くよろこびに遠けれど 野見山朱鳥

漢字で書けば「大犬の陰嚢」!?
「そけいヘルニア」を連想して
情緒がないです。
連想しなけりゃいいのですがね。

連想ついでにいいますとね。

ある僧が「大ふぐり」を患(わずら)い
「この病気は!ご出家の場合は治しにくい」と
医者がいいます。

「この大きな袋の中にお弟子さんたちの」
「おならがいっぱい詰まっておりますから」

?!?

明の馮夢龍撰の笑府にありましたが。
どこが笑いばなしなの?!
どなたか解説してくだされ。

この「大ふぐり」の前の項にも「おなら」があります。

事情があって幼い孫を寺にあずけに行く老人。

「この子はおならがしたくても」
「このあと!できなかろう」と
わあわあ泣き出したというはなしがあります。

どういうこと?!
「大ふぐり」より多少分かるような気もしますが
ま!ほとんど分かりましぇん。



これはどこかから
エスケープして茂っているクレソン?!
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おいしそうですね。



ああ!「うつ」の冬。
へしゃげた文章ですみません。



(笑府は松枝茂夫訳を読みました)
(敬称略)
コメント(2) 
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コメント 2

makimaki

訪問しました
by makimaki (2014-02-21 14:33) 

ほっ

Danke schön. 恐縮です。
by ほっ (2014-02-21 19:02) 

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