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鮎と丸十のごはん [七面鳥六目半ごはん]

先日!彦根市で赤こんにゃくと
鮎(あゆ)を買いました。
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赤こんにゃくは
赤貝に(もどきですが)しましたが(拙ブログ 2015/10/17
鮎(商品名・ひとくちあゆ一夜干)は
鮎ごはんにしましょうか。

「ひとくち」というだけあって
小さな鮎ですねぇ。

開いてあぶっているようですから
洗い米にのせて炊けばいいのでしょうか。

具が少ないと寂しい。

生家が農業でもないのに農業に目覚めて
畑を入手して励むお大尽が送ってくれた
さつまいもを加えて秋を感じましょうか。

だし醤油を加えて
日本酒をどぼどぼ入れて炊きました。
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1 椀に鮎 1 尾といきましょうか。
すごい!といえるかどうか。

鮎にはタデ(蓼)がつきもの?!
つきものではないでしょうけど。

庭(貧乏家ではベランダともいいますが)の
ヤナギタデはもう葉が硬くなってしまいましたが
柔らかそうなところを摘んで
細く切って塩でもんで
水に放しておいてから使います。

秋のタデも辛い!



ん?!
遠藤ケイ著/にっぽん求米紀行/に
千曲川の「鮎めし」が紹介されていました。

鮎めしを炊くには
新鮮な鮎を生のまま使うとありますね。

焼くと風味がなくなるそうな。

生きている鮎が入手できる人は可能でしょうけど
「ひとくちあゆ一夜干」で作った鮎でも
おいしいですよ。



「私のこどものころはアユという魚はいなかった」

天野慶之著/食物百話/に書いてありますが。

著者は大正 3 年(1914)生まれだそうですから
100 年近く前のはなしでしょうか。

「すべてアイですませていた」そうな。

京都の宇治川の鵜飼の里の「鮎宗」には
表でせいろが湯気を立てていますが。
名物「鰻(うなぎ)のいいむし」です。
拙ブログ 2009/02/27

それはともかく
店名の「鮎宗」は「あいそ」と読むそうな。

鮎を「アイ」というのは関西だけかと思っていたら
東京生まれの天野慶之が
「多摩川の鮎漁(あいりょう)」といっています。

昔は全国的に「アイ」だったのでしょうか。

今まで「アイ」は
一地方の方言と決めつけていました!
あやまります。
京都や和歌山の方!すみませんでした。



(敬称略)
(丸十は丸に十の字!薩摩です!さつまいもです)
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打ち豆と人参のごはん [七面鳥六目半ごはん]

鬼の霍乱(かくらん)で
ベッドに伏したまま。

仕事もしないで!
さいわい!仕事がないのですが!
なん日もさいわいなんですが!ぐすん!

それでも空腹になるんですね。
ごはんを炊いて飢えをしのぎましょう。

炊き込みにしたら
おかずがなくてもなんとかなりそう!
と思いましたが
米はあるのですが
具になるような気の利いたものはありません。

忘れていて!なん度も買ったのか
人参はなん本もありますが。

探せば「打ち豆」が出てきました。
つぶした乾燥大豆。

千切りの干し大根も。

乾燥したアミエビも。

米を洗って
打ち豆と千切り大根を水に浸けておいてから
人参をきざみます。

みんな炊飯器に入れて
少し残っていた油揚げも加えて
だしが出ていると淡い期待を持ってしまった
もどし汁も使って水加減をして
酒をどぼどぼ。

花酵母のいい匂い?!

あ!?
日本酒と間違えて
アベリア花酵母使用の
焼酎・吟の薫(長龍酒造)を入れてしまいました!

日本酒の代わりに焼酎でもいいのでしょうか。
試したことはないのですが。
今さら取り出す訳にも、、、。

昆布の切れ端と
だし醤油を入れて炊きました。

好みの青ネギを振って。
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実際!食べるときには
表面いっぱい!ネギだらけにしますけどね。

魚介も獣肉もないですけど
焼酎どぼどぼのごはんもおいしい。



聞いてみると
醤油を振っただけで炊いた「桜めし」とやらが
好みの人もいるようです。

醤油だけで
「ごはんの佃煮」を作っていた人もいましたね。
拙ブログ 2007/04/08

そういうときの醤油は
やっぱり!
ホンモノの
いい醤油じゃないとおいしくないんでしょうか。

そんな余裕はないですがね。
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酒粕 栗ごはん [七面鳥六目半ごはん]

因幡國に何の入道とかやいふもののむすめ
かたちよしと聞きて人あまたいひわたりけれども
このむすめ
ただ栗をのみ食ひて
更に米の類を食はざりければ
「かかることのやうのもの」
「人に見ゆべきにあらず」とて
親ゆるさざりけり

あ!ややこしい文章!すみません。

徒然草にありましたね。

早いはなし!
美人の女性に
大勢の男たちが求婚にやってきたけど
この娘は栗しか食べないので
親は嫁がせなかったということ。

吉田兼好はなにがいいたかったのやら。



そんな非生産性なことを思い出しながら
能勢の里山で
拾ってきた栗(拙ブログ 2015/09/21)をながめます。

さてどうしますかね。

栗の実にもぐって食害する虫がいるはず。

栗のイガがはじけたとき
親が飛んできて産卵しているはず。

売っている栗は収穫後すぐ!
なんらかの処置をしているかと思うのですが
拾ってきた実です。

どのくらいの期間落ちていたものかも不明です。
なん個かには幼虫がいるはず。

水に浸けたら
1 匹出てきました。
1 匹だけ!案外新鮮な実だったのですね。

そのウジムシはカワニナの水槽に入れました。
1 晩で姿が消えましたが。
カワニナか小魚が食べたのでしょう。



さて!
栗の皮をむいたものの
渋皮はどうしたらいいの?!

大昔!祖母がしていたように
(といっても!うろ覚えですが)
焼き網をガスコンロにおいて
焼いてみます。
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黒く焦げたら
指先でもめばあらかた渋皮ははがれました。
少々残っているのは味の内と思いましょうか。

洗い米に昆布と
たくさんある
夏を越した酒粕(拙ブログ 2015/09/25)を入れ
塩少々で炊きました。

好みの青ネギと
塩味が薄いので塩昆布をのせて。
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いいですね。
また!山を歩いて栗を拾いに行きたくなります。



いつもタイ(鯛)の頭を売っている店舗があります。
思い切って!初めて!買ってきました。

強い塩をしてしばらく放置してから
よく洗い!水で煮てみます。
ネギやニンジンや昆布の切れ端を入れましたが。

ネギもニンジンも昆布もひきあげて
上記の栗と
ありあわせの野菜とマイタケを入れて再度煮ます。

酒粕をたっぷり加えてから
タイの頭から塩気が出ているので
味噌と醤油はほんの少し。

タイと栗の粕汁。
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根菜の代わりが栗です。



残りの栗は蒸しました。

これを干したらカチグリ(勝栗)になりませんか。
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あ!
カチグリは栗をよく乾燥させてから
加熱するものでした?!

祖母が存命中に聞いておきたかったことの数々。
タグ:徒然草
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アーモンドの花の下 よもぎごはん [七面鳥六目半ごはん]

今年も
わが家のアーモンドの花が咲きました。
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冬に剪定を思い立ったのですが
ノコギリをだれかに貸したまま。

剪定ばさみでは
まったく切れないほどの枝ばかり。
金属用のノコギリで切ったのですが
引きちぎったという方がいいような
乱暴な剪定に終わり
木の負担は大変だったことでしょう。

それでも 50 個以上の花をつけています。
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ごめんね。

葉の出る前に一斉に咲く花。
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日本人好みじゃないかと思うのですが
なかなか普及しませんね。

ソメイヨシノのように接ぎ木苗でもなくても
同じ花が咲くのにね。

とはいうものの
わが家にも実生のアーモンドがありますが。

桃栗 3 年といいますが!桃の仲間ですが
わが家の 3 年もの!
今年まだ咲きませんでした。
2m を越えていますが。

あ!
アーモンドの若芽!
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隣の白花たんぽぽの中に
昨年!台風で落ちていた実から
芽生えたのですね。

なかなか!たくましいじゃないですか。



花の咲いているアーモンドの木の根元に
よもぎ(蓬)を挿していたのですが。

根につく害虫が侵入したら
よもぎにも被害が出て
すぐ分かるだろうという安易な考えです。

冬に陽だまりになっていたので
柔らかい葉がいっぱい伸びています。
食べない手はありません。

切り落としの豚肉を
醤油で軽くもんでおきます。

よもぎの葉を洗い
塩を振りかけておいてから
もみ洗い
アクを流してから
流水にさらしておきます。

洗い米に豚肉を入れ
日本酒をどぼどぼ加え
さらに水を足して加減し
昆布片を放り込んで炊きました。

スイッチが切れたら
溶き卵を回し入れ
よもぎをしぼってからきざみ
ごはんにのせて!蒸らしました。

よもぎ入り
豚肉と鶏卵の「他人ごはん」です。
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どんぐりごはん 3 [七面鳥六目半ごはん]

なにか悔しい「どんぐりごはん」の
過去 2 度の挑戦。(拙ブログ 2014/10/25 2014/12/01

どんぐりの中でも「渋」が多そうなクヌギ(櫟)と
同等かそれ以上渋そうな
トチ(栃)の実の渋抜きを聞きかじると
時間を十分かけているような。

山間の渓流に長い時間さらしている人が多いような。

アルカリ水で加熱することばかり考えていたのですが
冷水がいいのかも。



皮をむいたクヌギのどんぐりを鍋に入れ
水に重曹を入れて加熱。
沸騰したらすぐ消火。
すごい色になりました。
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そのまま 2 日ばかり放置。

水を切って冷凍庫に入れました。

これで山間の厳しい冬を感じるかな。
それに凍れば組織が壊れて
渋が抜けるような気がします。
気がするだけですが。
「渋」はどんな形で保存されているのか
知る由もないのですけどね。

10 日ばかり忘れていたどんぐりを
冷凍庫から出して水に浸けます。
朝晩!水を取り替えます。

そして計画性もなく
だらだらと水替えを繰り返すことひと月!
ひとつかじれば渋味は感じられません。



洗い米にどんぐりを入れて
ベーコン!ネギのぶつ切り!昆布を加え
日本酒!塩!醤油!味醂を少し。

どんぐりごはん!
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前のふたつより格段においしい。
どんぐり!柔らかい!
形が崩れてはいません。



残りのどんぐりを水で煮て
糸切り昆布を加えました。
日本酒!砂糖!醤油で調味。
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なんとか
どんぐりの形を保持した
渋抜きの料理ができました。

やっぱり性急にことを運んではいけないようです。

渋抜きには冬の寒さも必要なんですよ!きっと。
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