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酒粕 栗ごはん [七面鳥六目半ごはん]

因幡國に何の入道とかやいふもののむすめ
かたちよしと聞きて人あまたいひわたりけれども
このむすめ
ただ栗をのみ食ひて
更に米の類を食はざりければ
「かかることのやうのもの」
「人に見ゆべきにあらず」とて
親ゆるさざりけり

あ!ややこしい文章!すみません。

徒然草にありましたね。

早いはなし!
美人の女性に
大勢の男たちが求婚にやってきたけど
この娘は栗しか食べないので
親は嫁がせなかったということ。

吉田兼好はなにがいいたかったのやら。



そんな非生産性なことを思い出しながら
能勢の里山で
拾ってきた栗(拙ブログ 2015/09/21)をながめます。

さてどうしますかね。

栗の実にもぐって食害する虫がいるはず。

栗のイガがはじけたとき
親が飛んできて産卵しているはず。

売っている栗は収穫後すぐ!
なんらかの処置をしているかと思うのですが
拾ってきた実です。

どのくらいの期間落ちていたものかも不明です。
なん個かには幼虫がいるはず。

水に浸けたら
1 匹出てきました。
1 匹だけ!案外新鮮な実だったのですね。

そのウジムシはカワニナの水槽に入れました。
1 晩で姿が消えましたが。
カワニナか小魚が食べたのでしょう。



さて!
栗の皮をむいたものの
渋皮はどうしたらいいの?!

大昔!祖母がしていたように
(といっても!うろ覚えですが)
焼き網をガスコンロにおいて
焼いてみます。
blog95.jpg

黒く焦げたら
指先でもめばあらかた渋皮ははがれました。
少々残っているのは味の内と思いましょうか。

洗い米に昆布と
たくさんある
夏を越した酒粕(拙ブログ 2015/09/25)を入れ
塩少々で炊きました。

好みの青ネギと
塩味が薄いので塩昆布をのせて。
blog96.jpg

いいですね。
また!山を歩いて栗を拾いに行きたくなります。



いつもタイ(鯛)の頭を売っている店舗があります。
思い切って!初めて!買ってきました。

強い塩をしてしばらく放置してから
よく洗い!水で煮てみます。
ネギやニンジンや昆布の切れ端を入れましたが。

ネギもニンジンも昆布もひきあげて
上記の栗と
ありあわせの野菜とマイタケを入れて再度煮ます。

酒粕をたっぷり加えてから
タイの頭から塩気が出ているので
味噌と醤油はほんの少し。

タイと栗の粕汁。
blog97.jpg

根菜の代わりが栗です。



残りの栗は蒸しました。

これを干したらカチグリ(勝栗)になりませんか。
blog98栗.jpg

あ!
カチグリは栗をよく乾燥させてから
加熱するものでした?!

祖母が存命中に聞いておきたかったことの数々。
タグ:徒然草
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