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援交・ふぐのバッテラ [通天閣が見える]

 
ちょっと昔!
50歳を遠に過ぎた
しょぼくれたおばさんがいました。(失礼)

ある日突然!明るく!
気のせいか!きれいになりました。
道ですれ違ったら
「これ!あげる!」と
すし折りをくださいました!?

恥ずかしながらそのとき初めて見ました。
「とらふぐのバッテラ」でした!

バッテラは関西だけのもの!でしょうか!
箱寿司なんですが。
箱の底に白板昆布を敷いて
三枚におろして酢でしめた鯖(さば)の半身を置いて
その上に酢飯を詰めてぎゅっと押して
取り出して昆布の方を上にひっくり返すものですが。
(昆布は最後に載せるだけかも知れません)

その鯖の代わりに
とらふぐの削(そ)ぎ身が載っています。
すごいバッテラでした。

次の週にも
とらふぐのバッテラをくださいました。
大仰に喜んで受け取るものですから
ほぼ毎週くださいました。

何か月かして
「ごめんな!」というではありませんか!
男と別れたらしい、、、?!
援助交際していたのです!!

ラブホテルの帰りに
「てっちり」を食べるのがお決まりコースだったようです。
そこで「お土産」をいくつか仕入れていたのです。
が!
ささいなことでけんかして!別れたらしいのです。

「残念!」
こうして私のとらふぐのバッテラの夢は終わりました。

通天閣の下を歩いていましたら
あ!?
「とらふぐのバッテラ」
おお!何年ぶり!
こんなところで生きていたのか!


(とらふぐのバッテラ=750円税込)

振り返り!付近の様子を探ると
ああ!そうか!?
あのラブホから
あの公園を歩いて
あの「てっちり」やへ。
あのカップルの援助交際の通り道が容易に推察できて
なぜか軽い戦慄を覚えました。

蛇足ながら
「てっちり」は「てっぽうのちり鍋」の略です。
「ふぐ」のことを大阪では「鉄砲」と呼ぶようです。
「当たったら命がないので」
「昔の火縄銃は当たりそうで当たらないので」
「弾に当たるから変じて!たまに当たるので」とか
その他「鉄砲」には諸説があるようです!
私は「たまに当たる」つまりときどき当たる説が好きです。


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