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ひいらぎの花とイワシの頭 [絵に描いたどじょう地獄]

街角でいい匂い!?
高貴な香り!
でも!人影はありません!?

柊(ひいらぎ)の花が咲いています。
白い小さな花がかたまって咲いています。
こんな埃だらけの街で清楚に咲いています。

民家の垣根です。

こんなとげとげの葉では
鬼も侵入できないでしょう。
その昔!節分のときでしたか
お隣さんはこのひいらぎの枝にイワシの頭を刺して
玄関に飾っていました。

わが家にはひいらぎはないし
イワシは丸ごと食べていましたので
頭はありませんから
一切!そんな風習はなかったのですが。
今も!
イワシでもサンマでも頭ごと食べてしまう貧しい、、、!
いや!食べ物に感謝の日々です!はは。

司馬遼太郎のエッセイの「粗食」に
イワシの頭がでてきます。

明治維新後
司法卿になった元下級武士・江藤新平に
ベルツ博士が問いました。
「なにを食ってきたか?」
答えて
「貧苦、骨に徹し、(中略)イワシの頭がせきのやまであった」

魚の頭や骨は細かく切って塩蔵し
干した大根の葉といっしょに煮て食ったそうです。
でも!
通訳は恥ずかしかったのか!ドイツ語に訳しませんでした!はは。

これは冗談ではなく
120石の知行取りだった大隈重信さえも
「主食はサツマイモ、副食は干しイワシ」といっています。

ひいらぎの花が咲いています。
今や!
天日干しの「めざし」の高価なこと!

やがて!ひいらぎの垣根もなくなり
鬼たちは大手を振って横行することでしょう!
拝金主義の鬼ばかりが国家を動かし
高級料亭でめざしを食べる時代に入りました?!

いでよ!鞍馬天狗!
さもなければ!
杉作!日本の夜明けはない!?

(敬称略)


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