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アラメごはん!激やせ少女! [いわなが姫の丑の刻参り]

江戸の性愛術(渡辺信一郎著)によると
「おさめかまいじょう」という奇書があるそうです。
伊予道後の遊女屋の主人が
18世紀に書き残したものといいます。
遊女屋の管理・経営の気配りが驚くほど詳細に書かれています。

まず初めにやせている少女。

借金のため女郎奉公にくる薄幸の少女は
おしなべてやせて貧相だったそうです。
現代の中学1年生にも劣る体格だったのでしょうね。
早くお金にするため!年令もサバを読んで!
12、3でも15だといってきたのかもしれません。
悲惨ですねぇ!

そういう少女に手荒な扱いをしてはいけません。
身体にいいごはんをたくさん食べさせて
雑談時間を与えてリラックスさせ
60日ほども接客はさせずに過ごさせるのだそうです。

強欲に!はやれば
なかなかできるものではありませんね。
この気配りは京や江戸とは違うものなのでしょうか。
地方の遊女屋ならでのやさしさなのでしょうか。
私には分かりません。

疲れを取り精をつけるというごはんは
大豆とアラメを入れた麦めし!
おかずは季節のものに
胡麻や菜種や昆布を合わせると書いてあります。

なるほど!理にかなった食事かもしれません。

米と麦と大豆と軽く戻したアラメと塩でごはんを炊いてみましょう。

ごぼう、人参、ジャガイモをごま油でよく炒めて
伊予ですから?いりこのだしを入れ加熱しました。
途中!昆布がなかったので代わりにアラメを加えて煮ました。
砂糖、醤油、味醂で調味。

おいしい!
これを毎日支給してくれるのなら
私も女郎奉公ができそうです!?

(敬称略)


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