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千苅貯水池の石積みのダム [野道!山道!恋はけもの道!]

あたたかくも寒くもなく
これから晴れるのか雨なのかよく分らんくもり空。
ふと!カキ(柿)の里を探しに裏六甲へ。

JR道場駅を降りました。
人気のない静かな里です。

ん!?
なにやら妖しい気配!
人影はないのに風に運ばれてくる
男女の睦(むつ)む言葉のようなちぎれた声?!

あ!?
不動岩ですかぁ!?
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不動岩に多くのクライマーたちがへばりついて
しゃべっています。
岩登りの練習をしているんですね。

頭の上から声のする不動岩の下を通って
波豆川(はずがわ)をさかのぼれば
千苅堰堤(せんがりえんてい)が見えてきました。
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神戸市の水道専用のダムです。
大正3年(1914年)から5年かけて築造したそうです。

高さ42,4メートル
長さ106,6メートル
重量式コンクリートダムと案内板にあります。
が!
少なくとも
見えるところは「石」ばかり!
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下から上まで石積み!
こんな整然としたみごとな石のダム!
他にあるのでしょうか。

ダムの上には立ち入り禁止。
貯水池には水がいっぱい。
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ありがたいことですが
この付近にはゴルフ場が無数にあります。
除草剤なんかの毒が大量に流れ込んでいるのかも。
製薬業者のいう無害に分解なんてあてにはなりませんから。

湖畔から山中に分け入り
ゴルフ場を横断すると
五鈷山光明寺にでました。
「ごこさんこうみょうじ」とでも読むのでしょうか。

長い間!荒廃にまかせていたらしく
古そうな山門と
崩れ落ちそうな塀の一部がありました。
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切り開かれたばかりのような境内と散歩道。
小さくてこぎれいな新しい本堂。
それにピカピカぴかぴかの公園墓地と
冷暖房完備の墓地販売所がありました。
墓地で稼ぐため
この荒れ寺を買った人がいるのでしょうか?!
間違っていたらごめんなさい。

さらにゴルフ場の縁をまわるように
小道をたどります。
やたら!アップダウンの多い道です。
わずかな道程で急勾配を降りて
急坂を上る繰り返し!
だれがこんなしんどい道をつけたんだ!
バカにするんじゃねぇ!

それに薄暗く!
うんざりしていたら
展望台と書かれた場所がありました。
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ほどなく鏑射(かぶらい)寺に出ました。
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きれいなお寺ですね。
新しそうな建造物だらけ。
それにまだ建造中のものもあります。

ん?!寺の由緒では相当なもの?!
聖徳太子が母の里に開山。
弘法大師が!豊臣秀吉が!
エラい人がたくさん関わっているそうです。

でも!
いったん!消失して無に還ったようですよ。
それから100年の後
戦後になってから寺所を買い戻し
建築物を復元しているとか。
すごい!
すごい財力ですね。
どなたですか!スポンサーは?!

山から出てくると
武庫川の河原全面の
ススキの穂が薄い夕日に輝いていました。
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カキの実も今が見頃でした。
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空が高く!夕日がうんと赤かったら
詩歌のひとつもできたのでしょうに。あは。
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