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姫初めには粥をすすります [もっそうライス]

野菜百珍(林春隆著/昭和5年)に
「正月の姫初め」の解説がありました。

「姫」とは「火水」のこと。
その年の飲食の初めを「火水(ひめ)初め」と称するとか。

京都の朝は粥(かゆ)だったのですね。
元旦も朝餉は粥!
粥をすする!それが姫初め。

そもそも1000年ばかり前の京都では
「飯(めしまたはいい)」とは
蒸した「強(こわ)飯」のこと。
「粥」とは
現代人が食べている「ごはん」のことらしい。

今日!水をだぶだぶ使っているいわゆる「粥」が
京都の朝の食事になったのはいつのことでしょう。

ん?!
粥(つまり今のごはん)の柔らかいものを
「姫粥(ひめかゆ)」と呼んだのでは?!
「姫飯(ひめいい)」ということばがあるからには
「姫粥」があってもいいのでは。

だから
元旦に「姫粥」をすすることを
「姫初め」というのではないでしょうか。
すみません!これは
今!私が勝手に作ったストーリィです。

このストーリィの弱点は
新年早々「姫粥」でなければならないという
根拠を示せません。はは。

中国のどこかの時代のどこかの地方の音(おん)が
「祝」と「粥」とは
おんなじ読みだったからというのはどうでしょう。

その中国の「粥」が日本の「姫粥」に似ていたから!
「姫粥」食べてめでたいな!ではいかが。

あは!もう!やめます!酢豆腐的考察は。
姫粥ありきでしゃべってもねぇ!

しかし!餅はどこにあるのでしょう?!
正月に「粥」を食べていたというのなら
餅入り雑煮で祝うという習慣
やはり!新しいといえますけどね。

1月7日になりました。
七草粥の日です。

七草といっても日本全国同じじゃありません
要するにあるものを上手に利用して
粥を食べたらいいのですよね。

白粥を作ります。
クレソンの茎の方を先に加えて塩を少々。
クレソンの葉の方を入れて火を止めます。

粥を器に入れて
焼き餅をおきます。

blog粥.jpg

酢とラーユを遠慮なくかけて食べます。
とびっきり辛い
京都ハバネロの里本舗のラーユが根性を養います!ふあぁぁっ!

よい子はまねをしてはいけません。
ハバネロのラーユは1滴でよろしい。

(敬称略)
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