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芥川龍之介の芋粥 [いも!たこ!なんきん!]

源氏物語に
「ゆ」なる食べ物が出てくるとか。
さっそく!奈良のお大尽がご教授くださいました。
現代のお粥(かゆ)らしいですが!果たして。

あ!?
昨夜!勝手に
「姫粥」なんて仮説にもならない造語を書きまして
申し訳ありません。
そんなもん!あるはずがありませんわね!すみません!

はっきり線は引けないみたいですが
平安時代前期までは
現代のおこわは「飯(いい)」
現代のごはんは「粥」
現代のおかゆは「湯」

平安後期は
おこわは「強飯(こわいい)」
ごはんは「姫飯(ひめいい)」または「堅粥(かたかゆ)」
おかゆは「汁粥」
重湯は「湯」

ちなみに平安中期以降
それらの単語が入り混じって
早い話が各自!自分勝手に記録にとどめているようなので
きれいに分類は難しいようです。

ところで
芥川龍之介の薯蕷(芋)粥はなんです?!
「粥」ですか?
具があるから「雑炊」じゃないんですか?!

でも!具を入れても粥
「まぜ粥」と呼んだりするそうです。
古くからそうなんでしょうか。
一説には醤油や味噌で色をつけたものを
「雑炊」というとか。
はなはだ!あいまいとしているようですね。

ともかく!「いもがゆ」を作ります。

芥川の原作では
「山の芋を中に切り込んで」
「それを甘葛(あまづら)の汁で煮た粥の事」とあります。

「あまづら」ねぇ?!
枕草子にも出ていますね。
あてなるもの(上品なもの)の中に
削り氷に「あまづら入れて」
新しい金属の椀に盛っています。

この時代の甘味料ですか。

白粥に
茹でた山の芋(今回は長芋ですが)を合わせて
塩を振りました。

「あまづら」がありません!

blog芋粥.jpg

椀の中ほどの黒い色は
あまづらの代わりに落とした「バルサミコ酢」です。

ほんのり甘くて
不思議とよく合います。

(敬称略)
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