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紀州の母は処女のさんま?! [食い意地]

   母にも処女の時があった。
   不思議である。

不思議であります。
そんなこと!考える息子がいるのですか。
私には不思議な感覚であります。
中上健次の
「処女の秋刀魚(さんま)」というエッセイ。

母親に官能的な「女」を感じる
男の子もいるのでしょうか!
母親は恋愛の対象にもなるのでしょうか。

彼は母親に「処女の秋刀魚」を
重ねています。

「処女の秋刀魚」とは
中上健次によると
彼らの故郷の
紀州の沖で獲れる秋刀魚
   三陸沖から黒潮にもまれて
   やせ細り
   孕んだやつはいない!処女の如し!
だそうです。

そりゃあ!違うんじゃない。

孕んだやつはいない!じゃなく
産卵してしまったからでは?!
つまり!
やせた「おばあさん」秋刀魚でしょう!?

特に!寒の秋刀魚は
全体に小ぶりなものが多く
全く脂が抜け落ちているそうです。

紀州では長い間
腹になんにもない秋刀魚を
丸のまま!しっぽを吊って
寒風で干しあげたものを賞味してきたとか。

紀州の秋刀魚の丸干しが到来しました。

blogさんま丸干し.jpg

立派です!大きい!?
どう見ても小ぶりとはいえないんですが。
それに今は寒ではないんですが。
腹には卵がぎっしり詰まっています。
脂もあります。

??!

紀州も
昔の丸干しにこだわっている人は少数派!?
製造者も
現代人や他国の人に好まれるように
考えを変えて行っているらしい。

(敬称略)
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