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犬鳴山でコーヒーを飲みたい [野道!山道!恋はけもの道!]

(和泉葛城山幻視行 その1)


コーヒーの味は分りません。
好んで飲む飲料でもありません。
ふだん!ガツガツ飲食するのを目撃されて
なんでも飲んでいると思われていますがね。

でも!ま!気が向いたので
コーヒーを飲みに行きましょう。

前の晩のこと。

「血糖値が」
「痛風が」
「血圧が」
「肝臓が」
とかなんとか口々にぼやいて
酒は飲みたくないというご老体ばかり!

ビョーキの上に
年中金欠なそんなおじいさんたちと
例によって路上でパーティを開いたのですが
な~にが!ビョーキだ!養生だ!
飲むは!飲むは!
つき合って
私も缶ビールを 7 本!飲んでしまいました!
胃腸の調子が悪くて酒を抜こうと思っていたのに。

それで朝 5 時半起床予定が 7 時になって
おっとり刀で電車に乗りました。
ああ!気分晴れず!乗りもの酔いになりそう!

秋には訪ねた記憶がない
犬鳴(いぬなき)温泉に向かいます。
紅葉の季節ですね!
人出があるでしょうね。

が!バスが終点の犬鳴山に着いたときには
乗客は私ひとりになっていました。
拍子抜けですね。

犬鳴川とも不動谷ともいわれている川を
さかのぼれば
犬鳴温泉は人影もなく静まり返り
紅葉もなければ
「犬鳴き」の地名でも犬さえいません。

七宝滝寺(しっぽうりゅうじ)が近くなれば
山伏姿の修験者の男女に出会うようになりました。

修行の滝を見せてもらいます。
50 円納めなければなりません。
blog01.jpg

薄暗い中冷たそう!
修業しないものには見ても面白くありませんね。

林道に出てトンネルをくぐって
さらに不動谷をさかのぼります。

暗いですねぇ!
大昔!この谷で飯ごう炊さんしたときには
明るい渓流じゃなかったですかね。

コーヒーを沸かす場所がありません。

仕方なく!どんどん進めば
あれ!?
ハイキングコースが変わっていますね。
新しい林道なんかもできていたり。

最後に来てからもう××十年!
そのときのハイキングマップを持参しているのですが
役に立たないかも。

林道と別れて
暗くて急な階段をはうように上ること 40 分!
明るい場所に出ました。
五本松!ですか!

展望台が建っていました!
blog02.jpg

上るには 200 円。
上りません。

ここから尾根の林道を
ひたすら和泉葛城山(いずみかつらぎさん)目指します。

いや!林道ではないのかな!?
紀泉高原スカイラインと書いてあります。
すごいですねぇ!舗装しています。
blog03.jpg

しかし!変化の乏しい面白くもない道ですね!
見晴らしもこんなに悪かったですか!

ああ!?
思い出しました。
昔!なぜか!スミレを探しに来ましたよ!
スミレは明るいところに多いでしょ!
犬鳴温泉からずっと!この尾根の道も
明るかったんですよ!昔は!きっと。

やっと!和泉葛城山の頂上近くにある展望台に。
blog04.jpg

ここは先ほどと違い無料です。
ここでコーヒーを沸かしますか。
渓流でするつもりの喫茶が
山頂になってしまいました。
コメント(2) 
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コメント 2

nao0880

健康的ですね。
犬鳴山、小学校の遠足で行ったように覚えています。
自転車でも訪れました。27インチの軽量輪行車、通学にも使ったことがあります。新御堂筋を規制を無視して走ったこともありました。
私なら、温泉の日帰り入浴500円程度を行程に加えます。

ほっさんの記事に「××十年」がよく現れますね。「××十年」の間は、どこか異国あるいは異界で生活していたのでしょう。

by nao0880 (2010-12-07 08:23) 

ほっ

「××十年」に深い思慮はありません。
李白の「白髪三千丈」の「三千」を
とても多いと解釈するのが好きなんですが
いくらホラ吹き人生でも
「三千年」と記述する勇気もなく
こそこそと「××十年」と書いてしまいました。
いつまでもそれに代わることばも作れず
だらだら使っています。

by ほっ (2010-12-07 09:15) 

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