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カルパスとカマンベールのみそ漬け [お命!いただきます]

昭和 27 年(1952 年)
詩人の草野心平は
詩では食えないとかで
居酒屋を開店してしのごうとしています。
店名は「火の車」だとか。

橋本千代吉著/火の車板前帖に
そのときのメニューがありました。

「白夜」は牛乳のスープ。
「五月」はカレー味の野菜サラダらしい。
「どろんこ」はパセリなんかを加えたかつおの塩辛。
「悪魔のぶつぎり」はたこの料理。
なるほど。

「冬」は豚のすじ肉のにこごり。
「ねしや」は豚の腎臓料理。
「もも」は鶏肉の尻つぼ?を炒めるらしい。
「美人の胴」はかまぼこ料理。
その名にした理由が私にはさっぱり分りませんが
なんか深い考えがあってのことでしょう。

しかし!なんと安易な命名?!
「白」は冷ややっこ。
「ぴい」はピーナツ。
「黒と緑」は海苔で巻いたほうれんそう。
詩人らしくもない。

その中で
分らなかったのが「丸と角」
カルパスとチーズだとか。

サントリーのウイスキーの呼び名のようだと思った
××十年前の幼い私です。
カルパスなんて
わが家の食卓に縁のないものでしたから。

今もよく分っていません。
サラミとどう違うのでしょうね。
ドライソーセージでもないんですか。

これが丸と角?!
blogカルパス.jpg

「丸」のカルパスは
今まで興味もなく気づかなかったのですが
スーパーでフツーに売られているんですね。
世の中!知らないことが多過ぎます。

「角」のつもりの
写真のカマンベールチーズは
味噌に漬けておいたもの。
硬くしまって
ちょっと不思議な食感です。

(敬称略)
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