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薬師寺の花会式とか [南都有情]

近鉄・大和西大寺駅を出たら
春じゃないですね!風が寒い。
4 月 3 日(2011 年)なのに。

薬師寺の修二会(しゅにえ)に行きます。
歩いて参ります。

西大寺は染井吉野がほころび始めたばかりのよう。
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菅原天満宮から
大仏殿の 10 分の 1 といわれている喜光寺(きこうじ)へ。
あれ!南大門が作られていました。
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喜光寺は大仏建立に尽くした行基ゆかりの寺ですから。

大昔はハイキング・ウォーキングの人が流れていたのに
寒いからか!別の理由からかだれも歩いていませんね。

ほどなく垂仁天皇陵。
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やっぱり!冬色ですね。
小さな島は多遅麻毛理(たぢまもり)の墓所ですか。
常世(とこよ)の国から柑橘を携えて帰朝して
この御陵の前で
泣きながら息絶えたと古事記にある人ですね。

唐招提寺までくると
大勢の観光客がいました。

薬師寺の玄奘三蔵院の庭には薄墨桜が満開。
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今回は玄奘三蔵院は通り過ぎ
東塔と西塔のある金堂の方へ。
修二会(しゅにえ)の期間です。

修二会は奈良の寺が 2 月に
国家繁栄を祈る春の法要らしい。

しかし!新暦になってから
「 2 月」の解釈が寺によって違うのか
例えば
東大寺の修二会(お水取り)はもう終わっていますが
薬師寺は
3 月 30 日から 4 月 5 まで催行されています。

参籠している練行衆(れんぎょうしゅう)は
この期間は不眠不休とか。

百合!菊!梅!かきつばた!なんかの 10 種の造花で
本尊が飾られていました。
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だから花会式(はなえしき)と呼ばれるのですね。
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だれかが
「900 年前はホンモノの花を飾っていた」と
いっていましたが
違うでしょ!造花の花の季節がまちまちですもの。

4 月 5 日の結願(けちがん)に
鬼追式(おにおいしき)があります。

5 匹の鬼が暴れまわり
練行衆が松明(たいまつ)を放りあげる行事です。
松明を製作していました。
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薬師寺のトイレの表示。
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「美男子」じゃ、、、ないんですね。

薬師寺を出て
あのおぞましい害虫のリンゴガイを探しに。
水田に水はなく干からびた卵塊がありましたが
親貝の姿は当然ありません。
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死んではいないでしょうけど。

秋篠川に出ました。
ああ!川岸の染井吉野は
お花見ができるくらいは咲いています。
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ここにも小鳥の盗蜜が!
花びらがポトロポトリ落ちています。

それにしても風が春じゃないですね!寒い。
前もその前のときも
秋篠川を歩くときにはなぜか天候に恵まれませんね。

構わずに下れば
平城京西市船着場跡が。
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石碑があるだけですがね。
当然!平城京西市跡の碑もありました。
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