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川のない天津橋の精霊流し [わが街・下駄ばきドドンパ]

お盆に迎え火で
死者の霊魂を迎え入れ
送り火であの世に帰すのですね。

灯明や提灯や竿灯や五山の送り火や
霊魂は火に導かれるものらしい。

薪能(たきぎのう)の
篝火(かがりび)のゆらぎと
成仏できない怨霊(おんりょう)の取り合わせも
なんとなく納得できます。

blog2.jpg
大阪薪能の鬼と戦う平惟茂)

あの?!
素朴な!
というより幼稚園児以下のアホな疑問ですが
お盆のご先祖はどこから来て
どこへ行くのですか。

あの世ですか!
西方浄土ですか!
極楽ですか!
涅槃(ねはん)の世界ですか?!

あ!
あの世と涅槃は違うような!?

バラモン教とか古代ヒンドゥー教とかは
カースト制を認めていますよね。
肯定した上で
常にどこかの階級に生まれ変わるというのが
輪廻では。

その輪廻を嫌って
その仕組みから解脱(げだつ)して
ラクになって
生まれ変わらないようにするのが
釈迦の教えだったのでは。

解脱した境地が涅槃でしたよね!

(すみません!違っていても)
(アホがいうこと!ムキになって怒らないでね)

そうすると釈迦を仰ぐ仏教には
あの世や
西方浄土や
極楽は存在しないし!必要もない!
阿弥陀(あみだ)さまも存在しない!?
涅槃の世界ですもの。

まして!霊魂が行ったり来たりしますか!
解脱したものが
その前の世界に 2 度と帰るはずもありません。

釈迦の許可なく
だれが極楽浄土や
地獄を作ったのでしょうか。

そしてすごいのは
日本の仏教徒は
輪廻を肯定していませんか。
カースト制よりもっとすごい輪廻を。

「浄土」は中国からの輸入だとしても
迎え火や送り火は
だれが考えたのでしょうか。

まあ!深く知りたい訳でも
学ぼうとする殊勝さもありませんが
ふと!
日本人離れした考えが
輪廻のようにめぐります。あは。


8 月 15 日(2011 年)
大阪は西成区の
高速道路の下に人が集まっていました。

「お盆の精霊流し」ですって。

川も海もありません!
だいたい水がありませんがね。

ここのバス停は「天津橋」とあります。

まさか「てんしん」とは読まないでしょうね。
 「あまつばし」でしょうね。

橋があったのですね。
ということは
大昔には川があったのかも!

「精霊流し」ですか。
私は「灯籠流し」といっていましたが
「送り火」の意味なんですね。

みなさん
仏壇の供物が入っているかのような
紙袋を下げてきています。

高速道路の下の今日は開いているフェンスの中の
読経の流れる祭壇に手を合わせてから
蝋燭(ろうそく)と線香を受け取り
灯明を上げ
線香を立てています。

そして
いよいよ供物なんかを流すのですね。
私の幼少のころにはそうでしたが。

そこに
大阪市の清掃局のゴミ収集車が!?
blog1.jpg

ゴミ収集車に流して?います。
川の代用ですか!?

なるほど!
タグ:送り火
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