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エロ映画とは [活動写真]

「エロ映画」とは?!

場末のこ汚い居酒屋で
おじさんたちがことばの定義に
口角泡を飛ばしていました。

「おい!牛のしっぽ!どうなんや?!」

こっちに振らないでよ。
純情可憐がウリの私に!(ちょっと無理があるかも)

ある若いシングルマザーが
おごるからというので仕方なく
悩みというけど!
つまらんのろ気ばなしを聞きながら
顔を隠して安いワインなんかを飲んでいるのに
目ざとく見つけるものです。

ちなみに「牛のしっぽ」は「もうの尻」
つまり「もの知り」という
半分ふざけた大阪庶民の隠語。

たしか「エロ映画」について
その道に造詣が深かった吉村平吉が
あちこちで解説していませんでしたか。

あ!吉村平吉は
もう鬼籍に入られていましたか。

1990 年発行の「吉原酔狂ぐらし」に
かいつまんで書いてありました。

かれがもっと詳細に解説した著書や
ビデオなんかがあるはずですが。
ま!そんなに知りたくもないですがね。

ともかく!それによると
「エロ映画」の全盛時は
昭和 27 年(1952 年)から 31 年だとか。

もっとも!
エロ映画と称されたのはずいぶん古く長く
戦前から
売春防止法施行(昭和 33 年)のころまでらしい。

その後の呼称は
なぜか「ブルーフィルム」一辺倒。

さらに「裏ビデオ」に変わったのは
分るような気がします。
ビデオデッキの普及があったからですよね。

ビデオからDVDに替わり
今は、、、はぁ!?
記録メディアの種類が多過ぎます。
大昔の「エロ映画」に該当するものを
なんと呼べばいいのでしょうか。

いや!もう!
記録メディアもいらないのでしょうか。

ネットで観賞できます、、、?!
お気に入りは
クラウドに保存しておけばいいのでしょうね。

その他もろもろ
酔っ払いのおじさんたちに
講義するくらいの知識は仕入れましたが
、、、しゃべるのはやめておきましょう。

「吉原酔狂ぐらし」のおしまいの方に
間夫(まぶ)きどりだったころの思い出が。

昔!お金のない吉村が
親しくなったモグリの売春宿の女性に
泊めてもらった翌朝。

さっきまで腕の中にいた子猫が
食事の支度をする後ろ姿は愛らしく!
神々(こうごう)しいものらしい。

思い出は美しい。

朝食の惣菜は納豆売りの老婆から買った
納豆だけだったようですが
「とてもおいしかった」そうです。

そんなはなし!
ロマンチストの私は
酔っ払いにしゃべりそうですから。
そして
鼻の先で笑うに決まっているでしょうから。
即物的!動物的なおじさんたちは。


あ!?
ピンク映画とかポルノ映画とか
そんな単語があったような、、、。

吉村は
それらには言及していませんね。

たぶん!それは
日活や大蔵映画なんかが制作したものやら
大手の配給網にある外国ものやら
オモテの映画のことばなんでしょうね。

あ!この拙いブログを読まれた賢姉・大兄
レクチャーしてくれなくてもいいですよ。
今日のところ!知りたくないですから。

(敬称略)
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