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食べるラー油で鯛茶漬け [すててこ!しゃんしゃん!]

なん度もいいますが
鯛(たい)が安い!

鯛はごちそうだった時代もあったのですがね。

   私の少年の頃は
   ちょっとしたご馳走といえば
   スキヤキかタイの茶漬けに
   きまっていたようなものだ。
   (檀一雄著/檀流クッキング)

檀一雄が少年時代というと
大正時代でしょうか。

鯛茶漬けですか!
私の親が作るはずもなく
長じて名前くらい聞いたかもしれませんがね。

胡麻(ごま)をよくすって
鶏卵を割り入れ
生醤油を混ぜたタレの中に
鯛の切り身を浸したら
ごはんにのせ
熱い茶をかけて食すものらしい。

胡麻を油がにじむまでするとあります。

じゃ!胡麻油でもいいのでは?!
ダメなんでしょうか。

今はやりのラー油には
胡麻油が入っていませんかね。

考えるのもメンドくさい!
はいはい!ラー油で決まり。

食べるラー油の嚆矢(こうし)
桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」に
鶏卵の黄身だけ入れて
生醤油をかけた中へ
安売りの鯛の刺身を浸けました。

あついごはんにのせて
ネギと海苔(のり)をぱらぱら。
blog鯛茶.jpg

わさびをおいて
茶をかければ鯛茶漬けになるはずなんですが
衝動的に!
そのまま食べてしまいました。あは。

おいしいじゃないの!

檀一雄は九州は柳川育ちとよく書いていますね。
鯛茶漬けは
九州ではよく知られた食事でしょうか。

遠藤ケイ著/にっぽん求米紀行/に
福岡県新宮町相ノ島の鯛茶漬けが。

タレは
醤油!味醂(みりん)!昆布だし!
鶏卵の代わりに
鯛のエラを焼いてほぐした身を入れています。

鴨居羊子が「カモイクッキング」に
母親から伝授の「ばてれん鯛茶」を
紹介していました。

ばてれんといえば九州の長崎ですよね。
自慢じゃないですが
長崎にも九州にも行ったことはありませんが
そんな気がします。

タレは
半ずりの胡麻に
醤油!味醂!酒!卵!砂糖!味の素。

いろんなものが入るんですねぇ。

茶をかけなくても絶品だとか。

ああ!やっぱり!ね。
私にはお茶漬けではなく丼ものですね。

(敬称略)
タグ:檀一雄
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