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河口慧海の生家 昆虫食の町 [猫も歩けば棒立ち]

南海本線の七道駅前(大阪府堺市)に
河口慧海(かわぐちえかい 1866 ~ 1945)
がいました。
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明治時代に
鎖国していたチベットに密入国して
梵語やチベット語の経典を
持ち出した人ですね。

駅の近くに
「生家の跡」の碑がありました。
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「跡」もなにも!?
民家の中に
すき間(?)があるだけじゃないですか。



河口慧海は
中国人やチベット人に化けられて
多くの言語をつかいこなすとは
「耳」がいいのでしょうね。

音感のいい人じゃないと
外国語の習得は難しいと信じます。

ことばはモノマネですよね。
その言語独特の音域と波形を
マネるのでしょうけど
音感のまったくない私なんか
外国語も日本の方言も!とてもとても。

ずいぶん前のことですが
久しぶりにあった母親に
「変だ」と指摘されました。

つまり!私のイントネーションは
母親には
今住んでいるところのことばだと思われ
今住んでいるところの連中には
どこか遠い町の方言をつかっていると
思われていたのですね。はは。

言語が破壊されていました。
現在もどんどん壊れています。



河口慧海は
探検を決意する前から
いや!黄檗宗の僧侶になる前の
10 代のころから
漢籍や英会話を習っていたとか。

その素養があって
インドやネパールの俗語まで
つぎつぎ理解が早かったのでしょう。

弘法大師や福沢諭吉や
外国語の習得が得意な人は
大きな仕事ができるのですね。

その原点は寺子屋でした。

6 歳から通ったという清学院が
現存しています。
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すでに 300 年以上前から
修験道の寺院だったというから
歴史がありますね。
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今の建てものは新しいといえども
江戸時代後期の建築らしい。



阪堺電車で帰ります。
堺市が補助しているので
堺市から大阪市まで乗っても 210 円だから。

その路面電車が真ん中を走る
幅員のある大堂筋の北の端に出ました。
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ん?!
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昆虫食!?

昆虫食の自動販売機!
カブトムシは 1,480 円!
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自由都市・堺!
食品も自由だぁ!
ちょっと日本語がおかしいけど。

そんなに珍しがることもないですか。
100 年前!大正 8 年(1919)の調査では
日本全国には
55 種類の食用昆虫が
知られていたそうですから。

ここに売られている
ゲンゴロウもコオロギも
各地で食用にしていたとか。



綾ノ町停留場に
たぶん 3 編成しかない
「堺トラム」がやってきました。
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あ?!
車内アナウンスが
つぎの停留場を
「たかすじんしゃ」といっています。

私の音感はいいかげんですから
おかしな聞き取りしかできない!?

それに英語のそれを聞いたからでしょうか。
「神社」の英語発音は「じんしゃ」?!
「じんじゃ」とはいわないの!?
まさかね。

あ!ホントだ!
「たかすじんしゃ」です!
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「じんじゃ」ではない「じんしゃ」!
どんな「神社」なんでしょう。



(河口慧海著/チベット旅行記/)
(野中健一著/虫食む人々の暮らし/)参照
(敬称略)
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