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ネジバナはもじずり 夢が色に出る花 [解語の枯れ尾花]

JR美章園駅から帰ります。

徒歩 5 分から 10 分までの
最寄り駅は 4 駅ありますが
美章園駅もそんなに遠くはありません。
12、3 分はかかりますけどね。

なんにもいいこともない日。
ないといったら
おカネはまったくないぞ!
自慢じゃないけど。
ま!自慢してもいいかも!
他人にないことでしょうから。

帰って昼食。
いつものように
49 円のおにぎりと
73 円のカップ麺ですませますか。
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いじけていたら
どちらかひとつのときもありますが。はは。
ちょっと心にゆとりがあるときには
199 円の海苔(のり)弁当ですね。



おお!今!美章園駅前の
「まるふく」が空いています。
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衝動的に入店します。

ランチメニュー!増えていますね。
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迷わず「日替わりランチ」と叫びます。
税込み 500 円はそれしかありません。

内容を確認しなかったのですが
この日は「餃子」でしたか。
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餃子とごはん!
主食と主食。
炭水化物と炭水化物。
なんだかイヤですね。

あ!?
おにぎりとカップ麺!
おなじような
炭水化物の組み合わせでしたか!はは。



JR阪和線の高架沿いを歩いて帰ります。
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空地が 700m ばかりつづいています。

ここにいろんな種子をまいてみても
全然!生えてきませんね。
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雑草のひっつき虫のセンダングサだって
芽生えたのは数えるほど。
そして!たいてい!
種子が熟す前に刈り取られてしまいますが。

ヌスビトハギもここだけは発芽しませんね。



わが家の庭の桃ケ池まで帰ってきました。
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あ!フェンスのあちら側
夾竹桃(きょうちくとう)の陰に
ネジバナがたくさん咲いています。
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だれにも知られたくないようです。
フェンスのこちら側にきたら
たちまち踏みつぶされ
抜かれてしまうでしょう。

舗装されたところに樹木がぽつぽつ。
そんな自然とはかけはなれた緑地(?)が
大阪市のめざす公園?!

行政に!生物多様性がいいという部署と
コンクリート固めが最善とつぶやく係と
両方があるのでしょうか。

それはともかく
小さな花が花茎のまわりをらせん状に
咲いてのぼるから
ネジバナ(捩花)と呼ぶのでしょう。
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詩歌の世界では
モジズリ(文字摺)とか
モジズリソウ(文字摺草)とかいわれています。

ネジバナの命名のいわれは理解できますが
モジズリが分かりません。

園芸図書にはなにも書いていません。
「分からない」と
堂々と記述しているものもあります。

期待もしないで広辞苑を広げたら
もじずりに
「捩摺」の漢字があてられていました。

「もじ」は「文字」ではなく
正式(?)には「捩」でしたか。
なるほど。

しかし「ずり(摺)」はなんですか。

さらに広辞苑を引くと
摺絹(すりぎぬ)のひとつに
忍摺(しのぶずり)がありました。

その模様はねじれているのだそうな。
だから
もじずり(捩摺)という別称もあるとか。

広辞苑!すごい。
園芸図書をしのいでいます。



モジズリは古い呼称なんでしょうね。

その総称の
摺絹(すりぎぬ)は摺衣(すりぎぬ)!
摺衣(すりころも)!?

 摺衣(すりころも)
 着(け)りと夢(いめ)見つ
 うつつには
 たれしの人の言(こと)か繁けむ

万葉集(2621)にあります。

きっと色鮮やかな夢を見たのでしょう。
色のついた夢!
自分の気持ち!恋心が色に出ているのやら。
うわさになったらどうしよう。

なんてね!可愛い歌じゃないですか。

でも!これはホントの恋じゃないですね。
万葉集の中だけの恋。
夢見る夢子さん。

そんな夢に咲く花!モジズリ。



(新訓 万葉集/佐佐木信綱編/)参照
(敬称略)
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