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人を食ったはなし [絵に描いたどじょう地獄]

中島敦(なかじまあつし)の小説は
難解な漢字ばっかり!
平易な漢字でも苦手な私は
1 ページも読まないうちに投げだしましたが。

その中島敦の作品に
人間のこどもの蒸し焼き料理がありましたね!?
端っこに引っかかっている記憶で
隔靴掻痒(かっかそうよう)の感があるんですが。

ああ!ここです。
名人伝の中
「斉(せい)の桓公(かんこう)が珍味を求めたとき」
「厨宰(ちゅうさい)の易牙(えきが)は」
「己が息子を蒸し焼きにしてこれをすすめた」
ただそれだけの記述。
名人伝の筋に関係はありませんでした。
そんな時代だったというたとえらしい。

開高健は中国の喫人すなわち人食いを
考察していましたね。(開口閉口)

喫人には長い歴史があるそうな。
といって緊急避難!
呪術!怨念!儀式!なんかの
非日常的に食べるのは当然考えられますが
例えば唐代には普通の食習慣?らしい。
赤ん坊の蒸し焼きなる料理も紹介しています。

曰く
牛でも豚でも(人間でも)仔は珍味中の珍味で
丸のまま蒸し焼きするのがご馳走である!とか。

もっと詳細は
フランス美食アカデミーを創設した
20 世紀初頭の食通の王
キュルノンスキーの「美食の歓び」(大木吉甫訳)に
書いてありました。

カニバリズム(食人)は今(1933 年当時ですよ!)なお
中央アフリカ!ニューカレドニア!
ニューヘブライ諸島!オセアニア諸島で
広く行われている!とか。

ヨーロッパ人の肉は塩辛い!
黄色人種の肉は腐った油臭い!
オセアニア人の肉がおいしい!
一般的には豚肉の味に似ているそうな。

さすが!美食の王!
キュルノンスキーは
レシピもいくつか調べて書いています。
人肉を調理されたい人は参考にどうぞ。

(敬称略)
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