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高いステーキが売れる理由 [西田辺探検記]

少し値段の高い料理を
「メニューに書いておこうかと、、、」
小さな居酒屋の
体の小さな女将がいうのですが。

売れないでしょ!
常連客を見渡すと
お金に縁のないツラばかりじゃぁないですか。

「ところが高いものはないの!?」
という客がときどきいるのだそうな。

??!

底の浅い男ほど
関西弁の
「ええカッコしぃ(見栄っぱり)」らしい。

たまに怪しげな女性を連れてきたときなんか
「さぁ!なんでも食べろ」なんてね。

たいてい!
その不健康そうでケバい女性たちは
一番高いものを注文するのだそうな。

食べたいとか好きなものとかという
選択はしないとか。
誘われるのが 100% 苦痛のようで
つまり!嫌がらせですね。

それに気づかないとはバカですね!
「ええカッコしぃ」は!はは。

じゃ!ビーフ・ステーキかな!

常連客向きじゃないし
毎日売れる訳じゃないから
200g ばかりど~んと焼いて
2500 円か 3000 円もらったら。

ある程度ボリューム感がないと
がっかりしますからね。

500 円/100g までのテキトーな肉を
「こんないい肉はない」とつぶやきながら
たたいて!たたいて!
にんにくをすりこんでバターで焼いたらどう?!

客が望めば
ごはんと香のものと茹で野菜とスープを
「きれいな人だけ私のお!ご!り!」とかなんとか
もったいぶって無料でつけてあげたら。

「そうする!」


「売れたよ!ステーキ!昨日 3 枚も!」

うれしそうですね。

「あの酒癖が悪くてドケチなバーコードハゲが」
愛人だと勝手に思っている
スナックのママらしい人ときたのだそうな。

その女性もカネづるの誘いに仕方がない様子で
でも用心深く
朋輩の化粧のどぎつい女の子を
ふたりも護衛に伴なって来店。

案の定!
ステーキが 3 枚売れたのだそうな。

「でもね!ハゲがね」
「ついたての陰に私を呼んで」
「5000 円しか持っていないとほざきやがった」
それで残額は月末払いに!

明日払わなかったら
といち(10 日で 1 割の利子)!
会社まで集金に行くといってやりなさい。
いつも訳もなく威張っているけど小心者だから。
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