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ミョウガの花茎を食べます [いも!たこ!なんきん!]

場末の居酒屋のおじさんと
魚のアラ!
つまり身を取った後の
頭とか骨とかのはなしをしていました。

私の行く「さかなや」には
とてもいいアラが
とても安価にあるのですが。

タイ(鯛)やサケ(鮭)やブリ(鰤)のアラが
いつも切らさないで店頭にあります。

小さな「さかなや」なのに
魚をたくさんさばいているんでしょうね!
なんていうと
「仕入れてきているよ!それは」と
居酒屋がいいます。

「アラだけを仕入れるの?!

「いっぱい売っているよ」
「頭だけでもカマだけでも!卸し値で」



ミョウガ(茗荷)の!
ま!難しくいえば花(花穂)でしょうか!
その掃除をした後のような
花茎とか!ごわごわした外側の皮とかを
安価で売られています。
blog茗荷01.jpg

とても筋っぽい部分なので
調理にするには少々考える必要はあるものの
香りはミョウガのままのような。

そもそもミョウガは薬味(!)扱いなので
私のように野菜として使おうとすれば
大変高価になります。

でも!
この花茎の部分なら貧乏人でも大丈夫。

このミョウガを買う店は決まっていました。

その店は
相当たくさんのミョウガを商っているので
クズもたくさん出るものと
思っていたのですが。

近所の「やおや」にもあるじゃないですか!
あのミョウガのクズが山積み。

やっぱり!
これだけ仕入れてきているのですね!

500g もの袋が 100 円!?
安いですねぇ。

翌日には 50 円?!

仕入れ過ぎてしまったらしい。



54 円(税込)で買ってきてきざみます。

このまま使えば
食べるとかみ切れず
口中に繊維が残ってしまいます。

日ごろ!料理人には
苦言を呈してばかりいますが
自分できざめばその不器用さにあきれます。
30 分もかかりました。はは。

いつもなら
野菜炒めのように
「ミョウガ炒め」をするのですが
肉もないから
市販の梅肉(梅干のペースト)を混ぜて
ねじ式の漬けもの容器に入れておきました。

1 日過ぎて
出てきた水をしぼって食べて見ると
美味!
なんというおいしさ。

冷やした木綿豆腐にのせて
青ネギでもトッピングしたらご馳走です。
blog茗荷02.jpg

オリーブ油と
香りづけに醤油を 1 滴落として食べます。



規格外の
おおげさにいえば
ニャンコのふぐり(睾丸)ほどの
小粒のジャガイモが安い。
ニャンコのふぐりよりは大きいでしょうけど。

ゆでて主食にします。

梅肉漬けのミョウガをオリーブ油で炒め
砂糖とほんの少しの醤油で調味して
山椒の青味の醤油煮(拙ブログ 2018/06/09)と
「肉」の代わりに天かす(揚げ玉)を
混ぜてジャガイモにのせます。
blog茗荷03.jpg

ミョウガ 54 円!
豆腐 31 円!ジャガイモ 108 円。
200 円しないランチでもしあわせ。
まだ!ミョウガと
ジャガイモはたくさん残っているし。



「ランチしたの?!」

旧知の間柄のように
いつも親しく口をきいてくる
アラフォー(around 40)のおね~さん。

私はかの女の愛称くらいしか知らないのに
向こうは私のこと!なぜかよく知っています。
そんな女史がひとりのみならずいるので
ただ街を徘徊するだけでもやっかいなこと。

「ニャンコのふぐりほどのジャガをね。

「ふぐりって?!」

カマトト!?
たぶん!いや絶対に 40 歳にもなっているのに。
それともなにか
気の利いたギャグを求めているのかな。

「どん太(かの女の飼い猫)の可愛いところ。

「ヒゲ!?」

「そうじゃなくて!
「あなたがかれに甘えるときに!
「いつも頬ずりしたり甘がみするところ。

「肩甲骨!?あ!かかとかぁ?!」

ん?けんこうこつ~?!
え?かかとを甘がみするの!?
ユニークな生殖(?)を
享受(?)していますなぁ。

カマトトぶっているのじゃないような。
ま!いい!
「ふぐり」は
「かかと」ということにしておきましょう。
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キクイモを食べました [いも!たこ!なんきん!]

先日(拙ブログ 2018/03/14
だれかがキクイモを植えていましたが。

もう芽出しのころですね。
わが家のキクイモを食べなければ。

キクイモはなん度も栽培しましたが
食べるとき
どうも!
あのキク科特有の匂いが気になります。

黄色い花だけ鑑賞したらいいのかも。

それでキクイモは不要となり
あちこちの花壇に植えてあげたのですが
みなさん!あまりお気に召さないようで
いつのまにか抜いて捨てていますね。

そんな訳で
ここ数年!
キクイモと縁が切れていたのですが。

事情を知らないお大尽が
体にいいとか!健康食品だとか!
もったいぶって自家農園のものを
送ってくれています。



どうして食べたらおいしいのでしょう。

芽が出るまで忘れていたなんて
今さら!送り主に
食べ方を聞く訳にも行かず
農業を趣味にしている別のお大尽に問うと
「カレーが一番好き」とのこと。

ジャガイモの代わりにするそうな。

ああ!それでかどうか
ご当地の(?)レトルトのカレーが
同梱包されていましたね。
blogキクイモ01.jpg

キクイモを茹でて
カレーソースと合わせました。
blogキクイモ02.jpg

あれ!?
あんまり菊臭くありません。

いままで食べたのはなんだったのやら。
私の育て方がまずかったのでしょうか。



スライスして少し硬めに茹でて
オリーブ油で炒めてみます。
酒!砂糖!醤油で調味してから
小口切りの青ネギを混ぜました。
blogキクイモ03.jpg

おいしいじゃないですか。



生でも食べる!と
問い合わせたお大尽がいっていましたね。

スライスして
味噌と酒粕を練り合わせた床に
1 週間ばかり漬けておきました。
blogキクイモ04.jpg

食べられます。



しからば「昆布じめ」なんてのもいいかも。

昆布がなかったので
スライスしたキクイモに塩を振ってから
スライスした大レモンで
数日はさんでおきました。
blogキクイモ05.jpg

すっぱい。
すっぱいもの好きの私にはおいしい。
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カボチャを蒸して [いも!たこ!なんきん!]

月になん度も野山を徘徊しているので
忘れました。
blog71.jpg

どこで入手したカボチャでしょうか。
2kg もないものの
山中で
かついで歩いたら重かったでしょうけど。

蒸してみます。

まずい!?
私の口には。

パサパサと
ソウメンカボチャ(金糸瓜)のような!
ま!そこまで極端ではないけど
繊維が粗い!

油を加えたらなんとかなるかも。



宇野千代は
カボチャのから揚げが得意といっていました。

蒸したカボチャに小麦粉をはたき
思い切って高価な
太白胡麻油で揚げるのだそうな。

それに天つゆより少し甘いめの汁に
生姜のしぼり汁を混ぜてかけています。

煮るより旨味が増すとかいっています。



私も揚げてみましょうか。

しかし!
揚げ油を用意するのがメンドくさい。
揚げた後の油を保管したり処理するのも。

揚げものなんか
近所の商店街かスーパーで
いつも揚げたてを売っているので
それですませていますけどね。

他家でもそうなのか
イベントで揚げものに人気が集まります。
これは原価が安い。
助かります。

それに
閨房(けいぼう)の技の習得には
熱心なのに(知らんけど)
料理の腕はさっぱりの女性たちにも
調理ができます。

てんぷら職人には
怒られるかも知れないけど
揚げたてはおいしい!
下手な人が揚げても。



揚げなくても
油を混ぜればおんなじでしょう?!
おなじようにおいしいのでは。

カボチャに
オリーブ油をどんと混ぜてみますか。

ん?!
先日!イベントで(拙ブログ 2017/12/24
本上まなみの歌を
思い出したじゃないですか。

「まゆげとね まゆげの間に シワ寄って
「だまってたはずなのにばれてた

ギリシアの料理あれこれに
たっぷり含まれているオリーブ油に
閉口しているのですね。



あんまりたっぷりもいけませんか。

蒸したカボチャに酢を振りながら
粗くつぶしました。

先日食べた田辺大根の葉は干しています。
それを水でもどして切り
マヨネーズで炒めて
カボチャに加えます。

昆布茶と味の素と醤油を少々。
マヨネーズも少し足します。

最後に好みで
青ネギの小口切りを混ぜます。
blog72.jpg

おいしいじゃないですか!



(宇野千代著/私の作ったお惣菜/)
(本上まなみ著/ほんじょの虫干。/)参照
(敬称略)
タグ:田辺大根
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こつまなんきん んまわし [いも!たこ!なんきん!]

冬至の日(2017/12/22)の朝
生根(いくね)神社(大阪市西成区)の
境内がにぎやかでした。
blog91.jpg

「こつま南瓜(なんきん)祭」ですね。
blog92.jpg

ここは大昔の勝間村(こつまむら)
今は「なにわの伝統野菜」といわれる
「勝間南瓜(こつまなんきん)」のふるさと。
blog93.jpg

祈願札の納めるところが
こつまなんきんの形。
blog94.jpg

その向こうに見えるのが
「こつま南瓜塚」です。

蒸した「こつまなんきん」に
茹でた小豆をかけたものをいただいて
「無病息災」を願っています。



どうして
冬至の日にカボチャなのか。
各地で食べられているようですが。
もっともらしい理由をいう
すべったお笑い芸人のような
自称・有識者もいますが。

「南瓜」には
「ぼうぶら」と「とうなす」と
「西洋カボチャ」の系統が
あるとか!ないとか。

牧野富太郎はさらに細かく
分類したかったようですが
交雑していて
特に現代では
よく分からなくなっているようです。

その「とうなす」だから
「とうじ」じゃないんですか。
単純に「とう」つながりで。

科学的!医学的な理由は
後づけでしょう!きっと。

ちなみに関西でいう「なんきん」は
どの系統か知りませんが
今!一般に呼ばれている
「カボチャ」であることには間違いないような。

「土用の丑の日」の「丑」は「牛」
牛は黒い!
黒いものを食べよう!ということで
ウナギ(鰻)やらシジミ(蜆)やら
ゴマ(胡麻)やら黒いものを食べる習慣(?)と
おなじようなものですか。
でも少し違うようで
いずれにしろ
なんだかふざけていますね!ご先祖たちは。



さらに「なんきん」の「ん」つながりで
冬至の日には
「ん」のつくものを
食べればいいのだとか。

どういいのか知りませんが。
「うどん」の玉を買っていた
おばちゃんがいましたが。

だれがいい出したのやら
真面目に考えたら
腹も立ちそうなはなしですけどね。

ま!笑ってすませて「ん」から
上方落語発祥の
「んまわし」を思い出したりしましょう。

頭のビスが少しゆるんでいるような
人ばかりの集まりで
「ん」をつく単語をいって
田楽を食べようという落語です。

「寄合酒(よりあいざけ)」の後半部分を
独立させた噺(はなし)でしょう。
別称「田楽食い」です。

「んまわし」の原形は
安楽庵策伝(1554 ~ 1642)の残した
醒睡笑にありますけどね。

落語のドガチャカどがちゃか!ではなく
「むつかしき三字
「はねたることをいひて食はん
というルール。
3 回はね(ん)がないと
食べられないのです。

雲林院(うんりんいん)とか
根元丹(こんげんたん)とか
煎茶瓶(せんさんびん)とか
なかなか難しい。

あれ!?
余談の余談ですが
「大鏡」の舞台の「雲林院」
「うりんいん」ばかりと思っていましたが
策伝の時代には
「うんりんいん」とも読んでいましたか。



あ!生根神社のカボチャ!
食べられませんでした。

年に不足はないのでババでもいいのに
ママと自称している
スナックのおばちゃんや
ダスターみたいな顔でも
マスターと呼ばれている
居酒屋のおじさんが
「すぐ!相談したい」と
つまらんことをいってきたので。

あたしゃ!あんたらの下僕!
便利屋じゃない!
カボチャ!食わせろ!

それでそのままぼ~っと過ごしていたら
今!カメラの画像を
パソコンに取り込んでいて
2、3 日前に
生根神社に寄っていたことを
思い出しました。はは。

間抜けな年の暮れでありんす。



(安楽庵策伝著/
    醒睡笑/鈴木棠三校注/参照)
(敬称略)
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新じゃがの山椒煮 [いも!たこ!なんきん!]

先日買ってきた(拙ブログ 2017/05/26
メークイン(新じゃが)を煮ます。

鶏肉手羽元を
鍋に油を敷いて焼きます。
手羽元を降ろして
洗って水気をふいた新じゃがを入れて
油をまわします。
新じゃがを降ろして
白菜の古漬けをきざんで炒めます。

みんな鍋にもどして水を注してことこと。

たまたま白味噌があったので
加えます。
冬の名残りの酒粕もまだあります。
それもちぎって入れておきます。

山椒の葉は
もう夏の日差しの中!バシバシ!ごわごわ。
枝を多量に切りました。
枝と葉柄を捨てて丸い葉だけにしてみます。
メンドくさいったらありゃしない。

それをイワタニのミルサーに入れてガ~!
刃だけ高速回転するだけですね。はは。
あたりまえですね。

豆乳を少し加えて再度挑戦。

ま!
5 秒でバラバラ!
ドロドロにはなりましたけどね。

それをイモの鍋に入れて火を止めます。

都会的なセンスを身にまとっていても
(ウソついてすみません)
イモ類を大量に食べるとほっとする私です。
blog31.jpg

“フーテンの寅” みたいですね。

あ!
「男はつらいよ」の脚本集
どこかへ行って手元にありません。
初期の初期!
TV版のを読み返したくなったのですが
どなたか私の本!知りませんか。

もっとも思いあたる筋の人は
破天荒な人生の人ばかり。
殺されたか
自ら命を絶ったのか
もう!鬼籍に入っていることでしょうねぇ。



じゃがいもの呼称はたくさんあるようですが
「新」がつくのは
「じゃがいも」だけなんでしょうか。
「新きんかいも」とか
「新ごしょいも」とか聞いたことがないような。

新じゃがを煮る  国境の町を行く   ほっ

「故郷はなれて はるばる千里」の
満州の荒野で詠んだ句のように見えませんか。
満州に行ったことはないですが。

大和と山城の国ざかいを通ってきた新じゃが!
ということだけですがね。(拙ブログ 2017/05/26



映画「男はつらいよ」の「フーテンの寅」は
「イモの煮っころがし」が好きなようなので
演じている渥美清も好みじゃないかと
短絡的に思ってしまうのですが
どうなんでしょう。

渥美清(俳号・風天)の句を
探してみたのですが
「イモ」はないような。
素朴な食べものなら
切り干し大根の句がありました。

切干とあぶらげ煮て母じょうぶ  風天

不安定な句ですが。
これが大阪弁で
「きりぼしと あぶらげたいて 母丈夫」
とすれば座りがいいのですがね。

このころがりそうでころがらない調子が
「風天」の句の持ち味のような。
そんな気がしますが果たして。

いい句です。



(敬称略)

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