SSブログ

鬼洗い 蛸薬師の大根だき [平安京有情]

大みそか!京都は雨模様。
blog31.jpg

「濡れてよし 三条大橋 鬼洗い

私の名句です。
ま!迷句といわれてもうれしいですが。
季語は「鬼洗い(おにあらい)」です。

「そんな季語はない!」と師匠がいいます。

師匠といっても!
後ろ姿はスレンダーですが
自称・アラフォー(around 40)と
年をごまかしているおばさん!もとい
美女(と親は思っている?)おね~さん!
「エロごと」の師匠ですが。

そんなはずでは。

なるほど!
手元の俳句歳時記にのっていないですね。

しからば!
虚子編の新歳時記を見ても!ないですね。

もっと古いところで!
1803 年刊行の曲亭馬琴編の
俳諧歳時記栞草で探すと
やっぱり!記述はありません。

これ以上!無学な茅屋(あばらや)には
たどるよすがはありません。
もういい!今から季語にしましょう!
ご協力くだされ。



「鬼洗い」は大変珍しい雨です。
大みそかに降る雨です。

毎年!大みそかはありますが
雨が降るかどうかは分かりません。
なん年も
「鬼洗い」がないかも知れません。

今日(2023/12/31)はその珍しい
「鬼洗い」に濡れることができる日です。
濡れなくてもいいですが。

もっとも!旧暦のはなしでしょうけど。

追儺(ついな)の行事!
節分の鬼を濡らすから
「鬼洗い」というのでしょうけど。



三条大橋を右岸に渡りましたが
朝食を摂れるところがありません。

たまに遭遇する喫茶店には長蛇の列が。
あきらめますか。

ん!?
スーツケースか
キャリーバッグ(Carrier Bag)か
長い間!旅に出ていないから知りませんが
自走(?)するものがあるんですね。
blog32.jpg

もっとも!どこに行くにも
たとえ!海外でもリュックサックしか
私は持って行けなかったような。



新京極商店街のアーケードを南に歩けば
にぎやかな蛸(たこ)薬師堂。
blog33.jpg

例年!大みそかに
「大根だき」が催行されます。

鐘を撞(つ)いて入ります。
blog34.jpg

大根だきをいただきます。
blog35.jpg

志納です。
硬貨をひとにぎり納めました。
ま!小銭ばかりですから
200 円もないでしょうけど!すみません。

タコのおみくじ!?
blog36.jpg

境内の中にも鐘がありましたが。
blog37.jpg

これは撞いてはいけないのかな。

ま!さっき撞いた鐘で
除夜の鐘の代わりにしますか。



河原町通りに出たら
朝!行列があった
「六曜社珈琲店」に座れそう。
blog38.jpg

12 時まで
「モーニングサービス」がありました。

一番高価なものを。
blog39.jpg

野菜ジュースもついています。
blog40.jpg

税込み 700 円。
ランチになりました。



先斗町を抜けます。
blog41.jpg

幅員のない道に
可愛い犬矢来がたくさん見られます。
blog42.jpg

先斗町公園。
blog43.jpg

面積はないのですが
立体的に造られています。

金魚が店舗の内外で泳いでいます。
blog44.jpg

「うさぎのアトリエ」なのに。

気のせいか!
路地が少なくなったような。
blog45.jpg

先斗町には
31 の路地があるといわれていましたが。



やんでいたのですが
また!雲行きが怪しくなってきました。
ま!雨ぐらいでは
驚かない鈍感さが身についていますが。



「ほっとけば またおめでとう 鬼洗い
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

祇園 壹銭洋食 知恩院 除夜の鐘 試し撞き [平安京有情]

おね~さんがつき添ってくれます。
blog51.jpg

きれいなひと。
恥ずかしいじゃないですか!食べるのが。

祇園の「壹銭洋食」をいただきます。
blog52.jpg

1 銭洋食とは
大正時代には 1 銭程度のもの。
小麦粉を焼いただけ?!
具なんて
あるという程のものはなかったはず。

それが祇園の現代の 1 銭洋食は
豪華です。
blog53.jpg

具が 12 種も。
値段もすごい!
税込み 850 円。



大和大路通りを南へ。
恵美須神社は迎春と
「十日えびす」の準備ができています。
blog54.jpg

禅居庵を横切ります。
blog55.jpg

苔に元気がありません。

建仁寺の境内中にある茶の木に
花がたくさん咲いています。
blog56.jpg

今年は特にあたたかい。

建仁寺の塔頭の中を北へ抜けます。
blog57.jpg

さらに八坂の塔のほうへ。
blog58.jpg

街をくるりと回って
建仁寺の東の安井金比羅宮の
「縁切り縁結び碑(いし)」に。
blog59.jpg

花街・祇園甲部を抜けます。
blog60.jpg

あれ!おね~さんが歩いています。
blog61.jpg

メイン通りの花見小路通りには
たぶん!貸衣装の
いろんな和服を着たひとが
佃煮にするほどいますが
身のこなしや髪型は
ホンモノの芸妓さんかな。

八坂神社を横切りましょうか。
blog62.jpg

「祇園えべっさん(北向蛭子神社)」に
手を合わせて行きます。
blog63.jpg

これでもう来月の「十日戎」に
詣らなくてもいいかな。

円山公園に出ます。
blog64.jpg

しだれ桜が寒そう。



勢至丸(法然)さま!こんにちは。
blog65.jpg

知恩院に入山。

まっすぐ大鐘楼へ。
今日(2023/12/27)は
除夜の鐘の試し撞きの日。

毎年ながら!大勢の見物客。
blog66.jpg

日本三大梵鐘のひとつの大鐘。
簡単には撞けません。
blog67.jpg

親綱にひとり!
子綱に 16 人の僧侶が
撞木(しゅもく)を大きく引きます。
blog68.jpg

なんとなく!切ない鐘の音。
なにもしなくても
また!新年が勝手にきますね。
コメント(2) 
共通テーマ:グルメ・料理

東寺しまい弘法 柿が買えた [平安京有情]

朝です。
「モーニングサービス」をいただきたい。

あれ!?
どの店舗にもメニューが出ていません。

ん?!
10 時半を過ぎています。
ぼんやりしていたのか
もう!「朝」は終わっていますか。

おなかがすいた!
「モーニング」がなくてもなんでもあるのに
ことさらしょう然として
親が死んだときのように肩を落として
京都駅を南へ!つまり八条口から出ます。

ま!親が死んだときにはあわてたけど!
そんなに肩は落としていなかったかも。

大きな喫茶店があるじゃないですか。
blog21.jpg

ん十年もうろついていて
気づかなかったのですね。

「カフェ コロラド」!
なんと 12 時まで
「モーニング」があるじゃないですか!

では!感謝(?)を込めて
一番高い「コロラドモーニング」を。
blog22.jpg

スクランブルエッグ!ソーセージ!
ベーコン!サラダ!トースト。

ケチャップの瓶を持ってきてくれましたが
なににかけるの?!
トーストにかけたら!
おいしかったのですが!違うような。はは。

私には十分過ぎる量のコーヒーで
おなかがいっぱいになって!税込み 800 円。



東寺に南大門から入ります。
blog23.jpg

今日(2023/12/21)は
終い弘法(しまいこうぼう)の
市が立っています。
blog24.jpg

紅葉の季節は過ぎていますね。
blog25.jpg

新型コロナウイルス禍は忘れました。
blog26.jpg

花の少ない境内。
紅白のサザンカが咲いていますが
注視するひとは!まず!いないようです。
blog27.jpg

高校生たちが「歳末助け合い募金」の
声をあげています。
blog28.jpg

可愛いので!
お賽銭用に持ち歩いている小銭入れを
ひっくり返します。
1 円玉と 5 円玉ばかりですから
200 円もないでしょうけど。

御影堂の横の桜(陽光)のこずえに
1 輪の帰り花が!?
望遠レンズで見ると!花ではないですね。
blog29.jpg

イラガ?!
でも!イラガのまゆなら模様がありますよね。

師走なのに快晴。
blog30.jpg

みなさん!うれしそうで!にぎやかです。



柿が安い!
でも!時期が終わっていて!
柔らかくなっているものばかり。

「硬いの!選んでいいですか?

「いいですよ。

やさしい。

250g ばかりの柿!
6 個で 300 円!もちろん税込み。
blog31.jpg

得した気分。

さらに!
いわゆる大阪の厚かましいおばちゃんが
憑依(ひょうい)して食品をめぐります。

まず!生姜(しょうが)!
blog32.jpg

200 円!これでもお得ですが
昨年はもっと盛りがあったような。はは。

ちりめんじゃこ!
野沢菜ちりめん!梅ちりめん!
1 合枡てんこ盛り 400 円。
blog33.jpg

2 杯買えば 700 円。
3 杯なら 1,000 円。

すぐき(酸茎漬)の葉だけなら半額。
blog34.jpg

あんまり数がないので!即!買いです。

五平餅は
いつも買うサンズン(屋台)があります。
blog35.jpg

300 円に値あげしていましたが
この五平餅が好きなおばちゃんの分まで
買って帰ります。
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

知恩院あたり かまぼこを食べて  [平安京有情]

ん!?
奇妙なものが!
blog21.jpg

サギじゃないですか。
なんという格好をしているのでしょう。

高瀬川に桜の葉が散っています。
blog22.jpg

なん度もいうようですが
ここに立つとある歌の断片が浮かびます。

「病葉(わくらば)を 今日も浮かべて
「町の谷 川は流れる

初めて「病葉」という単語を知ったのは
この歌詩からでしたが。
心貧しい遠い日。
今はもっと身心懐中貧しいぞ。

鴨川の四条大橋を渡ると
南座に「まねき」があがっています。
blog23.jpg

師走ですね。

八坂神社の境内の和服姿は
インバウンド(訪日旅行)の美人ばかり。
blog24.jpg

先日まで着物を着た
可愛い娘が多かったのですが。
それは「七五三」の
参詣だったのでしょうか。

円山公園を横切ります。
blog25.jpg

知恩院の境内には
思ったより紅葉・黄葉が多い。
blog26.jpg

御廟のほうに長い石段をあがります。

石段の中途で柑橘の実が見えます。
blog27.jpg

おいしそうです!たくさんあります。

御廟には行かず!千姫の墓に参ります。
blog28.jpg

その奥に
濡髪(ぬれがみ)大明神があります。

「ちおいん(知恩院)さんの
「濡髪さんにお祈りすると
「旦那はんがでけます。

京の花街の芸妓は
パトロンなくては成り立たない
「お仕事」なんでしょう。

ちなみに花街を「はなまち」と読んだら
眉をひそめられたような。
「はなまち」は娼妓の街のことだから
「かがい」といわねばならないと
注意されたような。

旦那ができてからでも
丑三つどきにやってきて
そこの井戸に
小豆を落とすのだそうです。

そうすると
旦那が奥さんと同衾(どうきん)しても
なに(!)が役に立たなくなるそうな。

旦那は奥さんといたさなくなり
自分のところへ
せっせと通うようになるとか。

これが京のこのあたりの花街の
常識で!正義で!生真面目で
他人が口をはさむことはありません。

知恩院のショップに
かつおぶしのだしが売っていました。
blog29.jpg

この宗派は
動物性のものもいただけるのですか。

三門から出て参道をゆるやかにくだり
振り向けば
右と左の紅葉の色が違います。
blog30.jpg

どんどん西へ歩けば
唐突に!唐突に思えるところに
蒲鉾(!)店がありました。
blog31.jpg

「いづ萬」ですか。
歴史がありそうな店舗です。

すり身を揚げたものですか。
blog32.jpg

おいしそうですが!
安売りスーパーしか行かないものには
高価に見えます。

4 個セットでは税込み 600 円!
お得というのでもらいます。
種類は女将さんにおまかせ。
blog33.jpg

重い!
ひとつ 150g はありそう。
また!厚い。
食べごたえがあります。

どこで食べますか。

祇園白川に出ました。
blog34.jpg

辰巳大明神の前には観光客がいっぱい。
blog35.jpg

TVドラマの!特に探偵ものの大団円に
断崖とか!火口とか!
とんでもないところでロケしたがりますが
どこにも行けないときには
しかたなく「辰巳大明神」だと
船越英一郎がいっていたような。

そんなことでかどうか!しょっちゅう!
結婚式の前撮りらしいひとたちが
順番待ちしていたり。

ちいさな!ちいさな神社。
絵になるとも思えないのですが。



(永六輔著/極道まんだら/)参照
(敬称略)
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

知恩院 友禅苑の紅葉 [平安京有情]

観音さまが迎えてくださいます。
blog81.jpg

たしか!高村光雲作。

友禅染め祖の宮崎友禅斎が
紅葉を見ています。
blog82.jpg

「友禅苑」の初冬。
blog83.jpg

友禅斎の家でも
かれが造った庭でもないようですが
友禅苑と命名されています。

知恩院の国宝の三門の南にあります。
blog84.jpg

友禅染めの定義や
作品の知識はありませんが
この庭のような
はなやかな色彩なんでしょうか。



知恩院の国宝の御影堂の北の
方丈に回ります。

方丈庭園を散策します。
blog85.jpg

緑から赤への
グラデーションのカエデがあります。
blog86.jpg

絵になるススキがあります。
blog87.jpg

浄土への来迎雲をあらわしているのかも。
blog88.jpg

高台の山亭にあがり
京(みやこ)を鳥瞰(ちょうかん)します。
blog89.jpg

私の町では散っている
ドウダンツツジの
紅葉が美しい知恩院の庭でした。



三門から参道を西にくだります。

お好み焼きののれんが架かっている
「あらちゃん」がありました。
blog90.jpg

もう 2 時を回っていますが
ランチのメニューが出ています。

入店すれば外国語!?
インバウンド(訪日旅行)の客だらけ。

ランチは 960 円(税込み)のものが
たくさんあります。
blog91.jpg

とん平焼き定食がありますね。

「とん平」は
大阪のお初天神の近くの店が
発祥といわれていますが
いろんな形があるような。

京都の「とん平」とはどんなものか
興味はありましたが。

食べたい気持ちが勝り
「鶏とキャベツの
  柚子こしょうポン酢定食」を選択。
blog92.jpg

税込み 960 円。

私にはボリュームがありました。
ごはんがすすみます。

お代わりでもできそうですが
お代わりは 150 円追加料金。
やめます!はは。

観光地価格にしては割安感を覚えました。
コメント(2) 
共通テーマ:グルメ・料理