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松原通り 京都市立病院でランチ [平安京有情]

碁盤の目のような京都の道。
東西の通りの松原通りを西に向かいます。
blog31松原通.jpg

あれ!?
しばらくこなかったからとまどいます。
これが
秀吉がひっかきまわす前までの五条通り!?
田舎のさびれて行く街道みたいですが。

親鸞入滅の地の碑があります。
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間違いなく松原通りですね。

五條天神宮。
blog33五條天神宮.jpg

創建が平安遷都の年(794)というから
気の遠くなるほど古い。

長い間にいろいろと
名称や通称が変わったようです。

天使の宮!天使社!五條天神宮!
五条天神社!五条天神!等々。

ホントの天神さまです。

「天神」といえばイコール菅原道真の昨今。
ここの天神さまは大変な迷惑でしょうなぁ。



そもそも道真を
怨霊にしたてあげたのは
カタキ(?)の藤原一族?!

道長の栄華を説く「大鏡」に
「時平の一族は
「道真のたたりによって
「短命であったとの語り
が!ありますね。

瀬戸内寂聴の道真評は
「青白きインテリ
「抒情詩人
「政治には不向き
で!
「執念深い報復はできない
と!いい切りますが。

つまり天神に身を変えて
復讐に舞いもどることはないと。

庶民とか権力者を問わず
逸話を勝手に作り
英雄にしたてあげたり
偉人にした人多し。
あ!悪ものにもね。

ま!暑いときにヘタな考えでは
湯豆腐のようになった脳みそが
よけいにゆだるだけ。

このあたりに
「天使突抜(てんしつきぬけ)」の
地名があります。

エンゼルの串刺しではありません。

秀吉の都大改造で東中筋ができました。
それがここの境内を無遠慮に
横断したからですね。(拙ブログ 2008/06/03

その当時の呼称は
天使社(てんしやしろ)が一般的だったのかな。



「天使突抜」の再訪はまた後日にして
さらに西へ。

松原京極商店街を歩いているのですが。
blog34松原通.jpg

「義経と弁慶のゆかりの地」というのが
商店街のうたい文句ですが。
そのくらい古いのかどうか知りませんが
閑散としています。
たぶん!休日だったからでしょう。

光徳公園です!
blog35光徳公園.jpg

特徴はありません。
フツーの都市の中の公園ですが
ふしぎと記憶に残っています。

くるま止めに
「シルバーのスズメ」がいます。
blog36.jpg

今ではあちこちで見られますが
ここで初めて見たので
今朝食べたものも忘れている
便利な(?)な頭でもよみがえるのです。



JR山陰本線(嵯峨野線)をくぐったら
だらだらつづく道に飽きてきました。
道が悪い訳じゃありませんが。

秀吉が造った南側の幅員のある
五条通りに出てみます。

なんですか!?
blog37京都市立病院.jpg

京都市立病院がそびえています。
建て替えたようですね。
いや!増設したのかも。

新しい院内は広く明るい。
2 階に飲食のブースがあるんですか。

ぎゃ!
エスカレータでつまづいて!
入院することになりそうでした。
ま!それは大げさですが。

せっかちなものが知らずに乗ったから。
スピードがフツーの半分(!)でした。

そんな阿呆のはなしはさておいて
北館 2 階に
ファミリーマート!ドトールコーヒー!
レストラン「ウィステリア」がありました。

レストランに行きます。

600 円(税込み)です。
blog38ウィステリア.jpg

豚肉の揚げたものでしたが
日替わりランチAか
おなじくBか
おまかせランチかです。
みんな 600 円ですから。

食べ終わって確認しようとしたときには
まだ 1 時に 15 分以上あるというのに
売り切れで案内の札が隠されていました。

公立の建てもの内の食堂にしては
お得感がないように思えましたが。

取り放題(?)のきゅうり漬けと
福神漬けをガバガバ食べてごめんなさい。
汗顔の至り。
冷茶を 3 杯もいただいて逃げました。



(大鏡/保坂弘司現代語訳/)
(瀬戸内寂聴著/古都旅情/)参照
(敬称略)
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