SSブログ

アル中女の肖像 セロリ1 茎で飲む [活動写真]

「ウルリケ・オッティンガー ベルリン三部作」
blog91.jpg

といわれても
教養も常識もないものには
なんのことやら。

ウルリケ・オッティンガーは
ドイツの映画監督ですか。
女性ですね。

なにも分からないけど
この赤い服の美人が気になります。はは。

これはどうやら「アル中女の肖像」らしい。
この映画を観ることに。

真っ赤なコートに白いピンヒールで
ベルリン空港に
さっそうと現れるときから始まりますが
物語の期待はそこまで。

美人はほとんどしゃべらず
ひたすら飲むだけ。
ストーリィらしいものは
私には感じられません。

酒場を渡り歩き
あちこちで小さな問題を起こしても平気。
やりたい放題。
どうやら大金持ちのようです。

飲んで!飲んで!
グラスや酒瓶を落として壊すばかり。
blog92.jpg

ガラスが割れる音の連続に
私の神経がおかしくなります。

なぜか!綱渡りをして!落ちたりもします。
blog93.jpg

ホームレスの女性に親切にしてあげて
いっしょにバスに入っていましたが
きれいな裸体でした。

西洋の女優には必要以上(?)
大きなバストの持ち主も多いのですが
ちょうどいい(!)形です。

なにを感心していたのやら。

ん!?

男性優位の社会規範を声高に批判する
女性 3 人組がいます。

また「ペニヒ」(1/100 マルク)の
単語が聞こえます。

「キンゼイレポート」が
どうのこうのといっています。
キンゼイレポートは
たしか!先の大戦の直後でしたよね。

この映画の時代背景はいつなんですか。

映画制作は 1979 年!?
古いフィルムだったんですね。

まだ!ベルリンの壁のあるころ。
その西ベルリンの街のことでしたか。



そもそも!「アル中」って
死語ではないのでしょうか。
「アルコール中毒」の略ですよね。
それも「慢性」の「中毒症」のような。

今はアルコール依存症とかいうような。

いつもきれいないでたちの
裕福そうな美人は
コニャックのような蒸留酒(たぶん!)を
ただ!あおるだけ。

つまみを食べる楽しみが
あってもいいようなもの。

向田邦子はいっていました。

酒のさかなは少しずつ。
ごちそうではなくても
異なるものをたくさん並べると
盃がすすむ!と。

これは向田ひとりが思いついた訳ではなく
提供する側はたいてい心得ているはず。

ま!天丼大盛りは
さかなにはふさわしくないと
私でも考えていますが。

そういいながら!
いい子で暮らしてきた私は
天丼大盛りでも不満はいいませんが。
ぼた餅でも!おごってくれるのなら
それで!朝まで飲みますが!無理してでも。

セロリが 1 茎あります。
これで!到来ものの日本酒!
久しぶりに「獺祭(だっさい)」を飲みます。

さらに口なおしには
「宝焼酎」を用意しています。



セロリの葉に梅肉(梅干ペースト)と
ねり胡麻をからめます。
blog94.jpg

ポテトサラダにキュウリを混ぜる代わりに
立て塩をくぐらせたセロリを加えます。
blog95.jpg

セロリの葉と納豆とかつおぶしを混ぜて
だし醤油と辛子も加えてから
少量のごはんの上に置きました。
blog96.jpg

奈良漬けをぬぐわずにセロリと混ぜ合わせ
食パンにのせてみましょうか。
blog97.jpg

ま!今夜もしあわせです。



しかし!あの映画!なんだったのでしょう。

私が「アル中」に持つ
「落伍者」「不潔」「貧乏」というイメージが
あの美人にないのですが。

「裕福」な美人が酒におぼれてはいけません。

ま!ほっとけや!というでしょうけど。



(敬称略)
コメント(0) 
共通テーマ:映画