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船場の背骨 三休橋筋 [わが街・大阪ブギウギ]

大阪メトロの堺筋本町駅の
改札を出ると数歩で
船場センタービルの 4 号館の B2 階。

といっても堺筋本町駅は中央線と
堺筋線の交差する駅!
改札も連絡口もひとつじゃないのですが
私がぼんやり思慮なく足まかせで歩いて
着くところですが。

すぐ「かわ」という店舗。
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うどんを早朝からひさいでいます。

朝は豆乳を飲んだだけ。
ランチには早いけど
なにか食べますか。

およそヒトが食べるものは
そんなに苦にすることなく
食べられると思います。
しつけができていますから。

が!意識的に
汁かけ麺類は避けるようにしています。
食べた後なん十回に 1 度は
気分が悪くなり吐いたりするからですが。

でも!他に考えるのもメンドくさいので
今日はここで食べましょう。

月見そば(税込み 320 円)と
炊き込みごはんのおにぎり(100 円)!
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炭水化物の摂り過ぎかな。
身体にも懐中にも悪い。



おなかがくちくなったら
気力が失せました!簡単に。はは。
帰宅して休みますか。
ドーデーの記した
「コルニーユ親方」と変わりませんね。

粉ひきのコルニーユ親方は
仕事がないのが悲しくて恥ずかしくて
そのことを村人に隠して
毎日!忙しそうにふるまったのです。

粉ひきの風車小屋の内壁を
崩しては袋に入れて
ロバの背に載せて
配達しているかのように町まで行って
機を見て!仕事をもらって
帰るふりをしていたそうな。

私は近所の目つきの悪い刀自(とじ)から
「あんた!なにをする人?!」なんて
詰問されたりします。

そんなばばぁには!いや!奥さまには
「まじめな会社員ですよ」と答えているので
朝から働いて(?)いるのですよ。



もう少し壁土(!)を運びますか。

三休橋筋を北に進みます。
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丸紅の壁画に再会。
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ガス灯(?)も健在。

見あげれば米寿を迎えた綿業会館。
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東を向けばもうすぐ 100 歳になるという
船場ビルディング。
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このビルを入ると中庭?!
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吹き抜けになっています。
100 歳はすごいぞ。

赤レンガの旧大中証券ビルと
白壁の浪花教会はドッキング?!
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旧大中証券ビルは
ゆうに 100 歳は越えているそうな。

八木通商ビルかな。
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竣工時(1918)には赤レンガの外壁。
10 年後(1929)に
白タイルに変更したといいますが。
なにがあったのでしょう。

ひと筋西に行って
愛珠(あいしゅ)幼稚園を訪ねます。
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これまた古い!
明治 34 年(1901)竣工。
最近改修したようですね。

愛珠幼稚園と背中合わせに適塾。
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緒方洪庵がいました。

三休橋筋にもどれば吉田理容所。
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昭和 5 年(1930)創業だそうな。



土佐堀川にあたりました。

栴檀木橋(せんだんのきばし)が
架かっています。
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栴檀の材木でできた木製の橋?!

噺家(はなしか)の
(2 代)露の五郎兵衛説は違います。

大阪弁でタヌキ(狸)のことを
「たのき」と発音します。

土佐堀川の岸辺に
千頭の「たのき」が棲んでいたそうな。

そこへ架けた橋だから
「千狸(せんたのき)」の橋!?
「せんだのき」の橋。ばんざ~い!

上記ふたつの説。
他でいったら笑われますから!ご注意。

栴檀木橋(せんだんのきばし)を渡れば
大正 7 年(1918)竣工の大阪市中央公会堂。



(ドーデー作/風車小屋だより/櫻田佐訳/)
(露の五郎著/なにわ橋づくし/)参照
(敬称略)
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ヘチマ?! たわしを食べた [お命!いただきます]

「ヘチマ」が店頭にありました。
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もう季節が過ぎたのでは。
昨年 10 月の頭に
食べたとき(拙ブログ 2018/10/04)に
「もう今年最後の収穫」と
いっていたような。

ふと!思い出しました。

あのとき!私が食べたのを知って
「食べたかったなぁ」といっていた
アラフォー(around 40)のおね~さん。

「だれにもいわないで」といって
いっていましたが
そういわれるとよけいに
口がむずむずするんですよね。

ま!そんな前ふりをしながら
3、4 人ににぎやかにはなしていたので
ここでいっても
そう罪にはならんでしょう。

大昔のカレが
ヘチマのみそ汁が好きだったそうな。

カレは薩摩か琉球の出身だったのでは。



「ちょっと苦味が出ている」と
青果店のおじさんがいっていましたが。

「ヘチマのおね~さん」にあげようと
大阪に持ち帰ったのですが連絡取れず。

薄情な性格ですから
いつのまにか縁が切れた人!多数。

自分で食べます。

皮をむいてスライス。
生のまま!ポン酢をかけてみます。
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ああ!多少苦いですけど食べられます。

乱切りにしてゆでます。

得意の(?)梅肉(梅干をたたいたもの)和え。
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ネギといっしょにマヨネーズと醤油で。
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口の中に繊維が残ります。
「たわし」!?
たわしを食べているのでは?!

焼いてみますか。
フライパンでバター醤油焼き。
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ますます「たわし」です。

ハムとチーズではさんで電子レンジで加熱。
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私だから食べられるのですが
だれも食べないでしょうねぇ。

豚肉とよく炒めたらどうかな。

酒を振って!砂糖を混ぜて!
田舎風の味噌で調味。
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豚肉だけ選んで食べるはめに。はは。



おね~さんにあげないでよかったですね。
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長居植物園 悲しくも秋の思ひぞ [解語の枯れ尾花]

睡眠はいつも細切れ。
突然!眠くなり!どこででも眠れますが
私はそれでもいいのですが
どこででも寝ていたら
友人にも仕事にもおカネにも幸福にも
見放されてしまいますね。

きれいさっぱり!ありません。

そんな眠くてたまらない正午前。
あ!
いつか 500 円ランチを
食べたレストラン。(拙ブログ 2012/06/20
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長居公園(大阪市東住吉区)の北東角
「Café & Restaurant Mashe」です。

ランチにしますか。

なにはなくても!
明日に経済的な不安をかかえていても!
眠くても!疲れていても!
人生!どんな危機に瀕(ひん)していても!
食欲がある悲しい生きもの。

もう 500 円ランチはないですね。
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「Mashe 特製ワンプレートランチ」を
いただきますか。
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チキンカツ!エビフライ!ハンバーグ!等々。
850 円(税抜き)!
お~!これで懐中不如意は極まれり。
ま!明日は明日の風が吹く!
食べてから考えましょう。



長居公園を横断すれば
長居植物園の柵の向こうにピンク色の花。
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コスモスではないですね。
では!なんでしょう?!
植えた訳でもなく
こぼれダネから咲いたもの!?

ついでにサボって
半分眠りながら
長居植物園に入園します。

コスモスの季節ですが。
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なんだか花数が少ないような。
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まだ咲きそろっていないのでしょうか。
「センセーション」の類なら
日光より播種からの日数で
おおよその咲く日が決まるそうですから。
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私のコスモスのイメージがおかしいのかも。



コスモスの横は秋の薔薇(バラ)。
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余談ですが
このカメラの発色!気に入りません。
私には
こんな弱い色には見えていないんですが。

それもあるのですが!
私の持つ薔薇の情熱的なイメージがないですね。
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ゲーテはよく薔薇を詠っていませんでしたか。

「今となりてはきみがため
「花環をつくると
「薔薇を摘むこともわれせじ
「恋人よ
「季節は今も春にしあれど
「悲しくも秋の思ひぞこころに充てる

その薔薇は春咲きのいわゆるオールドローズ!?
春以外の花!
つまり四季咲きの種ではないような。

薔薇の実が並んでいます。
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日本のノイバラのそれに似ていますね。

薔薇が四季咲きになったのは
東洋の血が入ったから?!
特に日本のノイバラと交配したから
革命的な花が作出されたのでしたやら。

もし!ゲーテが
秋の薔薇を見ていたらどうでしょう。
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恋人との別れに
秋の薔薇だって摘んでいたかも。



長居植物園の木々に吊った写真展。
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印刷だそうな。

わが家のインクジェットのプリンターなら
莫大な量のインクを消費しそう。

そんなインクじゃないそうな。
植物由来の紙でもないそうな。
感心するもよく分かりません。
作品も!もちろん。



サボりついでにサボります。
地獄に落ちても平気です。
長居陸上競技場の下に。
長居寄席に寄ります。
立花家千橘ひとり落語会です。

あれ!?
今日は「膝かくし(ついたて)」だけ?!
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上方落語の置き道具(舞台装置)は
高さ 28cm ほどの見台(けんだい=机)!
長さ 93m ほどの膝かくし!
鉄瓶のかかった火鉢!が
絶対に欠かせないものだったらしい。

それに「こびょうし(拍子木)!張り扇!

それが時代がさがるにしたがって
どんどん省かれて行ったというのですが。

東京の落語のようになんにもなくして
ざぶとんだけで演じる上方落語家も多い昨今。

しかし!膝かくしだけというのも珍しい?!
初見です。

はは。
手違いだったらしい。
急きょ!客の前で見台を組み立てることに。
組み立て式もあるんですね。

完成!
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でも!拍子木が見あたりません。



(ゲーテ詩集/片山敏彦訳/)
(宇井無愁著/落語の系譜/)参照
(敬称略)
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牛若丸伝説 鞍馬の火祭 大天狗がふたり [いわなが姫の丑の刻参り]

あ!金魚がいない!?
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6 月に訪れたときには(拙ブログ 2019/06/21
1 尾だけになっていましたが。
だれだ!食べたのは?!

鞍馬山の僧正ガ谷不動堂の前。

ここは牛若丸が鞍馬天狗と出会ったところ。
謡曲ではね。

ここには義経堂もあります。
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義経の魂が鞍馬山に帰っているらしい。



今日(2019/10/22)は
天皇が即位を宣明する儀式のある日。

皇位継承とは
「三種の神器」の継承でもあると
聞きませんでしたか。

安徳天皇といっしょに海に沈んだ
三種の神器はなにとなにでしたやら。
足りないものがあったら
皇位継承できないじゃないですか!

義経が沈めたようなものですね。

義経は兵士としての資質は
あったかもしれませんが
政治的なバランス感覚は
まったく欠如していたのじゃないですか。

それに
定見もなにもない海千山千の後白河法皇に
安易に気を許したりすれば
武家政治を模索する頼朝との
軋轢(あつれき)は当然だったのかも。



石段をどんどんあがって木の根道。
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若き日の義経が跳躍の鍛錬をしたところ。

牛若丸 16 歳!背くらべの石。
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ここからさがります。

牛若丸が飲んだ息つぎの水。
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本殿まで降りてきました。
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さらに!
つづら折り参道をくねくね降りれば
義経公供養塔が見えます。
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ここに牛若丸が起居した東光坊があったとか。

由岐神社に着きました。
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いつもは静かな急な参道に大勢の人。
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今日は由岐神社の祭礼
「鞍馬の火祭」が行われるからですね。

牛若丸の伝説をたどるのは
とりあえず!おしまい。
火祭のほうを追いましょう。



仁王門(山門)の前に神輿が置かれています。
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鞍馬街道に出ると
大きな松明(たいまつ)が用意されています。
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相当な数ですね。
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各家の前でかがり火が焚かれるようです。
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剣鉾もあるんですね。
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さほど幅員のない道の両側で
かがり火が焚かれ
大松明(たいまつ)が走るとは!
見物も命がけになりませんか。
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祭礼は深夜までつづくらしい。

由岐神社や鞍馬寺の中にいたら
夕刻の 5 時までに境内を出ないと
通行を遮断され!朝まで帰れなくなるとか。

まだ!点火まで 2 時間もあるけど
不測の事態が起きて
帰れなくならないうちに!帰ります。
京都市街までは遠い山の中ですから。



叡山電車の鞍馬駅前に大天狗がふたり!?
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ここに飛んできて 4 日めという大天狗。
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前からいた大天狗は
12 月の終わりに遠くに飛んで行くとか。
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三田藩城下町 川は流れる [町道!街道!眠り未だ足らず]

「三好達治少年期生育の寺」という
なんともはや直接的!
詩的でない石碑がある
兵庫県三田市の妙三寺。
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大阪の商家生まれの
三好達治(1900 ~ 1964)がどうして?!

少年時代に家の商売が傾いたのでしょうか。
祖母の住むこの寺で暮らしたのですか。

失礼ながら古色蒼然と思える
店舗と住宅と寺院で
ひしめき合っている地区を歩きます。

ここは三田藩の城下町ですか。



三田藩の城を探して
ゆるやかにのぼって行けば
小学校の前に「三田城跡」の碑が。
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池や水路があります。
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城跡の一部でしょうか。

他になにが残っているのやら。
見渡しても分かりません。



三田藩主九鬼家の菩提寺の心月院は曹洞宗!?
禅宗なんですか。

山門の前に大きな「禁葷酒」の碑があります。
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禅宗寺院に
「葷酒山門に入るを許さず」とか
「不許葷酒入山門」とかの碑は散見しますが
すごく簡潔ですね。

きれいな枯山水の庭があります。
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境内は駐車場と考えている寺社が多い昨今。
なぜか安堵します。
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刈り込まれているのはツツジ!
それともサツキ!?
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花の季節には
どんな風が吹いているのでしょう。



城下町の真ん中を武庫川が流れています。
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「祖母は蛍をかきあつめて
「桃の実のように合せた掌(て)の中から
「沢山な蛍をくれるのだ

三好達治の「祖母」という題の詩。

三好達治少年の時代には
ホタルの群舞する川だったのでしょうか。



武庫川大橋のたもとの
三田市役所 2 号庁舎の 1 階に
「さんさん食堂」があります。
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前の幅員のある道を通るときに
気づいてはいるものの
なかなか寄る機会がなかったのですが。

お!今
11 時ちょうど。
オープンするときですね。
早いけどランチに入りました。

日替わり A 定食を食べます。
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税込み 640 円でいいじゃないですか。
私好みの松花堂風。

野菜中心です。
はは!「地産地笑」とありますが。
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三田産のものばかりでしょうか。

気に入りました。
また寄りますね。

あれ?!
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(敬称略)
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