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独裁者は大衆が作るはず [活動写真]

場所はどこか!
よく分からないのですが
あまりはなやかなところでも
おごそかな場所でもないような。
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さわやかには見えない男たちがいます。
政治家ですか。
政治家にあらず!政治屋でしょうか。
政治屋はどうして!古今東西みんな
肉まんかなにかが腐ったような面相に
なるのでしょうか。

なんとなく記憶に残っている顔。
ヒトラー!スターリン!
チャーチル!ムッソリーニ!
第二次世界大戦の悪役たちが勢ぞろい。

もっとも!かれらは
自分こそ正義の英雄と思い
自分に陶酔し
互いを嘲笑し
なにかを待っているかのようです。
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天国へつづく門の前にいるのでしょうか。
門はなかなか開きそうにもないですが。



変った不思議な映画を観ました。
「独裁者たちのとき」です。
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いきなり!戦慄が走りました。

俳優が演技しているのでも
CG でもないとか。
ホンモノの 4 人が出ています。

同場所に顔を合わせて
けなし合うなんて
実際にはないでしょうけど
実存している映像を
つないで作ったようです。

音声はどのように組み立てているのか
分かりませんが。
大変な労作に違いありません。



私には意外にも
ヒトラー(1889 ~ 1945)が一番若い。
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ヒトラーが生まれたとき
ムッソリーニ(1883 ~ 1945)は 5 歳。

スターリン(1878 ~ 1953)は 10 歳。

チャーチル(1874 ~ 1965)は 14 歳かな。

民衆がかれらを支持したのですね。
独裁者は民衆が作ったはず。

民衆は冷静な熟慮より
感情的に行動すると
ヒトラーは
「わが闘争」に書いていましたね。

肯定か否定か!愛か憎か!
正か不正か!真か偽か!
決して半分半分とかは考えない
単純なものらしい。



タレント化した政治屋が
「ポピュリズムは嫌い!」と
他の政治屋を非難していました。

おまえが一番!ポピュリズムか
大衆迎合主義かの権化でしょうが!
と!思ったけど
相手にするほど賢く(!)もないので
忘れていましたが。

考えれば!そのひとは
ヒトラーが
ユダヤ人に持った感情のように
近親憎悪が強いのかも。

あんまり追及すると
「ヘイト行為」と攻撃されるから
やめましょう。
ただ!単純に!議論もなく
そんなことばだけで大衆は納得します。



それはいつの時代もおなじですなぁ。
大衆は政治も
阪神タイガースの応援みたいなものかも。
あんまり思慮もなく騒ぐのです。

ま!愚かな宗教にも似ていますか。
教祖のいうことを
妄信するひともなん千年も後を絶たず。

案外!教祖は金儲けでしているだけで
「肉食や淫欲はよくない」と
いっておきながら
自分は日夜!ビフテキを頬張りながら
若い肉体を並べて
むさぼっているようなものかも。



浅学にして見たことがなかった
史劇でした。
といって!
ストーリィのようなものはありません。
それでも!
おどろおどろした大音響の中
78 分もの間!しっかり見ていました。



(アドルフ・ヒトラー著/わが闘争/
     平野一郎 将積茂 訳/)参照
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