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山賊の宴 石垣は野面積み [ゲリラの宴]

秘密結社(?)から
召集令状(!)が届きました。

4、5 年ぶりですか。
不健康な社会生活と体力なので
みんな死んでいるものかと思っていましたが。

「なにを準備して
「どこさ!行くんだべ!?

「交通費を持って!バスに乗れ。

荒っぽい!

ちなみに!いつも私が書いている
ハイキング等の案内はなんと丁寧なこと!?
細かく書き過ぎて!
かえってうっとうしがられ
飛ばし読みされて
意が伝わらなくなるほど!はは。

バスに 3 時間も乗って
日ごろの激務(?)で!
眠ってしまっていたら
「今!どこ?ホントに乗ってるの!?
なんて怒声!

「バスが遅延していますだ。

バスから降りたら拉致(?)され
鳥取と岡山の県境を縫うように走ります。

密漁(?)と密猟(?)と
マタタビ(木天蓼)盗っ人(?)と
オオサンショウウオ(大山椒魚)を
食べる(?)算段ばかり。
どれも!よいこはしてはいけません。

私はよいこですから
「おやぶ~ん!
「もっと!夜這(ば)いとか
「集団雑魚寝(ざこね)とか!嫁盗っ人とか
「山村の風俗関係の探索のほうが
「私の研究テーマにあっているんですが!

「親分!いうな!幹事長といえ。

「幹事長!おしっこ。

やっと!人間がいるところへ。
「道の駅 風の家」ですか。

「ひるぜん焼きそば」
「あさぜん焼きそば」!?
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「ひるぜん焼きそば」は蒜山の焼きそば!
「あさぜん焼きそば」とはなんぞや!?

「食べ比べてみましょうよ?

「食べない!先を急ぐ。

ここの野菜は新鮮で安いこと。
みんな買いたくなります。
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「急にバスツアーの
「大阪おばさん化するんじゃない!



今日の宿に着きました。
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いつか見たようなバンガロー。
美甘村(みかもそん)の
「クリエイト菅谷」でしょうか。

美甘村とはうるわしい名前だったのに
平成の大合併が
その名を消しているでしょうけど。

ま!ヘタの考え休むに似たり!
にたりと笑って「給食おばさん」をします。

ぎゃ!?
冷蔵庫!ありません。

鍋!釜!包丁等の調理器具!ありません。
水道とガスコンロはあります。

皿!茶碗!箸!食器類!ありません。

ん十年前に山中や海岸をさまよった時代を
思い出して!発奮します。

食材はありますか!?

鶏肉のぶつ切り!
炭火で焼こう思っていたらしい。

しめじと白菜!鍋料理を考えたのですね。

なんにも考えずに
タマネギをさげてきているひとも。

にんにくを栽培したので
焼き肉のたれを作ってきたの!?

焼き網なんて!
しゃれたものは当然ありません。

だれかが偶然に持っていた
携帯用のフライパンに
みんな入れて煮込みます。

はい!二人前。
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ありあわせの器に移して
これをくり返します。

冷やせないので急いで
ビール(新ジャンルですが)を
やけくそであおりながら会議(?)を開催。



われわれには!ないないづくしの里。

便所は斜面をあがったところに!
シャワーはバンガローから離れた場所に
有料(3 分 100 円)ですが!ありました。

が!石鹸がありません。

タオルを忘れてきています。
乾かしながら!すっぽんぽんで散歩します。
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朝は!鶏肉の代わりに
だれかがしとめたらしい鹿の肉で
夜とおなじような「鍋」です。

鹿の肉が切れたら!猪肉です。

ぜいたくやら!可哀そうやら。

レトルトのごはんはあるのですが
電子レンジがありません。

小さなフライパンに
ひとつずつ湯煎するなんて
ひとつしたら!メンドくさくなって放棄。

うどんの玉を洗って
焼き肉のたれで!つけ麺です。
うまいぞ~!



なんか!成果があったのかどうか
あっけなく解散。

近くにバス停があるのやら。
だれか送ってくだせ~!
できれば鉄道の駅までがいいです。
新幹線の駅ならよりうれしいぞ。

ま!そんなにやさしい現実はありません。

JRの姫新線と因美線と
津山線がからんでいる津山駅まで。
ご親切に!どうも。

城下町です。
さて!風俗研究の徒としては
遊廓の跡でもたずねましょうか。

ん!?
以前おとずれたとき
特筆すべきものもなかったような。

じゃ!津山城跡に行きます。

築城した森忠政がいます。
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信長公記によると
本能寺の変で!森乱!森力!森坊の
兄弟が討ち死にとあります。

森乱は後に森蘭丸とも書かれていますが。
忠政は蘭丸の弟ですが
父・森可成の六男とも七男とも!
よく分かりません。

織田信長の小姓だったのですが
本能寺の変には遭遇していません。

いずれにしろ!
森家の兄たちがみんな死んで
家督が舞い込んできたようです。

立派な石垣が多く残っています。
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古い積み方です。
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小学生の女児が「野面(のづら)積み」だと
家族に説明しています。
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なるほど。
後ろで講義(!)を拝聴します。
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津山城は
慶長21 年(1616)完成だそうですので
野面積みも終わりの時期でしょうか。



城跡の南の石垣の下の
「津山観光センター」の横の
「あっちゃんの大きな木」で名物の
「ホルモンうどん」をいただきます。
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少々西にある佐用町の名物の
ホルモンうどんはつけだれで食べますが
ここのものは焼きそばのような形です。
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上品(!)です。
今まで食べたホルモンうどんのような
野趣が乏しい。

でも!値段はすごい!
税込み 1,000 円!



(太田牛一著/信長公記/桑田忠親校注/)参照
(敬称略)
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