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彫刻の道 静思館 多田銀銅山 [みんなで歩けばこわくない]

能勢電鉄でもらったマップにある
「彫刻の道・多田銀銅山・ふるさと館コース」を
トレースします。

車道ですが
あんまり通行量のない彫刻の道。
どの民家の周囲にも柿の実がいっぱいの季節。
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畑にはそばの実が。
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それはウドの実かな。
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ああ!アマガエルの方が気になるのですか。



猪名川町役場を横切って
静思館に裏口から入ります。
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江戸時代の豪農の屋敷を模して
昭和 10 年に完成した総桧造り。

家は江戸時代様式ですが
建築主がイギリス生活の長い人でしたので
この山深い里の 80 年前で
床暖房やら
水洗便所を取り入れています。

前回訪問したとき驚いた給水塔。
その水を使う水洗便所を見学。
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今も女子便所として使っています。

ま!こんな豪邸の使用人だらけの家に
お嫁に行かないようにね!大変そう。

「そんな口はかからないから大丈夫」



稲刈りの進む道をとぼとぼ歩いて
多田銀銅山・悠久広場へ。
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明治時代の精錬所の跡地に
最近整備されたようです。

このレンガ造りの遺構は頭の方の一部らしい。
地下にもっと埋まっているとか。

このあたりは多田銀銅山の銀山地区だったとか。
最盛期には 3,000 軒 10,000 人!?
細い谷間に?!
そりゃ大変な賑わい!混雑ぶりだったでしょう。

当然!風俗営業店もできたことでしょう。

「それしか考えることないの?!」

広場に隣接して
その歴史の紹介や
鉱山道具を展示している悠久の館があります。

付近にウラジロに似た
ヘビノネゴザが多く見られます。
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このシダは
山師たちが鉱山を探す目安のひとつ。
「カナヤマシダ」とか「カナシダ」と呼ばれて
重金属の毒に耐性が強いとか。

このシダが繁っているところには
鉱脈があるかも知れないそうです。



2,000 を越える坑道の中で
今!唯一入れるのは青木間歩(まぶ)です。
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間歩とは
古今亭志ん生が高座でよく
「あぶみてぇなつらをしやがって」といっていた
色男を指す「間夫(まぶ)」ではありません。
漢字が違います!間違えないように。

「そんな間ぬけはいないでしょう!」

機械掘りの跡です。
近年なので大きい坑道だといいますが狭い。
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大昔の坑道はこれよりまだ小さいはず。
どんなに窮屈だったことでしょう。

こんなところでイタズラしないでね。

「だれがぁ?そんなこと考えるのはあなただけ!」

仰げば立坑がはるか上までつづいていますが
これは大変狭い!細い!
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こんなヘビが通うような穴で
よくまぁ!働いていましたね。

アラフォー(around 40)のおね~さんなら
垂れぎみのバスト(知らんけど)が引っかかって
余計に伸びるでしょう。

「あなたはおなかがつかえて一生出られません!」

鉱脈が地表に出ている大露頭を過ぎて
秀吉の経済を支えた
台所間歩と瓢箪(ひょうたん)間歩へ。
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鉱山のおベンキョーはおしまい。
北に向けて里山を行きますよ。

村上新田です。
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新田といっても
17 世紀の終わりごろの開発らしい。

ここに村ができていたそうですが
家もなければ田んぼも草だらけ。

最上部から振り返れば
棚田らしいのがどうにか分かるくらい。
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耕作しているのはほんの少しですね。

急に細い山道になりましたが
一気に峠を越えますよ。



「道の駅いながわ」に降りてきました。

道の駅ブームなのか
こんな山中に大勢の人ですね。

地図にある
猪名川町立「ふるさと館」まで足を伸ばしますか。

「もう帰りたい」

では!あと 1 時間もすればバスがくるでしょう。
農産物の試食でもさせてもらいながら
待ちますか。

この辺も黒豆の里でした。
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「黒枝豆狩り」をしています。
1 株 350 円!
どんな妙味があるのやら。



今日の戦利品。
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道の駅で買った甘い豆柿 100 円。
うるち米で搗いたような餅 280 円。
米粉 100%のマドレーヌ 160 円!いずれも税込み。
栗の実は道中で拾いました。
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