なんじゃもんじゃ 大阪城 江戸堀

「なんじゃもんじゃ！知ってるよね？！」

それぞれの地方で指すものが違うので！
いきなりいわれても。

「大阪城にあるらしい」

ヒトツバタゴのこと！？

「咲いているか見てきて！撮ってきて」

いやですよ。

「今日はこどもの日（2016/05/05）」
「どうせ暇なんでしょ！」

失敬な！
正直ものの節季働き！ですよ。

「それをいうなら！怠けものの節句働き！」

む、、、。



アラフォー（around 40）の発情おね～さんの
たぶん恋の小道具を集めに
なんで忙しい（ウソついてすみません）私が！

ま！昼どき！ちょこっとのぞいてきますか。

ＪＲ大阪城公園駅を降りると
なんですか！？
わけ～娘っこが佃煮にするほどいるんじゃがの！

大阪城ホールでジャニーズ系の
ガキんちょ（失礼！）のコンサート？！

身動きもままにならない
人ごみを避けて第二寝屋川沿いを歩けば
フェンスに目隠しシートを張っています。
なにを隠したいの！？

対岸からのぞめば！


旧帝国陸軍の船着き場かな。

その昔
大阪城付近は重要な軍事施設だったのです。

そのまま下流に行けば
砲兵工廠（ほうへいこうしょう）の建てものが
まだ残っています。


これからどうするのでしょう。
ここは化学分析場とも聞きましたので
まだ危険なものが詰まっているのでしょうか。



京橋口から天守閣に向かえば
内濠（うちぼり）に金色の舟が！


秀吉といえば黄金！？


まさか秀吉の時代にはなかったでしょうけど。
「天下一の黄金の和船・大阪城御座船」とか。
乗船には 20 分の周遊で 1,500 円必要。

極楽橋を渡って
茶々の自刃の碑にあいさつをしましょう。


あ！後ろの石垣に奇妙な階段。


鉄骨鉄筋造り！？
新しくも古くもないような！中途半端なもの。
すごい！
上の方で山里丸（石垣）をくり抜いています！

上から見れば全然劣化はないようですが
通行は禁止。


大大阪博覧会のときの観客の通路らしい。
博覧会は大正 14 年（1925）ですね。
そのときはこの周辺は秘密の多い軍事施設。
観客をごく狭い範囲に
誘導する必要があったのかも。



天守閣の前の旧陸軍第四司令部。


いつもことばは出ず！こそこそ通り過ぎます。

桜門の前から下の空堀を見降ろせば。


石垣に大きな穴が開いています。


旧陸軍が防空壕として
城の下を縦横に掘っていたという
うわさがあります。
その出入り口かも。



今日はあんまり
人の目がいかないところばかり気になりました。
なぜかゆううつになり帰ります。

あ！帰ったらあかん。
「なんじゃもんじゃ」でした。

でも！ありましたか！？
気がつきませんでした。
雪が積もったように白くなっているはずですが。

地方によっては
「なんじゃもんじゃ」と呼ぶ
クスノキやニレはありましたから
その写真でごまかしましょうか。

念のため
観光のボランティアガイド詰所で尋ねると
おばちゃんがすぐ案内してくれました。

これ！？


花は？

「一週間前に散りました」そうですよ。



地下鉄に乗って四ツ橋筋に出ました。

「江戸堀１」の交差点。


「なんじゃもんじゃ（ヒトツバタゴ）」が咲いています。

私が落胆したら
大阪城のガイドのおばちゃんが
「江戸堀（えどぼり）ならまだ咲いている」と
教えてくれたのです。
一瞬！メンドくさいなと思ったのですが
いつもお世話になっているお局さまのためなら。

通行量の多いこのうるさい通りに
数本かたまって咲いています。


でも！もうここも盛りは過ぎています。
あなたのように。（いえ！なんでもありません）


早く行かないと散ってしまいますよ。
その前に恋も散っていることでしょうけど。