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東南アジア? くらしの今昔館 抹茶プリン [食い意地]

江戸時代の大坂(大阪)の街の夕暮れ。
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やがて日暮れて月が出ました。
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横で!急に!
韓国からきた幼児が泣き出しました。

闇が怖くなったのですね。
いにしえから人は
闇には畏怖の念を持つのですね。
万国共通ですね。

夜明けです。
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街に人がうごめいています。

わ!
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ここ大坂なの?!
日本なの!?

ほとんど韓国語!
ときどき英語。
だぼだぼと和服を着た
美しい人もそれなりの人も
日本語をはなしていません。

韓国の人の SNS では
ここの情報が
無数に飛び交っているのだそうな。

大阪市立住まいのミュージアム
「大阪くらしの今昔館」(大阪市北区)に
きています。
わたしニッポン人!少数民族です。



路地にわんこの母子がいました。
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みんなで可愛がる「町犬」でしょうか。
母わんこが「てん」
こどもが「ろく」と命名されていました。

庶民の住む「しもたや」を見て行きます。

「しもたや」は漢字では
「仕舞家(屋)」と書くらしい。

館内の桂米朝の声の解説では
十分商いをしてから
店を仕舞った後の住居をいうらしい。

転じて
商家でない家をいうようになったのかも。

貸家は基本的に
スケルトン(がらんどう)貸しなんですね。
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へっつい(カマド)も
入居者持ちなんですか。
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だから!へっついは
新品・中古品の市場があったのですね。

上方落語に
「へっつい盗っ人(へっつい泥棒)」
という演目がありますね。

「きょう日(最近)へっついさん!」
「安うおまへんで」

買えないので
間抜けなふたりが
盗みに行くはなしですが。
単純なナンセンスものですから
演者次第です。
ウデのある落語家の高座では
大いに笑えます。

「へっつい」とは
枕草子の一部の写本(能因本とか)に
あるそうですので
上方のことばかと思っていたのですが。

江戸で刷られた
「なぞなぞの絵本」(本の題は不明)に

「品川」とかけて
「へっついの下」ととく
こころは「おきが見える」

というのがありますので
全国的なことばだったのでしょうか。

ま!へっついの買えないものは
かんてき(七輪)で調理したようです。

畳もないから
貧乏人の冬はさぞ寒いことでしょう。



ミュージアムを出て横の
天神橋筋商店街を南下します。
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日本一長いアーケード街。
ここも SNS に渦巻いているのか
目を閉じれば
外国の街を歩いているかのよう。

昔!安くておいしい
「プリン」を買ったような。
100 円くらいだったような。
はは!いつの時代のことやら。
いっしょに食べた人も忘れるほどの昔。

ありませんね。
なければ!よけいに恋しいぞ。
あ!そのときの人は
どうでもいいですけど。

「てんとうむし」は
健在です。(拙ブログ 2012/03/23
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てんとうむしの背中の「点」が
よっつで「てんよん」
つまり「天神橋筋 4 番街」を
表現しているのでしょうか。

天神橋筋商店街のほぼ中間あたり
上に阪神高速道が通っているところに
橋があります。
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欄干のオブジェ(?)があるだけですが。

女夫(夫婦)池があり
そこを横切る橋があったのですね。

1749 年の地図。
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左が北。
右下のほうの橋が天神橋。
左下の細長いものが夫婦池・夫婦橋。
すでに 268 年前に
今の街の態をなしています。



橋のたもとに「扇町プリン」?!
ここは地下鉄・扇町駅の上でしたか。

「プリンじゃあ!

TVアニメの「おじゃる丸」みたいな
声になってしまいます。

「プリン賛歌」が聞こえるじゃないですか。
ま!私だけに聞こえるのですが。


「おお ソナタを知って マロはクラクラ

「やんごとなき甘さ マロをとろかせる


いっぱいあるのぉ!
チョコだの!キャラメルだの!
食べたこともないものが数種類。

しっかし!
高いのぉ!
1 本税込み 378 円。

1 本というのは
牛乳瓶のミニチュアのような
ガラスの瓶に入っているのです。

マロは!おじゃる丸は
1 日に 1 個と決められています。
わたくしめも 1 個でようごぜ~ます。

抹茶味のをひとつ。
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あれ!?
最初からこうでしたか。
それとも持って帰るとき振ったから
こんな色になったのかな。

小豆あんが少し入っていましたが。


「スプーンでつつけば ふるえる黄色いソナタ

「マロとソナタの 秘密の会話


抹茶味ですから
黄色いことはありませんが。

金額でいえば
ランチ分くらいかかっていますが。
みんな食べて!おなかがすきました。



プリンを食べられて幸せ。

プリン賛歌を作詞した
犬丸りんは
食べられない遠くに行って久しいのに。



(敬称略)
タグ:枕草子
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