SSブログ

炭酸水の宝塚 [お命!いただきます]

あれ!?
むさくるしい顔を
強盗のようにマスクで隠しているけど
一瞥すれば分かる居酒屋のおじさん。

私が 3 日に 2 回は通っている
近所の安売りスーパーの入り口でばったり。

「どうしたんだべ?
「ここまでこなくても
「近くに大きなスーパーがあるでしょ。

『たんさん。

「乾電池?

『はぁ?たんさんを買いにきたんや。

こちらは単三電池と思うじゃないですか。
ここの電池は
このあたりでは百円ショップより
お得感がありますから。

はは!炭酸水を買いにきていました。

生ビールと日本酒と
酒屋を 2 軒も使っていながら
炭酸水ですと?!

「どちらかについでに配達させたら?

『高い!

高くたって!なん十円も違わないでしょ。

だいたいどこのスーパーでも
37 円(税抜き)から 45 円くらいのもの。
blog21.jpg

でも!エラいなぁ。
栄養失調(?)の体で
1 円でも安い炭酸水を探して
重い瓶の箱を
駐車禁止の標識の前に停めた
くるままで運んでいました。



「炭酸」!?
炭酸ガス?!
二酸化炭素ですよね。
水に溶けるのか!
混ざるのかしやすい気体でしょうか。

その混ざった水を
「炭酸」とか
「炭酸水」と呼ぶのでしょうか。

良質の水に恵まれないヨーロッパでは
質のいい鉱泉から水を運んでいたのですね。
すなわち!ミネラルウォーター。

その中で炭酸泉水は腐敗しにくく
おいしく
清涼感があり
食欲増進とかの
薬効があるといわれていたらしい。

ただ!困ったことに
炭酸水からは
すぐ!二酸化炭素が抜けてしまうのですね。



阪急・宝塚駅直結のビルの SORIO 1 の
え~と!なん階かな。

このビル!
B2 GF 1F 2F 3F と表示されているんです。
ま!いいですけどね。

その 1F に
「珈琲専科 coffee Canon」がありました。
blog22.jpg

「おはようセット」があります。
さすが!おしゃれな街ですね。

ああ。
blog23.jpg

大阪市の
おもちゃ箱をひっくり返したような街にある
モーニングサービスとおなじですなぁ。

金額が税込み 500 円!
しっかりとりますね。
おしゃれですねぇ。



朝というのにぼんやりとした脳で
コーヒーを飲んでいたら
思い出しました!炭酸水!
ここがウィルキンソンの
発祥の地じゃなかったですか。

外に出たら武庫川に直結。

宝来橋を渡れば
橋の南詰めの「ホテル若水」の前に
「宝塚温泉」の碑があります。
blog24.jpg

その横に「たんさん水」の碑もあります。

イギリス人のウィルキンソンが
ここで見つけた鉱泉水を
瓶詰めにして販売したのは
明治 23 年(1890)のこと。

この鉱泉には「鹹(から)い水」と
「酸(す)い水」とがあったとか。

「鹹(から)い水」を「NIOU」と命名。
「仁王」ですね。
だから!当初のブランドは
「仁王印ウォーター」らしい。

「酸(す)い水」は「TANSAN」
すなわち「炭酸」
それが「炭酸水」の嚆矢(こうし)
現代に一般化している名称でしたか。

宝来橋から武庫川をのぞきます。
blog25.jpg

この河原に源泉があったのやら。



あの居酒屋がいいます。
「最近の客は炭酸水の銘柄を指定する。

指定する人の多くは
「ウィルキンソン」というらしい。

「ウィルキンソンは高いんやけどなぁ。
blog26.jpg

なるほど!
わが安売りスーパーでも 69 円。
たしかに高い。

『じゃ!高く請求すればいいじゃないの。

「なかなか!そうもね。

ウィルキンソンはすでに
宝塚市・西宮市から撤退しています。

明石市のアサヒ飲料で生産しているらしい。
それでも飲み屋の客は指定するんですね。



(野村鉄男著/ラムネLamuneらむね/)参照
(敬称略)
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。