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どん底 死は貧乏人にもやさしい [活動写真]

映画「どん底」を見ました。
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1936 年!フランスの作品。
気の遠くなるほど昔の映画です。

「どん底」はゴーリキーが
書いたのじゃないかというくらいの
知識しかありません。
それは小説なのか!戯曲なのか!
ルポルタージュなのか!
エッセイなのかも知りません。

今思えば!ゴーリキーが
男性か女性か
その他なのかも認識がありません。

だいたい!お勉強嫌いで!
活字を追えば!すぐ眠くなり
特に小説は完読する根気がありません。

それにガッコーですすめる!いや!
押しつける物語は
どれもこれも面白くありません。

文豪といわれる
川端康成!三島由紀夫などの作品が
変質者のひとりごととしか思えないのは
自分のほうが変質者と
思わざるを得ませんでしたが。

後年!橋本治が
おなじようなことをいったので
自分は 100 %変質者でもなかったかと
妙な安心感を得たものです。

それで「どん底」を学ばなかった
いい訳にはなりませんが。



監督は印象派の画家
ピエール・オーギュスト・ルノワールの
次男のジャン・ルノワールだとか。

それで!ロシア文学なのに
フランスの街を舞台にしているようです。

そこは木賃宿!?
下宿屋?!
種々雑多な男女がたむろしています。
元・男爵もいれば!泥棒もいて
浮気ものもいれば!娼婦もいて
ギャンブル等の依存症はあたりまえにいて
奴隷のように働かされている娘もいます。

死もあれば精神もイカれます。

ひと部屋?!
宿でも下宿でもいいのですが
仕切りがないのですが。

筋の通ったストーリィもないような。



藤田嗣治(1886 ~ 1968)が
パリに行ったときには
10 万人の美術家が
世界から集結していたとか。

それをとりまくモデルや画商等々。
ほぼ全員が食えません。
画家ばかり寄ってくる
カッフェ街があったとか。
クロアッサン(!)と
カッフェ(!)だけで終日
談笑し!議論し!
けんかをしていたそうな。

そんな木賃宿でもないような。

カッフェ街なら将来の夢が
多少でもあったのでしょうけど
この宿のものにはなにもないような。
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死は貧乏人にもやさしい!ですって。
なるほど。



ところで
「どん底」は標準語なんですか!?

大阪市の周辺の
方言に「ど」がありますが。

汚いことばです。
けんかことばでしょう。

どあほう!どがいしょなし!とか。

どしゃべりの!どすべた!
どづきあげて
どたふくを!どけつね顔にしたろか!

おしゃべりなおね~さん!
たたいて
お多福をキツネ顔に
変形してあげましょうか。

大阪から遠くの地方で
「ど真ん中」なんて汚いことばを
米の銘柄にしていましたが
まずいんじゃないんですか。

「どん」は「ど」の変形?!
さらに強調した接頭語!?

「どん底」といっても
「どん天井」とはいいませんよね。

やっぱり!関西の僻地(失礼!)の
罵倒!侮辱ことばのような。



(藤田嗣治著/腕一本 巴里の横顔/)参照
(敬称略)
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