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皿盛はカレー 肉のないかしわ店 [平安京有情]

ここは白川。
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比叡山のほうから流れてきて
鴨川に落ちる川の終わりのほう!
知恩院の西側の街の中です。

花崗岩の砂が流れてきていたので
川底が常に白かったのだそうな。
それで白川。
明解な名前。

でも!今では南禅寺の西側で
琵琶湖疏水と合流してから
分流してくるので
往年の色があるのやら。

西に目をやれば!商店街のアーケード。
「知恩院 門前町 古川町商店街」です。
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商店街を歩くのは楽しい。
なにも買わないのに。
買えないのに!懐中不如意は寂しい。

まぁ!レトロ感!いっぱい。
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インバウンド(訪日旅行)のひとばかり。

錦市場と並ぶほどの
有名な商店街だったのだそうですが
今や錦市場のほうは観光客で
おしくらまんじゅう状態ですがね。

商店街は南北につづいていて
北の端は三条通り。

三条通りにはひともくるまも
売るほど往来していますが
商店街に気づくものがいるのやら。
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頑張ってくだされ。



商店街を出たところが東山駅ですが
三条駅まで 500m もないので
そちらに向かって歩きます。

篠田屋の「皿盛(さらもり)」で
ランチして帰りますか。
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カツカレーを
皿盛というのですが。
そうとう昔から。

おお!カツは薄いけど
カレーのルーはあふれるほど。
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ひぇ~!税込み 800 円!
大昔の感覚で
500 円以下のつもりでいますが。
ときが流れているのを自覚しましょう。



偶然にも
知恩院の近くの商店街を歩いたといったら
ちょっと!美人ぶって
おりこうぶっているおね~さんが
「肉のないかしわ店」があったか?と
聞きます。

なんですか!?

「かしわ」とは
茶褐色の羽の鶏の肉かな。

関西では羽の色がなに色でも
鶏肉は「かしわ」と呼ぶのかも。

「夢路いとし・喜味こいし」の漫才では
ニワトリが死んだら
戒名が「かしわ」だそうな。

茶褐色の鶏は高級な鶏でしょうか。
だから!どんな鶏の肉も
かしわの肉だといいたがるのかな。

ま!牛肉でいえば
ホルスタインの肉でも
松阪牛の肉というようなものでしょうか。

お叱りを受けそうな発言。
すみません!あやまっておきます。



閑話休題。

古い「かしわ店」の
古い冷蔵ショーケースが壊れたので
生肉を陳列できなくなったのだそうな。

店主夫妻は高齢で
高いお金をつぎ込んで
入れ替えるほどの元気はないとか。

だれかが陳列の肉の代わりに
写真を置いてくれたといいます。

それが!よかったのだそうな。
注文してからさばくので
新鮮で!評判もよく
店もロスが少ないとか。

商店街の写真をいくつか撮っていますが。

ああ!この店舗ですか。
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そのつもりで撮影していないので
角度も悪く!分かりにくいのですが。
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たしかに「写真」の陳列ですね。



(敬称略)
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