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たけのこ菓子!絶品! [お命!いただきます]

映画監督の小津安二郎が
蓼科でシナリオを練っていたときいったそうな。

「京都のは筍(たけのこ)だが」
「この辺のは竹の子だ」と。

竹の種類はたくさんあるものの
ここでいう筍は
孟宗竹の筍のことでしょうね。

京都の筍は「畑」で作られていますからね。
その手間とお金のかけ方は半端じゃありません。

たしかに京都の朝掘りの筍は
どんな料理にしてもおいしいものです。

アメリカ人が
茹でた筍にマヨネーズをかけて
ナイフとフォークで食べていたそうですが
なるほど!



もう孟宗竹の筍の季節は終わり
「淡竹(はちく)」の筍が出回る季節になりました。

ぬかや米のとぎ汁を使わなくても
水だけでゆでて食べられます。

たぶん淡竹でも折り立てじゃないと
多少エグミが出るのかも知れませんが
それでも孟宗竹のそれに比較すれば
なんともありませんが。



そんなときに変ですが
孟宗竹の筍を取り出します。

筍のシロップ漬けを忘れていました。はは。

ゆでた筍を切って
湯に砂糖を加えて煮込んで冷ましておき
翌日にちょっと砂糖を足して煮込んで冷まし、、、
それを1 週間ばかり繰り返したら飽きたのですが
明確な仕上がりの絵が描けず
その汁ごと瓶に入れておいたのですが。

取り出して砂糖を振ってみます。
blog91.jpg

スゲ~甘い!

しかし!
それと感じない程度に塩を振ったりして
調味して仕上げたら
お菓子として出せるのでは。



ゆで筍を(もちろん!孟宗竹の!)
梅肉(梅干の肉をたたいたもの)にはさんで
冷蔵庫に保存していましたが。
blog92.jpg

おいしい!
弁当にも入れて持って行けそう。

梅肉をぬぐって
砂糖を振ってみたら。
blog93.jpg

これ!
すごく!おいしい!

これだけで焼酎の水割りを 4、5 杯飲んで
ごはんを食べてしまいました。

グラニュー糖かなにか
さらさらした砂糖を使えば
もっときれいに見えるのかも知れませんが。



(「小津安二郎」の逸話は)
(渡辺文雄著/百歩百味/日本の味/)
(「アメリカ人」の食べ方は)
(太田愛人著/辺境の食物誌/で読みました)

(敬称略)
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