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畝傍山から神武天皇陵へ [みんなで歩けばこわくない]

橿原神宮です。
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はい!帽子やかぶりものや
アデランスをはずして一礼しましょう。

「やだぁん!国粋主義者ではないのに」

よその家に入れてもらう礼儀として!です。
帰依は関係なく!日本人の礼節です。

「橿原神宮庁って?!」
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「そんな役所や大臣がいたかしら?」

役所ではありません。
宗教法人でしょう。
神宮(伊勢)の出先機関かな。

「ブランチ?!」

ま!会社でいえばね。



広い境内です。
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明治時代になって創建した皇国史観の具象です。

さらに昭和 15 年(1940)
「紀元二千六百年」とかで
全国から動員して大拡張したようです。

そのときに皇国少年とおだてられ
こき使われた邦光史郎や黒岩重吾は
作家になってから
うらみつらみを書きなぐっています。
それなら!少年のとき
サボったらよかったのにね。

神武天皇をおまつりしてあります。

「神武天皇って実在の人?」

古事記・日本書紀にありますからね。

ウソをつくにしても
なにかがあったのじゃないでしょうか。

私がブログを書くときにも
マクワウリを食べて
マスクメロンはおいしかったくらいいいますからね。

「あなたの場合は千にひとつだもんね!真実は」

ほっといて!

神武天皇もまったくなにもないというより
ゴマ粒くらいな存在は
記・紀に隠されていると思うのですが。



向こうに畝傍山(うねびやま)が見えます。

あの右になだらかに落ちる稜線上に
神武天皇陵があったのじゃないかな。

古事記に

「畝火山(うねびやま)の北の」
「白檮(かし)の尾の上(へ)にある」

とありますからね。

江戸幕府が「文久の修陵」のとき否定して
現在の平地に治定してしまったのを
明治政府が踏襲しているのですが。
いい加減なものだと私は思います。



ともかく登ってみましょう。

「この暑いとき!死んじゃうよ」

そんな困難な山ではありません。
標高 199m 。
丘です。
あなたのように若くて、、、
ま!古希のじいさんからみると娘ほど若くて
美しい、、、と思う人は美しい女性は
子鹿のようにスキップで登れます。

登山口にカラスが死んでいました。
お盆でしたからね。

「お盆にはカラスが死ぬの?」

口から出まかせです。
いちいち気にしていたら
私といっしょに暮らせませんよ。

「死刑にするといっても暮らさないよ」



木漏れ陽のいい道でしょ。
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「こらっ!撮るな!」

「勝手に撮って!いつもみなさん!怒らないの!?」

私の企画するハイキングにやってくる
アラフォー(around 40)のおね~さん方や
その母親くらいなおばさんたちの女性陣は
「撮って!撮って!」という人と
カメラを向けると
鬼のような形相で怒る人といます。

ま!だいたい「撮って」という人は全体の 1 割。
それなりに美人です。

怒る人も 1 割。
それなりに不細工な人です。

あ!いや!とてもきれいな人でも
撮影NGの人もいます。

あ!もう遅いか!いい訳は。



山頂です。
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「畝火山口神社社殿跡」の碑があります。

「畝火山」は「畝傍山」と同じです。
漢字表記がいろいろあります。
試みに万葉集を見ると「雲飛山」とありました。

突如!ふもとに橿原神宮が造られたため
恐れ多くも
上からながめるとはなんたるざまかと叱られて
罰として(?)社格を下げられて
橿原神宮の見えない向こう側のふもとに
遷座させられたのでしょう。

この山の尾根にあった神武天皇陵のそばで
御陵を守ってきた洞(ほら)村も
新・神武天皇陵を勝手に下に造っておいてから
上にいるとはとはけしからんと降ろされたと
住井すゑ著/橋のない川/にあったような。

歴史とか伝統とかいうものは
為政者がもてあそびたりがります。



その畝火山口神社へ降りますよ。

ん?!こっちだったかな。
長い間くることがなかったもので、、、。

ああ!大丈夫!ここです。
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観光トイレができています。
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橿原市も観光予算が増えてきたのかな。
トイレが近い(?)おね~さん!喜ぶまいことか。

「クモ(蜘蛛)!クモがいっぱい!」
「こわ~い!」

うるさ~い!
生娘でもあるまいし!(知らんけど)
蹴散らして!早くおしっこしなさい。

「水!水がない!」

汲み取り式の上に
手洗いがまったくありません。
もう少し予算をつけてくださいな。

さらに下れば心当たりがあります!水の。
炎天下の舗道ですが急ぎましょう。

大師堂です。
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ここの井戸水は名水らしく
よく水を汲みにきている人に遭遇します。

私たちもいただきましょう。
手を洗ってからね。

冷たい!



「大丈夫!?この道で」
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大丈夫です!たぶん。
ほら!林が見えるでしょ。

やっぱり。
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今の神武天皇陵です。

「帝王の墳墓は山のごとく陵(おか)のごとし」と
養老令かなんかにあるそうですが。
全然違うでしょ。
あなたのバストのようでしょ。

「ん?」

ぺちゃんこ!

あ!脱いだらすごいんですよね。(知らんけど)

それに東西 500m 南北 400m はありそうな広大な境内。
延喜式(927 年)の記載の神武陵は
およそ 100m × 200m だそうですから
もう!なにがなんやら。

場所といい!広さといい
嘘八百といえば不謹慎とそしられるでしょうか。

残暑の太陽がきついですね。
はい!礼をして
おいとましましょう。



(敬称略)
タグ:古事記
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